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うちの子、みんなと同じことができませんでした

「みんなと同じことができませんでした」

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アンケートでよく読む感想です。

わたしの感想・・・「えっ?!この年で、みんなと同じにできると思ってるの?!!」です。
こんな小さいころから「みんなと同じでなくちゃ」って思っているとしたら、子育てはとってもしんどいでしょうね。

「みんなと同じことができませんでした。」・・・そんな風に思わないといけないって、この世の中の子育てはそうなっちゃってるんですね。
でも、その後の、お母さんの感想は人それぞれです。

「だからもう、行きません。」
「がっかりしました。」

「それでもいいんだって思えました。」
「それでも子どもは楽しそうに、おうちでは歌を思い出したりしていました。これでいいんだって思いました。」

どっちが、幸せな子育てでしょうか。
どっちが、ママの成長を感じられるでしょうか。

みんなと同じことをしていない子を見かけたとき、できるだけ、お話するようにしています。

「これでいいんですよ。
子どもはこれでなくちゃ。
好奇心が子どもを育てます。
そこから音楽が生まれ、活き活きと奏でられます。

ただ、世の中に、子どもの好奇心を受け止める度量が小さいために、好奇心旺盛のお子さんを持つお母さんは、みんな悲しい思いをすることが多い。

おさんぽリトミックのこの場だけでも、思いっきり、好奇心を大切にしてあげてください。」

お母さん方は涙ぐまれます。
こんなに当たり前の、子どもを取り囲む世の中が、当たり前でなくなっているからです。

みんなと同じでなくちゃいけないのは何故ですか?
誰がそれを求めているのでしょうか?

学校ではそうかもしれませんね。
でも、働き始めて、「みんなと同じにしてもらわないと困る!」って叱る上司がいますか?
みんなと同じにして、輝くような素敵な仕事をする社会人がいますか?

みんなと同じ演奏をして、みんなと同じ曲を作って、大成した音楽家がいるでしょうか。


「音楽を楽しむ」ことを目的にリトミックに連れて来ているのだとしたら、「みんなと同じ」を求めるのは間違いです。
もしも不安になったら、レッスン後、ぜひ、私たちのところへ話に来て下さいね。
何度でも、何度でも、「大丈夫。今のままで大丈夫。」って言ってあげますよ。

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大丈夫。
きっと、きっと、生き生きとした、素敵な子どもに育ちますよ。

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