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ゆるやかな変化を喜べる子育てを・・・

坪井佳織

子育てをしていると、昨日できなかったことができるようになる姿に、喜びをもらえますよね。

動画や写真を撮って、大さわぎ。子どもは本当に、日常にたくさんの喜びをくれます。

子どもは、自分なりのチャレンジを日々続けています。

寝返りを打って、新しい世界を見たい。

立って歩きたい。

昨日は「まんま」って言ってたから今日は「ぱぱぱ」って言ってみたい。

大人には派手な変化、特に動画に撮って映える変化はとても目につきやすいです。シェアして、喜びを分かち合うこともできます。

さて、わたしの息子たちはふたりとも成人しました。もうすっかり自分の足で立ち、夢を追って、自分に課したハードルを超えて生きています。当然、ひとつひとつを親に報告することはないし、特別、動画に撮りたくなるような変化もありません。

でも、わたしは、彼らが自分らしく、誰の評価もチェックもない夢に向かう姿を、とても眩しく頼もしく見つめています。

子育てのゴールは、「自立させること」だと思います。20才を過ぎて、家を離れた子どもがちゃんとしているかどうか心配であれこれ口出さなくてはいけない、なんなら親が駆り出されるような毎日だったら・・と思うと、ゾッとします。

こうなるまで、どこがスタートだったかと思い起こすと、0歳なんですね。

「明日は立って歩いてテーブルに手をついてみたい」その小さな小さな積み重ねが、20歳でどう生きているかにつながっているんです。

わー、立った!わー、しゃべった!!わー、歌った!!!

どれもとても嬉しいことだと思います。

その喜びと共に、ぜひ、ゆるやかで、毎日見ていると気づかないほどの小さな小さな変化を積み重ねて、20年かけて自立していく姿を、想像してみてください。

分かりやすい変化は、親や祖父母を喜ばせます。もう少し大きくなって、どんな分野でも優秀な成績を残すと先生や学校を喜ばせます。

でも、親は、誰も表彰しないような、その子だけの人生を長いスパンで見つめられるんですね。

どうか、大人本意の変化だけではなく、子どもを主体にした「人生の変化」を大切に喜べる子育てをしてみてください。

真正面から動画を撮るのではなく、そっと黙って背中を見守るような喜びと応援を心がけてみてください。

きっと、ゆるぎない、あなただけの子育ての自信になると思います。

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おさんぽリトミックでは、染み入るようなゆるやかな教育を目指しています。「今日、すごい」「今日、できた」よりも、1年かけてじんわりとその子自信が自発的に音楽に感動するのを待ちます。

ぜひ、続けてご参加ください。


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坪井佳織
浜松市で音楽教室を開いています。0才から18才まで、たくさんの子どもたちと接し、多くの子育てを見つめる中で、どんな子も力強く生き抜く力をつけさせてきました。わたしにしか書けない、独自の視点で子育てを語ろうと思います。 https://ikiruchikara.co.jp/