見出し画像

積立投資をマクロな視点で考える

投資はマクロな視点で考えることが重要だ。特に積立投資は長期なので、より重要になる。マクロな視点を持てば、下げこそ買いということがわかる。

マクロな視点とミクロな視点

マクロな視点とは、大きな規模で社会や経済を見ることです。例えば、国や地域全体の経済成長率や失業率、物価水準などを調べることがマクロな視点です。マクロな視点では、個々の人や企業の行動は考慮されません。代表的な指標としては、国内総生産(GDP)や国民所得などがあります。

一方、ミクロな視点とは、個々の人や企業の行動を中心に見ることです。例えば、個人の消費行動や企業の生産・販売戦略、労働者の労働市場における賃金交渉などを調べることがミクロな視点です。ミクロな視点では、個人や企業の行動が社会全体の結果に影響を与えることが考慮されます。

つまり、マクロな視点は社会全体を俯瞰して見ることであり、ミクロな視点は個々の人や企業がどのような行動をとるかを中心に見ることです。両方の視点を持ち合わせることで、社会や経済をより深く理解することができます。

株式相場全体は基本的には上がるように設計されている

株式相場上下を繰り返す。マクロな視点でみれば、なんとかショック、例えばテロとか地震とかウイルスとか戦争とか世界レベルの不安、倒産とか業界や国への不安などがある。そのときは大きく株価は下がる。だれもが不安になってリスクを取る場合ではないからだ。しかしながら、中央銀行はその都度なにかしらの手を打ってくる。株式相場を正常に戻そうという力が働く。平常時は経済が安定していて上がるし、暴落時も中央銀行が下げをとめようとして結果的に上がる。つまり基本的には上がるように設計されている。

個別株は別

もちろん、中央銀行は個別の企業は救わない。今回のシリコンバレーバンクのように、多くの人々の経済不安に直結するなら救うが。なので、個別株は需要と供給で株価が上下する。決算の良し悪しだ。たとえ決算が良くても、機関投資家の受けがよくなかったら上がらない。個別株が難しい理由はここにある。

インデックス積立投資

マクロな視点で考えて、インデックス投資をするならば、基本的には経済は成長するという考えの元、株は買われ上昇する。そして、暴落することもある。それは、なんとかショックがあるからだ。世界は常に平和というわけではない、そして人は恐怖には敏感に反応するようにできているからだ。しかし、そのたびに中央銀行が救ってくれる。なのでいずれ株価はもとに戻る。これを永遠と繰り返す。このように考えれば、一番利益を出せるところは下がったところを買うということがわかる。個別株は救えないが、インデックス指数なら救ってもらえる。ドルコスト平均法もいいが、最良は暴落したときのみ買い出動するのが理想だ。しかし恐怖のなか買うのはなかなか勇気がいる。平常時でも経済は成長して株価は上昇するが、大して上昇しない。一番値幅が取れるのは暴落からの戻りだ。なので、インデックス投資のパフォーマンスを上げたければ、下げたところを買うというのが答えになる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?