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縁と運。感謝の表明と行動で返すこと

2009年、発表会を行うにあたり、考えていることを保護者様に伝えました。

わたしは、「縁と運」をとても大切に考えています。自分の現状、環境、周りの人々に批判的で「自分は幸せではない」と感じている人は、往々にして、この「縁と運」をないがしろにしていると感じます。

特に「感謝の表明」「行動で返す」ということが、わたしから見ると足りないように思います。これらは、相手のためにやることのように見えて、実際には自分軸の行動です。

感謝の表明というと、「ありがとうございます」とお礼を言うこと、つまり、過ぎたことに対しての行動だと思うかもしれません。また、「行動で返す」とは、たとえば贈り物をするとか、相手を喜ばせることだと思うかもしれません。

わたしは、常に自分を成長させたいと思っているし、子どもたちも「縁と運」を糧にして、前に進んで欲しいと思っています。

そのための「感謝の表明」とは、もちろん「ありがとうございます」でもあるのですが、「いつもお世話になっています」「ありがたいです」「助かっています」など、過去のできごとではなく、今現在、もしくはこれからに対して言うようにすると、自分の心持ちが変わります。

また、「行動で返す」というのは、自分よりも先へ進んでいる人のアドバイスを聞いて、実際に「自分が」行動して変化を起こすということです。言う通りにやってみる、ということです。これができる人が本当に少ないです。「やる、やる」「やりたい」「やってみます」「できたら」と言いながら、実際に行動する人はほとんどいません。

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定期購読マガジン「生きる力をつける親になる!」「おはなし会」「そうだん会」に2022年2月より連載した記事です。

子どもが小4〜の頃に書いていた日記に、今の視点でツッコミを入れます。いよいよ、長男が教室に入れなくなる時期に差し掛かります。思春期の入り口…

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