見出し画像

ベストプレープロ野球

僕はファミコン世代なのだが、その当時の野球ゲームの1番人気は「ファミスタ」だった。途中で少し尖った野球ゲーム「燃えろプロ野球」なんかもあったが。

今の野球ゲームは知らないが、当時は子供ながらに不満に思っていたのは、開幕の時の選手能力とそのシーズンの選手能力の違いや、途中加入の外国人選手だったり、新しい情報が追加されないことだった。

で、追加したのが翌年のバージョンで出るので、毎年のように買い替える必要があった。まぁ、システムも少し変わったりしていたのだけども。

子供だったので頻繁にソフトが買えるわけでもなく、毎年のように「ファミスタ」を買っているわけにもいかない。他にも欲しいゲームもあったし。

そんな時に出会ったのが「ベストプレープロ野球」である。

この「ベストプレープロ野球」は、他のゲームと大きく違う要素がある。それは野球のプレイが出来ないこと。何故なら、監督をするゲームなのだ。

さらに選手名から能力まで自由自在に変更が出来る為、不満だった要素が全て解消されるゲームだった。

が、問題は選手を見ているだけというゲームの部分。指示は出せるけども、動かすことは出来ない。これはどうなんだろうか?と思っていた。

が、僕は他の野球ゲームよりも一番面白いと思った。

最初は自分の好きなチームの監督をしていたのだが、しばらくすると全てチームの監督をオートにして、その世界線のシーズンを見るというマニアックな遊び方になっていった。

たぶん、そーゆう風になった人は多いと思う。

さらにその結果が何シーズンも保存が出来る外付けのHDDみたいなのもあって、僕のゲーム内の日本記録の更新などを楽しんでいた。

それからしばらくして、「ベストプレープロ野球2」が出てた気がするが、それは購入しなかった気がする。

野球ゲームとしては、そんなに人気は出なかった。

それから数年後、爆発的に人気になった競走馬育成ゲームが発売された。「タービースタリオン」だ。

これは「ベストプレープロ野球」のシステムを競馬にしたゲームだった。

育成した競走馬で全国大会が行われるなど、競馬好き以外の人も巻き込んでの大人気ゲームとなった。

「タービースタリオン」が面白いという認知されたことで、日の当たらなかった「ベストプレープロ野球」が面白かったというのが立証されたと思う。

しかし、「ダービースタリオン」は今もあるゲームだが、「ベストプレープロ野球」はない。とても残念だ。

僕の心に残ったゲーム。
それは隠れた名作「ベストプレープロ野球」である。

#心に残ったゲーム

この記事が参加している募集

心に残ったゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?