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後ろ向きなフランス語学習

訳あって、フランス語を勉強している。どうしても必要だからやっているので、やらなければならない。

しかし、つらい。

そもそも、本当にフランスに全く興味もなかったので、やらねばならぬこととしてやるのがツライ。
Twitterで、フランス留学されてる方が "私はフランスに恋してるんですよ…"みたいなことを言っていて素敵だなと思った。そういう純粋な気持ちが、言語習得のモチベーションになるのは羨ましいなあと思う。私もフランスに憧れて大好きだったら良かったのに、人生なかなか都合よくいかない。

若かりし頃に触れていない第二言語って想像よりずっとしんどい。聞いたことないものばかりだから、全然覚えられない。
英語ならある程度できるのに、というもどかしさもあって、逆にフランス語が全くできないのを実感してしまう。簡単なことですら、どう言えばいいのか分からなくていちいち絶望する。数字すら分からない。what is your name?とかhow old are you?みたいな簡単な会話すらできない。いや文はおろか、むしろ単語すら知らない。あーもう嫌だ。嫌だ。

フランス語事案発生からすでに3年経っている。やらないとなあ〜が1年、適当にテキストを買って放置して1年。さすがに本腰を、、、と”フランス語・独学”でネット検索していい教材を見つけて揃えて、友人おすすめのDuolingo(有名な語学学習アプリ・ゲーム感覚でできる)もダウンロードして、、、気合を入れて始めては続かないを繰り返す1年。これがトドメ。

あ、もうこりゃあかん。

いやもうこれ、"勉強する"のは無理だな。”覚えようとする”のも無理だわ。どうにか、ハードルを下げまくるしかない。

というわけで、毎日少しだけでも"触れれば良い"にしようと決めた。ていうか、フランス語への接触回数が少な過ぎて、馴染めないので、まずは慣れるとこからだ!慣れればいいの、そう、学びは後回し。

勉強しなくていいなら、もう心が軽やかだ。
1日何かしらフランスに触れる。単語帳をパラパラ見るとか、duolingoを1ステージだけでもやるとか。
特に“睡眠学習も有効“というのをこれまたtwitterで見かけて、ほほう、採用!!と音源をスマホに入れて寝る前に聞くのは良かった。
聞くだけなのに、私はやってるぞ!えらい!と自己肯定感爆上がりである。だがしかし、毎日悪夢を見るようになったのでやめた。
まあでも、duolingoは単体だとつまづいてイヤになることと、文法学習と並行してやると楽しくなることを発見し、なんだかんだ毎日続けられるようになった。

ここまでの道のり長すぎる。ダラダラしてただけなのは知ってる。でも過去は振り返らない。
むしろこの三年でフランス語の映画やドラマを見まくったので、ちょっと知ってる単語も増えた気がする(覚えてはいない)し。ダラダラも無駄じゃない。それに好きなとこから入るのは大事だ。

いやあ、よかった!
1年近くそれなりに真面目にフランス語に取り組んだ!がんばった。会話もできる気がするし、読める気もする。すごいじゃん、私!!!

もしや初心者卒業!?へへへ。と満を辞して、フランス語で行われるフランス語講座に行き始めたら、簡単にノックアウトされた。何も聞き取れない。答えられない。授業中に泣きたくなった。はあ。

言語習得の道のりは長く厳しい。

ヘタレな自分や自分みたいな誰かをそっと応援する日記みたいなものです。