2022年面白かったコンテンツまとめ

今年のまとめ日記を書いてるけど、それとは別に今年見た映画やアニメ、
ゲームやテレビ番組のベスト話。

映画やアニメは、「トップ3」と「ほぼトップ3枠」みたいな感じで書きます。ほぼトップ3はその名の通りほぼトップ3なので差はほとんど無いです。
挙げた作品全部おすすめなので是非見てください。
ゲームやテレビ番組、ラジオ番組は面白かったやつを書きます。

映画(今年はあんまり見られなかったな)
1.『RRR


3時間ずっとクライマックス級、どの場面も突き抜けた面白さしかない最強インド映画。
アクション映画のマスターピースと言っても過言ではないと思う。
RRRを劇場で公開時に見た、ってことは後世までずっと自慢していい。
映画たくさん見てきたけど、「見たこと無い映像」ってまだこんなにもあったのかって感心した。どっかのYoutuberが「キリンを初めて見た人間」みたいな感想だった、って言ってて納得した。わー、すげー、でけえ、なにこれ、えええ…。
何が起こってるのかは全く意味わからないのに、今起こっていること自体は分かる演出が丁寧で良かった。

エンタメ作品としてずっと面白いのに、ちゃんとインドの歴史も組み込んだアカデミックな一面もあり、どの角度から見ても完璧な作品。こういう作品に100点満点中で5億点!とか言って良いんですよ。
もうこれを映画館で見ない理由が分からんし、こんなに楽しい作品を2千円以下で提供してくれる映画というエンターテインメントは本当に素晴らしい。他のエンターテインメントが霞んで仕方ない。2千円以下でこんな経験させてくれるエンタメ他にありますか?DJイベントやってる側として、この楽しさを超えるイベントを作らないとお客様は2千円払わんよなあと悔しくなった。
とにかく、今すぐGoogleでRRRを検索して近所の映画館に駆け込んでください。

2.『トップガン マーヴェリック

前作から36年。世界情勢もあり、ようやく、ようやく、ようやく、やっーーーーーーと見られた「マーヴェリック」、とんでもなかった。理屈とかそういうのじゃなくて映画館で味わえる最上の体験だったのでは?
映画って自分では実際に体験できなさそうな事象を経験させてくれるっていう所が面白いと思うんだけど、巨大IMAXスクリーンをフルで使った「本物」の経験を味あわせてくれたトム・クルーズに感謝よ。これがちゃんとヒットしてくれて嬉しい。多分世界的に考えても今年の1本といえばこれだと思う。「デス・スター」突入フォーマットってやっぱ超アガるよな。

3.『NOPE/ノープ

ジョーダン・ピール最新作、IMAX案件ということで通常スクリーンと池袋gdcsクソデカIMAXで鑑賞。映画のジャンルがどんどん変わっていくジェットコースター型ミステリー映画。あんなデカいスクリーンであんな映像を見させられて一体何なんだよって思った。
チンパンジーと空を見ることにしばらく恐怖を植え付けてきたクセが強い作品。

ほぼトップ3枠(順不同)
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』新年一発目のお祭り映画。積み上げてきた歴史をこんな形でクロスオーバーさせるとは!こうなったら最高だろうな、という妄想をちゃんと見せてくれた嬉しい一本。

ザ・バットマン』ずっと陰鬱な映像が流れ続ける緊張感ある一本。ヒーローものでもしっかりノワール映画でヘトヘトになった。全体的に暗い作品なのでドルビーシネマ推奨。

ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』リバイバル上映は年齢層高めで本当に好きな人しか集まってなくてとても良かった。ウクライナで戦争が始まった今見ると、また刺さってしまう作品。

呪詛』(Netflix)台湾からやってきた最悪なプリキュア。Netflixで気軽に見られるのも良くない。感じが悪い。絶対に見たほうが良いよ!って笑顔で進めてきた某人を思い出した。

『アバター: ウェイ・オブ・ウォーター』まだ見られてなくてすみません。見たら追記するかもです…。

アニメ
1.『サイバーパンク:エッジランナーズ』(Netflix)


数年前に発表されていた「CD Projekt RED × TRIGGER」アニメプロジェクト
トリガーの絵柄で「Cyberpunk」のアニメ化って相性抜群でとんでもないことになるんでは?と配信即視聴。即ぶっ飛び。「キルラキル」や「プロメア」のようなバッキバキな映像表現と、原作「Cyberpunk」のビビットな色味、そして地獄のような世界観が完璧に混ざりあい、唯一無二の映像作品が誕生した。
「サンデヴィスタン」使用時のように、緩急をつけられて嫌でも引き込まれてしまう演出、敵も主要キャラクターもバンバン死んでいくゲーム同様この世の終わりの様な緊張感ある展開、配信オンリー作品だからこそ出来るバイオレンス描写、ゲーム内で印象的に使われていたBGMの使い方や、まるでこの作品の為に作られた?と思わせるようなFranz Ferdinandの楽曲とクールなOP。あと作品愛がすごくて実際にゲーム内で聖地巡礼まで出来る世界の再現っぷり。
徹頭徹尾ずっとカッコよくて切ない。心にズシンと残る作品。自信を持って今年ベスト!と言い切れます!

2.『THE FIRST SLAM DUNK


正直に言うとスラムダンク全然知りません。山王戦という存在とか、「左手は添えるだけ」とかそういう作品の有名ワードは何となく知ってる。そんなレベルで見に行ったのですが完璧でずっと泣いてました。
絶対に誰がどう見てもブチ上がる他ないThe BirthdayのOPで始まるアニメーション。漫画がそのまま動いている、という表現がぴったりのCGアニメは「スパイダーバース」への日本からの解答でしょう。音響演出もとんでもなくて、本当にバスケの試合を目の前で見ているかのような臨場感と緊迫感がすごい。
上映館は少ないけど、できればDolby Cinema(もしくはAtmos)で見て欲しい。本当に四方八方から音が聞こえる。ストーリーも誰が見たって分かるし、原作読みたくなった。これは映画館で味わって欲しい。今年マストな1本。

3.『ぼっち・ざ・ろっく!


「どうせ芳文社の4コマほのぼの日常アニメでしょ~?」という安易な偏見を一発でぶっ飛ばす、アニメーション、演出、音楽、全てが頭ひとつ抜けていた音楽アニメーション。今年も異常な程のクオリティで作品を出し続けていたCloverWorksでも飛び抜けていたように思う。
これは下北沢に行きたくなるし、アジカン聞きたくなるし、小箱のライブにも行きたくなる。というかバンドも組みたくなるし、そもそもロックが聞きたくなる。音楽への初期衝動を思い出させてくれる作品が本当に好きなんだよね。Youtube等に作中の映像を速攻でアップしてくれたのも良かった。今年トップTVAだと思ってる。

ほぼトップ3枠(順不同)
平家物語』山田尚子監督の大傑作。平安時代・平家の栄枯盛衰は日本人なら分かる人が多いけど、それでも心を震わせる丁寧な描写と演出で後半が来て欲しくなかった。壇ノ浦も行ったし。2022年は「鎌倉殿の13人」(未見)含めて平安・鎌倉時代がフィーチャーされた年だった。

明日ちゃんのセーラー服』明日ちゃんと女の子達を愛おしく描いた作品。ちょっとでも触れると一気に崩れてしまいそうな女の子たちの関係性が危うくも美しい。何かが起こってしまうのではないかと正直ドキドキしていた。乃木坂楽曲でアンセムを連発する杉山さんワークス「はじまりのセツナ」も名曲。

シャインポスト』正直イマイチな作品が多かった今年のアイドル作品のなかで光っていた作品(嘘じゃないよ)。アイドルの輝きだけじゃない部分をしっかりと描いたからこその最終話の輝きよ。中野サンプラザで本当に開催されるライブも楽しみ。

リコリス・リコイル』爆笑問題カーボーイリスナーことアサウラさんが、去年あんなに毎週ネタメール書かされていた裏でこんな作品を作っていたとは!丁寧なアクション描写と魅力的なキャラクターで毎週が楽しみだった快作。さユり「花の塔」は今年イチのアニクラアンセム化。

バズ・ライトイヤー(池袋のgdcsにあるIMAXレーザーGTで見たやつ)』巨大IMAXスクリーンに向けたパワー系アニメ。怒りのフルスクリーンCG宇宙体験は伊達じゃない。IMAX版インターステラーを思い出した。上映期間に恵まれず速攻で終わったのは残念。作品自体はそこそこ。

劇場版うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEスターリッシュツアーズ マジLOVEライブ上映(無発声応援スタイル)』
うたプリも門外漢ではあるんだけど、お前は経験したほうが良い!と嫁に連れられて見に行った。映画というよりかは映画館で味わう新作ライブアニメって感じ。基本ぶっ飛んでいた。応援上映は「パシフィック・リム」しか行ったことなかったのでカルチャーショック。(その応援上映なに?、っていうのは置いといて)正直これは声出しできないと辛いなあ。劇場内の女の子たちが全員乙女になっていた。

ゲーム
beatmania IIDX 29』と「BEMANI PRO LEAGUE Season2
10年以上前からプレーしてるビートマニア、それはもう毎バージョン素晴らしいんだけどコナミが主催するプロリーグが2シーズン目で今年も開催されていて、水曜日夜はそれを見てた。
音楽ゲームなので基本はゲーム対プレイヤーとの戦いなんだけど、うまくチームスポーツとして落とし込んであって最終日まで白熱した試合が繰り広げられていたのでずっと面白かった。
音ゲーのeSportsももっと盛り上がったらいいなと思うし、来年以降も続いて欲しい。現在はサウンドボルテックスという別のゲームのプロリーグが開催中。来年にはDDRもあるので超楽しみ。

ELDEN RING
2度目のGoTYも取って遂にワールドクラスのゲーム会社の位置を確立したフロム・ソフトウェアのオープンワールド死にゲー。
どこ行っても知らん強い敵が居るっていう地獄の世界で生き抜くのは大変。
ソウルライクなゲームって言うてそんなにプレーしてないけど、面白かった。意外にきめ細かく設定されてるチェックポイントと、馬に乗れることで移動も楽で苦にならんかった。というか肝心のアクションゲーム部分が苦行なので、その他はノンストレスということか。
今年を代表する1本だと思うので年末年始にどうぞ。

PlayStation Plus
PS4・PS5を買っている人の多くが、ほぼ不可抗力で加入させられるPS Plusというオンライン有料サービスが今年の途中からリニューアルされて、3段階の月額料金でサービスが変わるシステムに変更。
目玉は何百本というゲームが遊び放題の定額システム。言っちゃうとPS版ゲーパス。遊べていなかったゲームとかスルーしてたやつとかが一気に遊べるようになっちゃった。
12月にPSPの『リッジレーサーズ2』リマスター版が遊べるようになっちゃったので、神サービスに格上げしました。
かかってこいPS Plus。こちとらプレミアム会員だぞ。

テレビ番組
探偵!ナイトスクープ(12月3日放送回)
今年はナイトスクープを毎週見てたんだけど、一番良かったのはさすまた好き少年とデコトラを愛する中学生が出る回。
特にデコトラ好き中学生の為に結集する様子はあれ誰が見ても気持ちが昂ぶると思う。テレビの力じゃないと見られない奇跡の光景。これは4Kで見たかった。


ラヴィット!
毎朝やっているバラエティ番組とは思えない攻めた内容。ずっと平均点高い。オープニングの破天荒っぷりのわりに、生活に役立ちそうなお店の情報とかちゃんとやってくれるので参考になる。
TVerでの見逃し配信もとても助かってます。

天才たちのドッキリ 叡智のムダ使い(7月23日放送回)
競艇にハマりすぎて禁止されてるザ・マミィ酒井をマジシャンの力で競艇場に誘導させるやつ。
映像からも「脳汁」が出ている様子が分かる人間の表情が見られるのがすごく良かった。人間上手く行き過ぎるとこんな状態になるんや。


Aマッソのがんばれ奥様ッソ!
厳密に言うと昨年のテレビ番組なんだけどTVerで期間限定配信中。
サムネや質感はよくある夕方とかにやってそうな生活バラエティなんだけど、見ているうちに違和感が?何これ?と思って見ていると、それが「自然」であると明かされて…。最近こういうのはYoutubeでありがちだけど、BSとはいえテレビで放送しているっていうのが良いなあと。同じプロデューサーの新作「このテープもってないですか?」も楽しみ。


年末年始はテレビ番組の特番が多く、尖った番組もあるので見逃せないですね。「カワシマの穴」すげー面白かった。

ラジオ
基本TBSラジオですが、今年はANNの一部(佐久間宣行とオードリー)を聞くようにもなった。横アリで開催された佐久間宣行のドリエンライブとても良かったな。ラジオ好きが結集する空間、というだけで連帯感を感じた。佐久間宣行・花澤香菜・宇多丸の局を超えたチュロス上げ対決とかね。

あとタイムフリーで聞くほどでもないと思うんだけど、臼井ミトンさんの『金曜ボイスログ』が番組開始の頃から比較してかなりこなれてきて聞きやすい番組になってると思ってる。普通にラジオが上手い。TBSはここら辺の人材見つけてくるのがやっぱ上手いよな。作業用BGMにおすすめです。

あとは毎年ではあるけど、TBSラジオというか爆笑問題太田からはじまった「広島県の桜の開花速報をいち早く伝える競争」という謎イベントがあって、広島のRCCラジオや東京のTBSラジオに留まらず、文化放送やニッポン放送まで巻き込まれているのが面白い。今年はTBSラジオ(生活は踊る)が勝ったんだよな。特に文化放送の『くにまる食堂』が番組開始直後からジングルもBGMも流さず、謝罪でもするかの勢いで開花速報を伝えていたのが良かった。広島の事になんでそんな前のめりなんだよ。


今年もたくさん面白かったな。時間がどんどん足りなくなるわ。

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