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英語を今年は1日5分間でもやる ~しょぼい抱負~

英語を初めて習ったのは、12歳の時。今から28年前のことだ。しかし、このエントリで書いた通り、英語の教師がとても嫌なヤツだったのと、英語なんてどうせ使わないと思ったのと、その当時は「人間」ではなく「空気」に徹していたので、英語の発音も目立たないようにわざとカタカナ英語で話していた。発音記号とかもせっかく覚えたのに下手に発音が良いとこれまた目立つので5教科の中で一番英語に力を入れなかった。

実際、社会人になってしばらくは英語なんて使う機会は無かったのだが、30代になり、まだホームレスをしていた時のジョーブログのジョーくんや、彼に紹介してもらった旅友Sちゃんのおかげで英語が全くできないのにも関わらず、海外にバックパッカーするようになった。

Sちゃんの紹介でカンボジアのボランティアに参加した時。東南アジアでは三輪タクシーのトゥクトゥクでの移動が基本で、乗る前にまず最初に目的地を伝えそこまでいくらで行ってもらえるか交渉する。これをしないと後々トラブルになるからだ。この交渉すらぼくには英語が浮かんでこなくて、トゥクトゥクのおっちゃんと身振り手振り+下手くそな絵とか使って交渉した。「こいつ本当に英語できないな」とさすがにおっちゃんも苦笑い。

で、トゥクトゥクに乗っているとおっちゃんが「Would you like to go BOMBOM ?」とか聞いてくるわけ。なにBOMBOMて?そもそもスペルすらわからん。「What's BOMBOM ?」って聞き直すと(これくらいは言える笑)、おっちゃんは一回芝居がかった小難しい顔した後におもむろに「DO you like MANKO ?」と。すかさずぼくが「Oh,yeeeeees!!!」って返すと、ゲラゲラおっちゃんは笑いながら、じゃ今しかないっしょ!的な意味合いの英語を言ってきて、ああなるほど風俗のことかとわかった。

ちなみにカンボジアの繁華街を歩いていると、「ちんこ!」「まんこ!」「アジノモト!」ってめっちゃ声をかけられる。向こうの人からしたら東アジア系(中国、韓国、日本人)の顔の見分けがつかないから、どの単語で振り向くかで何人か把握しているんだろう。基本的にカンボジアのおっちゃんはシモネタ大好きなので、英語が下手くそでもシモネタで大いに仲良くなれる。

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しかしながら、ニューヨークに行ったときは本当に何をみな喋っているのかわからなった。とにかく話すスピードが早い。聞き取ることすらできない。しかし、さすが世界の観光地。ド下手な英語と身振り手振りと得意のスマイルで大体の困難は乗り越えた。

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せっかくだからとほとんど言葉わからないけどブロードウェイのミュージカルを観に行った。ちょうどクリスマスの時期で子供向けのものがあったからそれにした。チケットを買うのに並んでいると、後ろの家族連れの奥さんがコーヒーこぼしてめっちゃ困っていたので、「この紙つかってください」と言おうとしたけどやはりとっさに出てこない。でもすぐに渡してあげないとと思って「Please」だけ言ってティッシュを渡した。めっちゃ喜んでくれて嬉しかったけど、あ、使うってuseかとあとになって思い出した。普段から使っていないと覚えている簡単な単語すら出てこない。

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様々な映画の撮影場所となっているブルックリン橋を見に行ったあと、お腹が空いたのでその下あたりにあるピザ屋に入った。ぶっちゃけマックとか以外の店はものすごく緊張する。そしてピザの通常サイズを頼んだら、ものすごくデカいのが出てきて、「ゲッ食い切れねー」と思っていたら隣りのお兄さんも同じサイズのピザを頼んでいてこころなしか困り顔していたので、「これ大きすぎないですか?」とどうしても確認したくなって、そのお兄さんに「this」って指でさしたあと「Is this size normal in New York? or too big ?」って怪しげな英語で話しかけたら、「too big!too big!」って笑った後、多分、「ぼくもこんなに大きなサイズ出てくるとは思わなかったよ、ハハハ」みたいなことを言ってくれたと思うんだが、聞き取れなくて、うふん、あはんとか言うくらいしかできなかった。気さくなお兄さんだったので、もっと仲良くなりたかった。しかし、語学の壁でそれ以上色々と聞けなかった。あれは悔しかった。

結局ふたりとも食いきれなくて、お兄さんが先店を出ていくからぼくは「Have a good day!」と言い、向こうも「You too!」と返してきてくれた。これはニューヨークに行ってからわかったことだが、店でもなんでもこのフレーズは必ず使う。だから自然と覚えてしまった。こんなやりとりでも海外でやれると嬉しい気持ちになる。だからもっと話せたらもっと楽しいはずなのだ。

海外でもそこそこならば身振り手振りでもやっていけるが、やはりある程度の英語は必要となる、特に英語がネイティブなところだと本当にちょっとしたことが言えないのが辛い。ジャマイカはジャマイカ人の友人がいたからなんとかなったものの、もし英語が話せないぼくがジャマイカにひとり置き去りにされたら、死んでたんじゃないだろうか笑

ということで、今年は英語を勉強するという決意を固めた。ただメンタル病んでいる最中なので無理な目標を立てないのは前提である。それとこの歳でTOEICとかビジネスで役立つ英語とか意識高いことをやっても意味ない。意味はないことはないが、努力に見合わない。そんな努力は絶対に途中で挫折する。だから楽しくやれてちょっと話せるようになったらいいなという意識低めで勉強していくことにしたのだ。

とりあえずピザ大きすぎじゃない?からの気軽に冗談言い合えるような日常英会話が話せるようになりたい。

で、選んだ勉強方法はこれ。

ちょっとこの子がかわいすぎて最初は何を話しているのか頭に入ってこなかったので何度か見返した。そしてたしかに赤ちゃんが言語を習得していく道がいいなと思ったわけだ。日本人の赤ちゃんも日本語を覚えていく時、文法とかそんなことからではなく、両親が話している言葉を見様見真似で話していくのだから。

聞く→話す→読む→書く

この動画でも言っているようにぼくの勉強方法はこれに決めた。

たしかに、ヨーロッパにいた時、英語レベルは中学英語も危ういぼくだったが、何週間も日本語話者がいないホステルに泊まっていると、ボディランゲージや顔の表情などで何を話しているかなんとなくわかるようになってくる。そこに簡単な単語を挟むだけで会話になる。経験則としてそれは身についているので、スカイプをつかった英会話をやるか、ひたすら部屋で自分の好きな事について英語を聞き喋りまくっているか。とにかく単語帳とかで覚えるのも文法も無視する。

これあくまで40歳で双極性持ちのぼくの英会話勉強方法なので、もちろん若いひとはビジネスでバリバリ使いこなせる英語を学んだ方がいいよ!資格といして就職でも有利になるしね。年齢によってステージが変わってくるので。チャンスが降りている時には思いっきりチャンスを掴むために努力するのも楽しいと思うよ。

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