個展終了、暗室入る

デジタルは本当に写真なのか?と議論されていた2004年ごろが懐かしく思えるほど今では当たり前のように銀塩写真と同等に扱われている。銀塩のルーツが絵画にあれば、デジタルはビデオなのだから根本的にデジタルカメラというものは全く別のデバイスであるとも言える。

昨日まで吉祥寺のbook obscuraさんでやっていた個展も終わり、気分転換に暗室に入る。シャープなデジタル画像に慣れすぎていたようで35判を6ツサイズに伸ばしたのを見てこんなにも解像度の低いものだったかと思ってやや驚いてしまった。数値的なものだけでは語れないのが、135フィルムはおよそ512万画素に換算され、それに付加的な要因を加えるとだいたい700万画素相当らしい。

上の写真はバライタ(レンブラント)にプリントしたのをスキャンしたもの。ちょっと紙が古いのでコントラストはやや眠め。

愛用していたヤシカFXsuper2000が壊れてきた様なので三宝カメラにてCONTAX137を買ってきた。RTS、RX、2000についでコンタックス四代目。コンタックスのファインダーはろくなのがなくてRTS2を買おうと行ったのだがこの安い137は意外にファインダーが見やすくこっちにしてしまった。オートワインダー出始めのあのシャコーンという音(まあニコンF601とかよりは静か)が気持ちいい。使いにくいそうな独特のAEロック操作も慣れると使いやすい。コンタックスというと極楽堂を思い出すが今でも元気にやっているのだろうか。学生の頃は学生会館のすぐ近くだったのでよくいったけど今はどうなのだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?