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ライオンズ南郷キャンプ観戦ガイド

ライオンズの南郷キャンプの注意点について先日ツイートしたところ、思った以上に反響がありました。ツイートに書き切れなかった細かい部分をこのnoteで補足しようと思います。

2年前にもキャンプの楽しみを綴ったので、そちらも合わせて読んでね。

●とにかく坂道への備えを万全に

南郷キャンプはとにかく坂・坂・坂&坂。南郷スタジアムが位置する南郷中央公園は敷地全体の高低差が半端ではない。
ほとんどのファンにとって入口となる駐車場やシャトルバス発着場のエリアからメインスタジアムへはダラダラと続く長い坂道を歩いていく。

メインスタジアムへと続く坂道

選手・関係者は坂道ではなく隣接する階段を登っていくが、新加入の選手が階段の長さに驚くのは春の風物詩と言っていい。

一方で駐車場からブルペン・サブグラウンドに行くのも長い階段を下りる必要がある。
お目当ての選手が一日中同じ場所にいるなんてことがない限り、坂と階段を行ったり来たりすることになる。
それゆえとにかく歩きやすい靴・服装で臨むことが何よりも大事だ。

駐車場から真下にブルペン・サブグラウンドを望む

◎西武のドラフト1位・蛭間は宮崎・南郷キャンプ名物の135段の階段に大苦戦。「めちゃくちゃきついですね。南郷の洗礼を浴びました」。さらに下半身が大きくなりそうです。

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/02/06/kiji/20230206s00001173464000c.html

◎初の宮崎・南郷キャンプとなった西武・内海は名物階段を見て「うそでしょ!?」。通算133勝を挙げた左腕も135段の階段には参ってました。

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/02/02/kiji/20190201s00001173349000c.html

報道陣から、西武に来てしんどかったことを聞かれると、「南郷の階段くらいです」と、キャンプ地「名物」の室内練習場から本球場に向かう長い階段を冗談交じりに話し、笑いを誘った

https://hochi.news/articles/20181204-OHT1T50101.html

●花粉と黄砂がヤバい

キャンプが行われる2月といえば関東はまだまだ寒い日が多く、花粉について意識することは少ない。
しかしその感覚で南郷に行くのは大きな間違いだ。
南国である宮崎には早くも花粉が飛んでいる。更には中国大陸からの刺客・黄砂もやってくる。おまけに海が近いので風も強い。関東では症状が出ていなくても、南郷に着いた途端にくしゃみ・鼻水が止まらなくなる。
南郷に行く前から薬を服用し、ティッシュや目薬など対策を怠らないようにしよう。


●アクセス(車編)

ほとんどのファンは宮崎空港からレンタカーで南郷を目指す。
昨年までは海沿いを走る220号線の運転に難儀していた。約50キロの直線区間があり、ずっと片側1車線ずつ。海岸と斜面の間を縫うルートのため、ずっと道がクネクネしていて運転に全く気が抜けない。
しかし昨年のキャンプ直後に日南東郷まで東九州道が開通。宮崎空港から60~70分ほど掛かっていたのが、45~60分と大きく時間が短縮された上に、運転もかなり楽になったはず。(まだ行ってないけど)

また平日であれば南郷スタジアムの駐車場に停められる可能性が高いものの、土日は満車になってしまう可能性がある。
その際は目井津港の臨時駐車場に停め、シャトルバスで南郷スタジアムへ向かうことになる。
臨時駐車場とシャトルバスの情報は「ライオンズ南郷協力会」のサイトに載っているので、要チェックだ。
なおその日の南郷スタジアム駐車場が満車かどうかは、目井津港に差し掛かる辺りの立て看板に表示されている。

👇臨時駐車場は大体この辺

●アクセス(鉄道編)

南郷スタジアムは日南線・南郷駅から徒歩14分と歩ける距離。
ただ南郷駅まで鉄道で辿り着くハードルが高すぎる。
地方のローカル線らしく1時間に1本ペースと本数が少ないのと、南郷の手前の油津止まりの列車も多い。
宮崎駅5:24の始発電車(南郷駅7:35着)を逃すと、次は9:10発の油津行きに乗り、油津で志布志行きを30分余り待って、南郷に着くのは11:19だ。もう半日終わってしまう。
または油津までなら本数が多少増えるので、そこからタクシーという手もあるかもしれないが、タクシーがどれくらいいるか分からないので何とも言えない。
いずれにしろ鉄道で向かうにはかなりの「覚悟」が必要なのが南郷。まさに秘境である。

2020年に南郷駅リニューアルを記念して運行された臨時列車

●食事

前述のライオンズ南郷協力会のサイトにあるように、メインスタジアムに出店がありチキン南蛮・地鶏・うどんなど宮崎らしいメニューを楽しむことが出来る。

地鶏の炭火焼き
チキン南蛮

とても美味しいのだが、成人男性にとっては一品あたりのボリュームがちょっと少ないかもしれない。また3日くらいいると自然と全てのメニューをコンプリートして飽きが出てきてしまうので、球場に向かうまでに何か調達した方がいいかもしれない。
お昼に球場を抜け出す思い切りがあるなら、「港の駅めいつ」で海鮮を楽しもう。

●気候

最後に気候。花粉の項目でも触れたけど、日差しがあれば関東とは比べ物にならないくらい暖かい!しかもその日差しが強いので日焼け止めは必須だ。
しかしその一方で曇りで風が吹くとしっかり寒いので、防寒対策も必要だ。
特にキャンプは動かずに見ているだけの時間が長いので尚更だ。
矛盾するようだけど両方の対策を忘れずに。そうして荷物が増えていくのだ…。

「対策」というテーマなので、ネガティブな印象が付いてしまったかもしれないけど、南郷は本当に楽しい!
選手を近くに感じられて、シーズン中では見れない練習・表情を見ることが出来る。
中継では一部の選手しか見れないけど、自分の好きな選手をずっと追いかけることも出来る。
新戦力の仕上がり具合も見ることが出来る。
おまけに宮崎は人が温かいし、雰囲気はのんびりしているし、ご飯も美味しい。

今年は高知・春野を選んだけど、書いているうちに南郷に行きたくなってしまいました。行く方は楽しんで!キャンプとかグルメの感想教えてくださいー!

道の駅フェニックスのマンゴーソフトクリーム
メンバーが懐かしすぎる紅白戦(2018年)
辻監督(2019年)
投内連携を行う松坂大輔(2020年)
夕日を浴びるレオ(2020年)
笑顔の外崎修汰(2023年)
ブルペンでの今井達也(2023年)
サブグラウンドでの特守でヘバる柘植世那(2023年)
サブグラウンドで特守を受ける外崎修汰(2023年)

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