賃上げして、消費税で回収すればOK
経団連会長が賃上げと、消費税増税を考えている。賃上げを歓迎していると、消費税で回収される。
賃上げしても追いつかない
今年の春に賃上げをして、来年も賃上げを目標としているようだ。ただおそらく、賃上げをしても物価高と増税に追いついていないだろう。なぜなら、賃上げしたからその分、商品価格に転嫁されるからだ。回収と「賃上げしてるから消費者少しぐらい上げても大丈夫」という考えだ。
それに伴って、増税してもいいよね論が展開される。賃上げ対象の企業の社員はまだましだ。トントンか、少しぐらい緩和されるかもしれない。しかし賃上げできない企業の社員は、悲惨だ。賃上げがベースとなって、物価と税率が計算されるからだ。つまり置いてきぼり。
昔から2極化と言われているが、もうおそらく追いつけないだろう。2極化というワードすら差別的になって最近では見なくなっている。
賃上げで喜んでいると
うちは大企業だから賃上げ対象だから嬉しい!と喜んでいると、足元を掬われる。賃上げして、物価高になって、消費税を増税すれば、結果的に税収アップになる。先に与えて、あとから回収だ。消費税は逃げようがないので、らくらく回収することができる。
賃上げをしても、その分生活がラクになるかと思っても、なかなか実感できないだろう。もれなく、所得税その他、社会保障料も連れて上がる。
賃上げなしなら、サイレントテロしかない
多くの人は賃上げの恩恵に預かれないだろう。私もそうだ。ただ私の場合は資産収入と独身ということでなんとかなっている。しかし、資産もなくさらに既婚であるならば、サイレントテロしかない。もちろん独身者できつい人もだ。
収入が増えないのであれば、支出を減らすしかない。単純明快だ。こうやって消費税増税の話題を小出しにして、庶民への抵抗をすこしづつ和らげておく。急に増税とかいうと強烈な批判を食らうから。
小出しにして、仕方ないというムードを漂わせてから、増税だ。減税はありえないのだから、維持か増税しかない。どう考えても維持はないだろう。ということは、増税を覚悟しなくてはならない。次は13%か?その頃には、しれっと各種控除(サラリーマン狙い撃ち)が減ったり、社会保険料も上がっていることだろう。
残念ながら、リスクを取らない通常ルート(稼いで貯金)では、にっちもさっちもいかなくなった。なので、サイレントテロと新NISAが庶民への希望の道だ。大企業に入れないのであれば、大卒は不要で、高卒サイレントテロ&新NISAのほうが人生イージーだと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?