うちの子、どんな子?
浜松市で、0才・1才・2才の親子にリトミックを教えています。
おさんぽリトミックには、初めてのお子様を連れて、ドキドキ・・・、「うちの子、だいじょうぶかな」「ちゃんとできるかな」「よその子と比べて、どうかな」「ちゃんと育ってるのかな」「あれ?歩いてないの、うちの子だけ?」「体、ちっちゃくない?」「しゃべらないけど・・・」「集中してないの、うちの子だけ」「全然動かない」・・・、いろんな不安を抱えて来られるママやパパがたくさんいます。
おさんぽリトミックは試験じゃないので、怪我さえしなければ、どんな過ごし方をしてもいいんです。
まだまだ、「この時間にリトミックのレッスンを受ける」っていう自覚のない子どもたちばかりです。ご機嫌が悪いことも、眠いことも、「今、音楽って気分じゃないの」ってこともあるでしょう。
だから、ぜひ、おさんぽリトミックに来るときは、「ちゃんとやるかな」じゃなくて、
「うちの子、どんな子なのかな」
って楽しみにお越しください。
「こうするはず」「こうしなくちゃいけない」って思うと、「違う!」「なんでそうするの?」ってイライラしたり、ガッカリしたりします。たまに思った通りに行動してくれたとしても、そんな風にずーっと、親の期待通りに動いてくれるのがいいことでしょうか。
なぁんにも期待せずに、何が起きても「へぇ〜!こんな子なんだ!」って思っていれば、じーっとしてても、走り回ってても、どんな姿も発見になります。
ところで、わたしは、3人の男の子を産みました。一番上の子は今22才。下の子は20才。下の子は双子で、三男は1才5ヶ月の時に病気で亡くなりました。もう19年も前のできごとですから、思い出しては涙を流す日々は超えました。
ちょっとわたしの想像にお付き合いください。
亡くなった三男は双子だったものですから、次男の成長に合わせ、いつもいつも、「生きていたら」ということを考えて、年齢を追っていました。
小学校に上がるとき。
運動会。
修学旅行に行くとき。
中学生になるとき。
部活に入るとき。
高校受験するとき。
大学生になるとき。
成人式を迎えるとき。
次男が保育園の間は、遠足などの行事にはいつも写真を持って行ってくれました。
さて、そんな風に、亡くなった子のことを考えるとき、もし、この子が生きていたら、わたしはどんなことを望むと思いますか?
わたしが望むことはたったひとつです。
それは、「あの子、生きていたらどんな子だったかなぁ・・・、ひと目、見てみたい」ってことです。
どんな顔で笑ったかな
どんな顔で怒ったかな、泣いたかな。
何を買ったかな
きれい好きだったかな
やんちゃだったかな
勉強はしたかな
運動は好きかな
どんな姿でもいい、ひと目見てみたいです。
だから、おさんぽリトミックに来て、「この子、こんな反応するんだ!」「こんな子なんだ!」って見つめられるのは、本当にうらやましいです。
どうぞ、どんな反応でも、どんな子でも「こんな子なんだな」って、ただただ、そのままの姿を認めてあげてください。
0才〜2才の間に、そのまんまを認められた子どもは、すくすくと育ちます。
難しいことは何もありません。
「うちの子、どんな子?」
これだけです。これだけを毎日想って育ててください。
何か起きたら「へぇ!そうするんだ!」、これでOKです。
20年以上、子育てに寄り添った経験から、「生きる力をつける子育て」を発信しています。
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