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【リライト】疑似恋愛ハマり過ぎ要注意! 〜ぼくのコンカフェガチ恋失敗編〜

※おりこうさんなオタクの綺麗事までは無料で読めます。マジでガチ恋で悩んでいるひとは有料まで読むと見方変わるかもしれない。しらんけど笑

※また過去の推しの写真を晒していますが、きちんと自分の恥ずかしい姿も晒しているのでそこはご了承ください。ぼくは、推しと一緒に写っている写真なのに、自分の姿は隠して身バレ防止をして推しだけをネットに晒しているオタクは漢らしくないと思っています。

※あとこれは私的な趣味の話を上げているので、お仕事で関わった内容などはもちろん何一つ漏らしておりません。守秘義務のあるものは遵守しております。ただ、それでも過去のことを書かれるのが嫌だと当人が申し立ててきた場合は、対処いたします。

キャバクラ、ホスト、アイドル、コンカフェなど疑似恋愛ビジネスといえるものは日本にたくさん存在している。しかし、直接的な性的サービス無しのこういった娯楽がこれだけあるのは日本独自のものといえるかもしれない。ただ最近では日本から文化が派生して、中国などではネットアイドルにハマるヲタクも多いと聞くが、なんだろう、東アジア特有の文化なのだろうか。

今のぼくにはグループアイドルやっている友だちもいるし、アイドルの劇場をやっている親友もいる。だからというわけではないが、そういったビジネスの在り方については特に思うところはない。ヨーロッパの友達の子が日本に遊びに来た時は「ホストクラブに行きたい」と言っていたので連れて行ったこともあった。欧州からすると本当に珍しいらしく、観光スポットにもなっているのだなと思った。

しかしながら、アイドルに関してもコンカフェに関してもぼくはめっちゃハマった身なので、すっごくすごーく身にしみてわかるのだが、過去を省みて思うのは、当たり前だがハマり過ぎはよくないということ笑

国民的アイドルのガチヲタ&囲い&取り巻きをやった20代、自分の人生のリソース(時間とお金)を全て注いだのはちょっとはしゃぎ過ぎてしまった。人生そのもの自体が変わってしまったと言っても過言ではない。いや、確実に変わった。

おかげでこうして中年になってから色々とそのツケを払う羽目になっている。人生は意外と長い。そして若い時の選択肢はあとから取り返すことができない。特に今の日本では20代では選べたかもしれない選択肢を中年になってからは取り返すことは非常に難しい。

国民的アイドルと繋がって遊んでいたというところだけを切り取って、他のファンに対して不公平だ、ズルいなどと批判を浴びたが、そこにたどり着くための努力は、人生のリソース全振りだったので、それ相応の対価は支払っているつもりだ。なので、まあ許して欲しい笑

だから、趣味の範囲内で楽しむのはストレス発散になると思うし、同じ趣味仲間ができるから素晴らしいと思うが、仮に借金してまで通いつめたり貢いだり、なにより自分の貴重な若い時間を自己投資せずそればかりに通うのは絶対によくない。その不毛さを経験者だからこそ敢えて言わせてもらおう。

とはいえ、それまたそのひとの価値観に準ずるので、自覚した上でそれを続けるならいいのではないかとも思っている。少なくともぼくは後悔していない。

さて。アイドルヲタク活動に関しての詳細は上記のふたつの記事に書いたが、コンカフェにハマった時のことは書いてなかった。別に人生赤裸々に晒していく必要もないが、恥の多い人生を送ってきたことを晒していくのも面白いんじゃないかなと。

元々、メイド喫茶(コンカフェ)に関してぼくは毛嫌いしていた。非モテ男からの搾取が見え見えだし、大してかわいくもない承認欲求の塊りの女とか大嫌いだったからだ。国民的アイドルだから許せた行為も、一般人に同じことされたら、すげームカつく。金払って嫌な思いするほど自分はマゾではない。

しかし、古い付き合いのヲタ友から勧められた池袋にあったプリンセスプリンってところは「ねりが想像しているようなところじゃないから、一度遊びに来てみ」と言われ、2007年の年末くらいに遊びに行った。

たしかにコンセプトもへったくりもないところで、1時間2500円アルコール飲み放題で一応制服はあるものの、安いキャバクラみたいでかつダラダラと話せるし、予想以上に女の子の外見レベルが高かった。承認欲求の塊みたいなのも全然いなかった。しかも会計時に好きな女の子指名すると、玄関の外まで30秒くらい見送りしてくれるというシステム。結局居心地が良くなってしまい、友達4人くらいで通うようになった。仲良くしてたキャストはあこといちごって子で、友達の1人がそのいちごって子にガチ恋してたので、よく相談に乗ったりからかったりしていた。

それからしばらくして新人で16歳のれいって子が入ってきた。そしたら2、3回話しただけで繋がってしまった。念のために言っておくと、コンカフェはキャストと客が連絡先を交換するのはご法度。もし発覚したらキャストはクビ。当然内緒で貫いた。

れいは16歳で中卒のフリーターだった。ガキだったからか、とにかくわがままで写メ日記撮るから地元のプリクラついてきてだの、カラオケに行ったら腹減って動きたくないだの、ぼくの友達の家に遊びに行った時、友達が不在の時に勝手にシャワー浴びるなど、結構だるかった。でもだるくても相手してたのは、まあ、、そういうことだ。時効時効。

ある時、そのプリンセスプリンで前々から声優オタクでおれの事を声優の吉野裕行に似ててカッコいいと褒めてくれたうさぎって子を帰りに指名した。そしたら店のドアが閉まったらギュッと向こうから抱きしめてきたので、これは!と思い、連絡先を聞いたらそれは拒否されてしまった。

抱きしめてきたのに拒否るのはよくわからなかったが、とりあえずこの店はぼくの中でコンカフェではなく、単なる出会いの場だった。プリンセスプリンはぼくの中でコンカフェのカテゴリーに入ってないので、コンカフェにハマるのはあくまでこのあとの話。本題の前にもう少し、この与太話に付き合ってもらいたい。

その後、そのうさぎって子から「私に隠し事してないか?」とやたら聞かれるので「してない」と答えていた。どうもれいと繋がっている事がバレていてその事を問い詰めてきていたようだった。たしかロッカーにぼくの私物があったとかそんな理由で。脇の甘いガキめ。れいはクビになり、ぼくもうさぎに嫌われ、店にも行きづらくなったので自然と行かなくなった(当時、客側にペナルティとして出禁になるとかそういうルールはなかった)。

しばらくれいとはその後もデートしたりしてたが、とにかく時間にルーズな奴で、ある時、池袋でランチしようって待ち合わせしたら、2時間遅れるとか返してきたので「ランチタイム終わるじゃねーか、ふざけるな!」とキレてメールした(今ほど女に優しくなかった)。以降、会っていない。それが原因というよりか、れいのだるい行動が積みに積み重なって切った。人間、だるいことされるのには限度があって、器からそれが溢れた瞬間がそれだったんだと思う。

暇になってどうしようかなと思っていたら、ちょうど王立アフィリア魔法学院というコンカフェがランチをやっているという。なんとなく気になってたし行ってみるかと。そして初めて出迎えてくれた子がユウキちゃんという子だった。

ユウキちゃんはめっちゃ男の扱いが上手く女の武器をわかってる子で、外見は清純派AV女優みたいな感じ(褒めてます笑)

ぶりっこで人間性は全くよくわからないが、とにかく笑顔での接客と設定を守りつつのギリギリのエロさ。一撃でやられてしまった。こっから単にガチ恋の客としてアフィリアに通うようになった。とにかくユウキちゃんのシフトが入ってる時には行った。

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チェキもほぼ毎回撮っていたし、カードランクがあがると(つまり金を使うと)好きな子からプレゼントがもらえるという事で、貯めてユウキちゃんを指名した。別店舗に出張することがあれば、別店舗にも通った。あれだけコンカフェ嫌ってたのに、アフィリアはまさに魔女っ子というコンセプトや厳しいルールで固めたゴリゴリのコンカフェだったのにも関わらず、いつの間にかぼくはコンカフェによくいるヲタ客のひとりになっていた。

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しばらくして新人の子が入ってきた。その子とは2、3回会っただけでまた繋がってしまった。と言っても電話で相談に乗ってあげるくらいで、直接会うことはなかった。あくまでぼくはユウキちゃんが好きだったから。

アフィリアではキャストでアイドルグループを作っていた。そこにユウキちゃんは所属していたのだが、その新人の子も加入する事になった。そしてその子からある時、ユウキちゃんがぼくの悪口をメンバー全員に話してたというのを聞いて、愕然とした。なんで?なんか悪い事した?単に客として好きで通ってただけやん…。

カードランクもたくさん上げて、ランチタイムが主な出勤時間だったからアフィリアでランチもたくさん取っていたし、こんなアニメが好きだというからそのアニメも見たりしてた共通の話題を作ったりして、とにかく好きなのをアピールしていた。なんで??

後々、ナンパするためにアメリカの有名なナンパ師が書いた『ザ・ゲーム』って著作や、藤沢数希氏の恋愛工学などを読んだり、進化心理学を学んで心底理解したことだが、特定の異性だけにコミット(執着)し過ぎると逆にその異性から嫌われる現象がある。というかこれは生物学上当たり前のことで、自分が逆の立場になってみればわかる。特に好きでもない異性から猛烈にアプローチされたら嬉しいどころか、どんどん嫌いになっていくのは自明。恋はひとを盲目にしてしまうのだ。

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しかし、音楽や映画、アニメ、小説など、エンタメでひとりのひとを愛することがあまりに美化されすぎていて、正しい恋愛のやり方と浸透してしまっている。もちろん、ぼくもその洗礼を受けていたので好きになったらトコトン入れあげていくというのを実践していた。実際、それで後藤真希の成功体験があるだけに、自分の中ではそれが唯一無二の愛情表現だと勘違いしていたのだ。当然だが、好かれるか嫌われるかなんてそれこそひとの数だけパターンがあるのに、その時の自分はあまりにもガチ恋になり過ぎていて、「こんなに好きなのになんで嫌われるんだろう?」と勝手に悲嘆に暮れていた(今思うと非モテ思考過ぎてヤバい)。

そんなわけで表ではニコニコしていても嫌われていたのかと絶望しアフィリアに行くのもやめてしまった。新人の子もその後どうやらほかの客と外で会っててそれが運営にバレたようで電話番号もいつの間にか変わっていてそれ以降連絡取っていない。

でもまさかその約1年後、仕事でアフィリアと関わるとは思っていなかった。もちろん、取材などきちんと仕事として対応した。そもそもユウキちゃんは既に辞めていたが、正直めちゃくちゃ気まずかったのは言うまでもない(だってメンバー全員の前で悪口言われていたんだぜ笑)。でもあくまで仕事なのでと割り切った。今だから言える話だけど。それに、そこの運営会社の仕事はたくさん受けていたし、何よりそこの会社の出すゲームや音楽がぼくは大好きで自分でもたくさん買っていたほどだ。だから気まずかろうがそこは完全に仕事と割り切り、深入りしないようにしていた。当たり前である。

そんなわけで、コンカフェではガチ恋も繋がりもひと通りやったので、今さら萌産自体に興味はない。ドルヲタの時もそうだったけど、やり切ったことをこの有限の人生でまたやろうとは思わない。特に疑似恋関係はもうホント興味ない(2021年現在、これは嘘になった笑。色々とあって新規の女性に深入りしたくないから距離感のある疑似恋がいいと思うようになった。とりあえず今はね)。キャバとかも今生のぼくの人生で自分の金で行くことは絶対ない。

今はそういうの本当にどうでもよくて、人生哲学や趣味のサークル仲間と語り合ったり、社会貢献について考えたり、身近な人を大切にする事にしか興味ない。あと世界をもっと見てみたいってのはある。自然、人間が作り上げたアート、日本と全く異なった常識や貧困問題、そこに住む人たちとの交流。これは今後もぼくの人生でやっていきたいテーマかもしれない。

実店舗名やキャスト名を挙げたが、プリンセスプリンはかなり昔に潰れたし(多分通ってた次の年には潰れたんじゃないかな)、ユウキちゃんもとっくにアフィリアを辞めている。チェキはコンカフェの子なら自らネットで公開したり、客に公開するのを許しているので、だからここでチェキを公開するのも肖像権には触れないと判断。それと、ぼくが個人的に関わった以外のほかのアフィリアの子たちの事情はまったく知らない。そもそも10年以上前の話だ。過去と今とではひとも体制もまったく別物である。単純に自分の失敗談を書いたまで。

それでも、もし問題あれば個別に連絡いただければ対応します。

とりあえず言える事は、無自覚に疑似恋にリソース注ぎ込みすぎるのだけはやめとけ!かなりの確度で悲しい結末が待っているし、結局のところお店に搾取されておわるだけだから。あと客同士のマウント合戦もその時は楽しいかもしれないけど、後々になれば虚しいだけだからやめとけ。趣味の範囲で楽しむのが一番の勝ち組。本当にそう思います。

とまあ、おりこうさんで優等生な結論はここまで。ここからはぼくのコンカフェガチ恋のリアルの落ちです。読みたい人だけどうぞ笑

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