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flos' finitis
とある世界のとある時代、天災と言うものが存在していた世界線。
殺戮兵器「flos' finitis」もその一種であった。
flos' finitisは1000年に一度開花し、その花粉を吸い込んだものは極彩色の華となってしまうのであった……。
1000年に一度の天災が過ぎ、極彩色の華は色をしおらせていく。そして漆黒の植物へと形を変えていくのであった。
とある世界のとある時代、flos' finitisが開花しようとしていた。人々はその天災から逃れるかのように場所を移動し暮らしていたが、突如として現れた極彩色の華。人々を絶望へと追いやるのであった。
「私は見てしまったんだ、人がガラスの花になっていくのを!」「そんなの伝説だろ?」そんな会話の中でflos' finitisは猛威を振るっていく。人々を華へと変え、そのエネルギーでさらに花粉を飛ばしていく。人々の逃れるすべはなかったのである。「人はこうして華になっていくのだ。」
こうして2000年の時が経ち、flos' finitisは殲滅させられた……はずだった。とある少年が後ろを振り向いた時、そこには青く光る極彩色の華が今にも咲こうとしていたのであった。
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