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「透明化」とは「存在を無視する」という意味ではない
フェミニストはしばしば「(女性の存在が)無視されている」という意味で「透明化」という言葉を使っています。
リプ欄見てると、マジで明日は我が身だと感じる。日本社会は女性差別が許され、透明化された社会。
— 竹下郁子 (@i_tkst) August 7, 2021
しかし、これは誤用です。
「透明化」の意味
(1)色に透過性を持たせ、下・背後に位置する線や色が見えるようにすること、透明にすることを意味する語。
(2)物事の経緯や事情を公に詳らかにし、秘匿性を解消することを意味する表現。行政や経営のプロセスなどについて用いられることの多い表現。
出典:「透明化(とうめいか)」の意味や使い方 Weblio辞書
1は物理的な話ですし、2に至っては真逆の意味です。
そもそも、「透明」は文字通り「透けている」という意味で、「見えない」という意味とは厳密には違います。
フェミニストの主張に当てはまるのは「無視」や「軽視」ですかね。彼女らが日ごろから使っている表現なら「女性蔑視」なども良いかも。
余談
「透明化」の誤用に気づけたのはこちらのツイートのおかげ。
誤用しやすい言葉であるけど…
— りら (@lilaslilla) September 12, 2021
広告だったり記者さんだったりデモ運動だったりと「言葉」を生業にしている人が多いのに、軒並み「透明化=存在をなかったことにする」みたいな意味に間違えてるのね。
あやふやな言葉はちゃんと調べてから使うよう、私も気をつけなくては。 https://t.co/0i4Cv5FswO pic.twitter.com/bkTKUcwqOf
私もフェミニストのツイートを特に気にせず読んでました。自省。
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