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C85(2013年冬コミ)で頒布したコピー本が出てきたから無料公開しちゃうぜ

今年はコロ助のせいで夏コミも冬コミも行われないというのが、とても残念です。一般のひとからするとコミックマーケットというと、2次元のエロい本か、エロいコスプレイヤーさんたちの祭典と思うかもしれません。そう捉えてしまうのも仕方ないことで、大手メディアが取り上げるのがそういった目を引くものばかりをフォーカスして大げさに喧伝するからです。

たしかにコミックマーケットはそういう目立つものもありますが、素人の人たちが自分たちの好きなものをクリエイトして頒布しあうという、世界でも類を見ないほど大きな文化的な市場でもあるんです。たとえば、石ころをひたすら研究するという本を作ったりするひともいます。それがいったい何に役に立つのか、といったものがゴロゴロ転がっています。どうしてそんな役に立たなさそうなものがあるかというと、単にそれをすることが大好きだからです。作ることがメインなんです。どんなものでも作りたいと思ったら参加していい、それがコミケなんです。

コミックマーケットには売り手と買い手という区別はありません。等しく参加者なんです。そういった理念で行われているイベントなので、それが丸1年間行われないのは、日本の文化にとって大きな損失といえるでしょう。とはいえあれだけ密になる場所もそうそうないので、今年は仕方ないと思うしかありません。

ちなみに、ぼくがここまでコミケに思い入れがあるのも同人誌で2年、同人音楽で4年ほどサークル参加していたからです。ライターとして取材もしました。

そんなことを考えながら過去のデータなどを整理してたら、7年前に東方の音楽アレンジではなく、評論スペースでライター仲間とブースを半分個して出したコピー本を発掘。

ということで固い話は抜きに大盤振る舞いでそれを無料公開しちゃいまーす♪と言ってもさっきも言ったけど、どんなものでも作りたいという気持ちが重要なので、中身は期待するな!笑
てか、このレベルでもサークル参加できるのかと思ってもらえたら幸い。マジでコミケにサークル参加するのは楽しいので(・∀・)

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まず、こんな感じの表紙です。かわいいでしょ!友人のだいんが当時のmikoちゃんの写真を見て描いてくれました。だいんはぼくが東方アレンジでCDを出していた時からずっとジャケットやサークルカットを描いてくれて本当に感謝してもしきれないです(この記事のヘッダもだいん作画)。当時は本当にありがとね。有名な壁サークルのジャケットとかも描いていたので、絵柄で「お!」と思うひともいるかもしれません。

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2ページ目から4ページ目までは歌手のmikoちゃんのインタビューです。mikoちゃんとは取材や業界交流会で仲良くなって元々友達だったので、忙しい中、単独インタビューをお願いしたところ快く受けてくれました。事務所所属の方だと権利問題などでコミケで自由にインタビューを出すのが難しいということもあったけど、何よりニコニコ動画全盛期の時に「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」や「チルノのパーフェクトさんすう教室」など、アニサマにも出演した東方の歌姫として誰もが知っている有名人なのに、特集インタビューみたいなものがそれまであまりなかったので、これはインタビューとして残しておく価値があるなと思い、デビューからアニサマ出演などに関して語ってもらいました。画像ちっこいんで拡大して読んでみてください笑

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5ページ目からは元々はアニカンというアニメや声優関連のフリーペーパーを作っていた会社にいて、その後も多くのアニメ媒体を渡り歩いていて今なお現役でアニメ関連のライティングや編集をされているダンディ佐伯さんのインタビューを載せました。

ダンディ佐伯さんとの出会いは、徳島でアニメ制作会社のユーフォーテーブルさんが実施したイベント・マチ★アソビ第1回目でした。眉山という山の上にステージがあるのですが、そこで徳島出身の豊崎愛生さんのスペシャルイベントが行われたんですね。その一番前にぼくは張り付いてたくさん写真を撮っていたんですが、もうひとりめっちゃごつい一眼を持って写真を撮りまくっているひとがいて、「あれ?あのひとよくアフレコ取材でも見かけるぞ」と思ってイベント終わった後に挨拶したところからの付き合いです。ダンディ佐伯さんとは仕事終わりによく飲みに行くライター仲間でした。紳士的であり、めっちゃノリの良いところもあったり、仕事もよくふってくれたりと兄貴肌(ダンディさんの方が年下なんですけどね笑)なところもあって、とても好きなひとです。

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最後のページにはダンディ佐伯さんの1dayルーティーン笑や、アニメライター業界で使われている用語などを軽く集めてみました。業界用語というほどでもないですが、まあ、よく使われる言葉ですね。

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裏表紙もまた別カットでだいんが描いてくれました。友人だからという身びいき抜いてもめっちゃ上手いですよね。彼とは同人誌で2008年から絵柄の変遷を見ているので、どんどん上手くなっていくのがすごいなと思いました。しかも速筆。もちろんモデルのmikoちゃんの美しさもあると思いますが。

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ちなみにこれ「ねり巻vol.1」となっていますが、その後にコミケにサークル参加していないので、続きはないのです笑。サークルブログも今は閉鎖しています。印刷がコンビニになっているのは、マジでコンビニで大量に印刷して家でホッチキスで止めました笑笑

こんな感じで特に特技がなくても気軽に参加できるのがコミケだったので今年は夏も冬もやらないのは、かなり寂しいですね。印刷屋さんやプレス屋さんもコミケに沿ってプラン組んでいたりするので、かなり厳しいんじゃないかな。ちょっと心配です。

とにかく同人活動は楽しいのでまた再開することがあれば、みなさんも気軽にやってみると思わぬ人生の楽しみがみつかるかもしれませんよー(ΦωΦ)



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