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パオジアン+テツノカイナ

割引あり

はじめまして
ねりあめと申します。
普段は北海道でポケモンカードをしています。

今回パオジアンを使用してシティリーグシーズン3でベスト4及びCL福岡でベスト32位に入ることができたためnoteに残すことにしました。
基本は無料で読むことができるので無料部分だけでも読んでいただけると嬉しいです。


◼️パオジアンを選択した理由


現在の環境には多くのデッキが存在しますがどのデッキも優勝するポテンシャルがあり、それぞれの良さがあると思います。その中でパオジアンを選択した理由は以下になります。

①パオジアンによる高火力
②テツノカイナによるサイドの複数取り
③ゲッコウガによる非ルールでサイドの2枚取り
③盤面を非ルールだけにできる

ポケモンカードは原則サイドを取りきるゲームでありその中でも1回の攻撃でサイドを複数枚獲得するのが最も効率的と考えてます。
しかし実際には高いHPのポケモンを押し付けられたり、非ルールのポケモンを押し付けられたりと簡単に複数枚サイドを取らせてもらえません。
しかしパオジアン+テツノカイナであれば多数のルートからサイドを複数取ることが可能です。
 また、試合がロングになればなるほど相手に逆転する可能性を与えてしまうためパオジアン+テツノカイナのようなパワーで試合を最速で終わらせることができるのも魅力の一つだと思っています。
 このように考えサイドを取るデッキの中では1番強いと思い今回パオジアンを選択することにしました。

◼️デッキレシピと採用理由

今回シティリーグシーズン3及びCL福岡で使用したレシピになります。
ビッパ、ビーダルが3枚採用されているところが特徴的ですが他は良くあるパオジアン+テツノカイナのレシピだと思います。

◼️ポケモン

・パオジアン(2)
3枚のレシピもありますが私は2枚が丁度いいと思っています。
マキシマムベルトの登場により必ずしもスタートするのが良いと言えなくなりました。
また3回以上使いたい時は釣竿で戻して使用すれば良いと考えており、サイドに2枚落ちてしまった場合はヒスイのヘビーボールもあるため大丈夫だと考えてます。

・セビエ、セグレイブ(3-2)
良くある枚数配分ですがセグレイブは3枚欲しいですが枠の都合上2枚で我慢してます。
 HP70のセビエ採用については環境にロストがいるうちは1枚採用した方が良いと思います。
 理想のベンチの盤面が以下になります。

これを見て頂いたらわかると思いますが全員が進化しない限りロストマインの2枚取りを防ぐことができません。
セグレイブ、ビーダルは1体ずついるとしても他の2体が進化できる時はデッキが回っている時であり、毎試合必ず進化できていることは無いためHP70のセビエを採用することによってロストマインの2枚取りを防いでいます。

・ビッパ、ビーダル(3-3)
3枚ずつの採用が特徴的だと思います。
本来は盤面に2体しか置かないのでサイド落ちを考えなければ2枚ずつの採用で十分でした。
 しかし最近はパオジアンに対する戦い方が理解されてきており、ビーダルを先に倒してくるプレイヤーが増えて来ました。そのため再度盤面をつくるため釣竿が必要になったりサイド落ちなどもあるため3枚ずつ採用しています。
 そのため序盤から終盤まで安定感が増し手札干渉にも強い盤面を作ることができます。

・ゲッコウガ(1)
説明不要だと思いますがシステムポケモン兼アタッカーでありキャンセルコロン+キャッチャーによる相手の盤面を崩す性能が段違いに高いです。
 またこのデッキの最高HPが230と脆くサイド2枚が取られやすいため非ルール1体でサイド2枚取ることのできるゲッコウガはアタッカーとして非常に優秀です。

・マナフィ(1)
不採用のレシピもありますが環境にパオジアンやロストがいるうちは採用した方が後攻になった場合や2ターン目にセグレイブに進化できなかった場合を考慮して採用した方が理不尽な負けが減ると考え採用しています。
 また技の水かけをヒトカゲやかがやくリザードンに当てることでヘイルブレードに必要な水エネルギーの枚数が減ったりごっつぁんプリファイの範囲内になることがあります。

・カイオーガ(1)
シティリーグ、CL福岡に参加する際に情報収集をする中で日々古代バレットの使用者数が増えていて大会を通して少なくとも2回は当たると思い採用しました。
使用方法に関しては各デッキへの戦い方で記載いたします。

・テツノカイナex(1)
時々採用されていないレシピも見ますが私は採用した方が良いと思います。採用することでスタートしたりデッキに雷エネルギーを入れたりとデメリットもありますがそれを踏まえても強すぎる性能であり、デッキ選択でも触れましたが非ルールを倒してサイド2枚取ることはありえないほど強いと考え採用しています。

◼️グッズ

・ボール系
ポフィン、ネスト、ハイパー、ヒスイ(4-4-3-1)

まず理想の盤面がこちらなります。

そのため盤面を作るカードは最大枚数採用すべきだと考えてます。ネストボールが3枚のレシピもありますが1ターン目からゲッコウガの特性で手札を増やせるかで2ターン目以降の要求やパワーが変わるためゲッコウガを置くことができるネストボールも最大枚数採用しています。これらの理由からハイパーボールも4枚採用した方が良いのですがこのデッキはスーパーエネルギー回収を採用していることから想像よりコストにできるカードが多くありません。そのため3枚採用で我慢しています。

・大地の器(1)
元々は2枚採用してました。雷エネルギーをサーチする手段が大地の器しかなくテツノカイナを任意のタイミングで起動させるには大地の器は複数枚採用するべきだと思います。
 しかし今回は対戦を通しての安定感や手札干渉に強くするためにビッパ、ビーダルを1枚ずつ増やすためここの枠を1枚にしました。

・スーパーエネルギー回収(4)
4枚以外あり得ないです

・すごいつりざお(2)
パオジアンとセグレイブがギリギリの枚数しか採用していなく倒されたりサイド落ちを考慮し1体を複数回使用することがあります。
 HP310以上のポケモンを相手する時はスーパーエネルギー回収+パオジアンの特性でエネルギーを6枚集めますが終盤は山札のエネルギーを使い切っていることからエネルギーを戻すためにも使用します。
 スーパーエネルギー回収やハイパーボールのコストがシビアであり仕方なくパオジアン、セグレイブ、テツノカイナをコストにした際に戻すため2枚あるとプレイ難易度が下がりとても使いやすいです。

・ふしぎなアメ(3)
4枚採用するとデボリューションを気にせず進化できたりポケストップで触れやすくなります。
 しかしデメリットとして進化できない場合は空打ちできないカードのため手札に集まりすぎるとビーダルの特性が使いにくくなり結果として不安定になる場合があります。そのため私は3枚採用に落ち着いています。

・カウンターキャッチャー、プライムキャッチャー(1-1)
このデッキにある相手のベンチのポケモンを呼べるカードです。
 ボスの司令を採用している構築もありますが終盤はスーパーエネルギー回収が必要になりサポートの権利はカイや暗号マニアに使うためボスを撃てるタイミングがありません。
 カイやポケストップで持ってくることができキャンセルコロンと合わせてサイドを複数取ったり、前の高いHPのポケモンを避けベンチのポケモンにごっつぁんプリファイでサイドを複数取ったりと1回では足りないことからカウンターキャッチャーまで採用しています。
 当たり前ですが使えるなら基本的にはカウンターキャッチャーから使うようにしてください。

・キャンセルコロン(1)
キャッチャーと合わせることでゲッコウガでサイド2枚取ることができるのでパオジアンなどが先に倒されサイド2枚取られた場合でも相手のサイドを偶数進行から奇数進行にすることができます。
 別の使い方としてはマナフィの特性を消しつつカイオーガで相手のビーダルを倒しつつナンジョモを打つことによって相手の動きを弱くする時にも使います。また、とおせんぼカビゴンやミミッキュなどのパオジアンが苦手とする特性も1度なら消すことができます。

◼️サポート

カイ(4)
4枚以外ありえないと思います。
 当然ですがセグレイブ+アメを持ってくる前にビーダルやゲッコウガの特性を使用してからカイを使った方がお得です。カイの前にポケストップを使うかどうかは落ちて困るカードや手札と相談して使いましょう。

暗号マニア(2)
1枚採用がよくある構築だと思います。この枚数に関しては1枚か2枚かで安定性が変わるのか正確な確率を出していないため好みだと思います。私は体感ですが1枚では物足りなかったため2枚にしています。お好みで調整していただけたらと思います。
 カイとは違い条件があるものの特定の2枚をサーチできるため5枚目のカイのような存在で採用する価値はあると思います。

ナンジャモ(1)
最近ではビーダル軸のデッキが多くパオジアンは相手のビーダルを狩り尽くしてから捲っていくような戦い方はできないためナンジャモが刺さるデッキは少ないと考えています。しかし古代バレットやロスト系統のデッキが存在する限り不採用にしたが故に勝てる試合も落とす可能性があるため最低でも1枚採用した方が良いと思います。

◼️スタジアム

ポケストップ(2)
以前は頂への雪道に弱かったためポケストップに限らずスタジアムは最低でも3枚以上採用されているレシピが多かったですが現在の環境は貼り替えしたいスタジアムが少ないため2枚にしその分サポートなど他のカードに枠を使っています。
 崩れたスタジアムが苦手であり崩れたスタジアムを貼り替えしたいため3枚採用することもありますが崩れたスタジアムは中盤以降に貼られることが多くそれまでにビーダル2体立っていれば私は貼り替えせなくても問題なく、ポケストップ自体も雑な貼り方をしていなければ山札に残っているため気になることはありませんでした。

◼️エネルギー

水エネルギー、雷エネルギー(8-1)
環境に多いリザードンexを倒すためには6枚必要で隠し札のコストにし早い段階からトラッシュに4枚は欲しいため出来れば9枚ほど採用されていると初手にあることも増えサイド落ちを考慮しても十分なエネルギーが山札にあるため安心だと思います。
 雷エネルギーは1枚しか採用されておらずサイド落ちした場合テツノカイナが起動しません。2枚あると器を使用しなくても引き込めたりサイド落ちを考慮し2枚採用していると安心です。
 後ほど各対面での戦い方で説明しますがこのデッキは様々な方法でサイドを複数取ることができテツノカイナも環境にサーナイトが少なくなったことから最序盤から起動する必要がないためこの枚数にしています。

◼️採用候補カード

・テツノツツミ
前のポケモンを避けつつ裏のポケモンを倒したい場合や相手の進化ポケモンを硬直させたい場合に使用できます。
具体例としては❶こちらの残りサイドが2の時に相手のリザードンexデッキからかがやくリザードンを押し付けられ場合相手のベンチはリザードンexかHP120以下のポケモンしかいないためテツノツツミの特性を使うとパオジアンまたはテツノカイナでサイドを2枚取ることができます。
 ❷アローラロコンのようなパオジアンやセグレイブでダメージを与えられないポケモンを特性で裏に下げてからキャッチャーで呼んだり、単騎にされた場合はテツノツツミの技で次のターン技を使えなくしたりできます。
 今回不採用にした理由ですが❶に関してはキャッチャーが2枚採用されていることから無駄遣いしなければ足りると考えてます。❷に関しては特殊な技を使用するデッキが少なくカイオーガやテツノカイナなど特性なしのポケモンが採用にされており、またキャッチャー2枚使用すれば裏に下げてからバトル場に呼び出す事もできるため不採用としました。

・ジラーチ
基本的にセグレイブ2体、ビーダル2体、ゲッコウガをベンチに置くため枠がなく進化すればHPも高くロストマインで複数取りされないため不採用です。

・セゴール
セゴールをサーチする手段がハイパーボール、カイ、暗号マニアしかなくカイや暗号マニアがある場合はアメ+セグレイブを持ってくることができるため不採用としてます。

・メタモン
ポフィンでパオジアンやゲッコウガを置く事ができるカードです。
安定感が増してるように感じますがポフィンでメタモンまで出してる余裕が少なく、デッキの枠も1枠取るほど活躍しなかったため不採用にしました。

・ミュウex
イダイナキバLOに対抗するために採用されていることがあります。環境にイダイナキバが多い場合は採用しても良いかもしれません。今回はマッチングする回数が1回もしくは0回だと考え、また各デッキへの戦い方で紹介しますがミュウexが不採用でも勝つプランはあるため不採用としました。

・パルキアVSTAR
セグレイブが立たなくても手張り2回でダメージが保証されていて、特性が優秀で序盤、終盤に一気にエネルギーを付けることで不意にゲッコウガやパオジアンを起動することができます。
 しかしベンチに余裕が無くなり手札干渉に弱い盤面になりやすいと考え不採用にしました。

・アルセウスVSTAR
特性で任意の2枚を持ってこられるため序盤、終盤関わらず安定性を底上げできキャンセルコロン+月光手裏剣も無理やり決めることが可能になり序盤からの制圧力が増します。
 しかし他の不採用理由と同じくベンチ枠を取り、ダメージも低いため最終的には置物になることが多く不採用としました。

・ネオラントV
こちらも安定性を上げるカードであり他のカードと違い技で山札へ戻れるためアタッカーになったりベンチ枠を取らなかったりと優秀でした。
 今回は調整をしていく中でビーダルが立ってしまえばサポートに困ることが少なくネオラントを持ってこられるカードもハイパーボールしかないため言うほど万能ではないと思い不採用にしました。

・ロストスイーパー
以前は頂への雪道があったことからカイでサーチすることができるスタジアムを割るカードとして採用されていました。
 ポケストップの採用理由で触れましたが今はそこまでして割りたいスタジアムが無いため不採用としました。
 イダイナキバが増えヒーローマントを割りたくなったら採用するかもしれません。

・ボスの司令
キャッチャーの採用理由でも触れましたがサポートにボスを使えるほど余裕はなく、ポケストップも使用しにくくなるため不採用です。

・ポケギア3.0
カイや暗号マニアに触れる可能性があり、空打ちも出来るためサポートにも繋がりビーダルの特性の邪魔にもならないため一時期採用していました。しかし当然サポートの枚数が増えているわけではないためそれならサポート自体を増やした方が良いと考え不採用にしました。

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