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『美しい本屋さんの間取り』

澤井聖一 『美しい本屋さんの間取り』 (エクスナレッジ、2022)


ズバッと感想を言うと、思っていた内容と違った!!

間取り図好きだから買ったんですが。
だけど、やっぱり本好きには面白い。そしてインテリア好きにも面白い。

冒頭漫画でワニさんが、仕事を辞めて本屋さんを開く!!と言う。
辞表を出した後に仲間から「でもワニさん書店を開業するって
どゆことか考えてる??」
「ハッ!!」となるワニさんに、本屋を開業するためのノウハウを説明していくのが本書のメイン内容。

本屋を開業したいなら、このくらいは知っておこう!!内容。

普段、私は本屋内をうろうろしている時に店の作りや、
本の置き方などを見ますが個人開業したら、全部自分で決めるのか。
こんなに決めること多いのかーてなりました。
そして同時に高揚感。

個人的には、

「ときめく本棚をつくる」

澤井聖一 『美しい本屋さんの間取り』 (エクスナレッジ、2022)、64頁。

が好き。
消費者を意識した空間づくりのみならず、これは自分の家にも使えそうだから。

本当に美しい本棚ってあるよなぁ…と思い出した。
友人の家など、人の家に置くとインテリアがオシャレだなー!!って思うことは多々ある。
元々インテリア好きなのもあるから。
そして必ず目がいくのが、その人の家の本棚。
収納を活かしたもの、美しく並べることに重点を置いている人。
パッと見てすぐに分かるように配置している人、ジャンルごとに分けている人や、出版社や著者ごとに並べている人もいる。
本当に多種多様。
本を見せて、魅せる。
「あ、これ良いよね。」なんて会話が弾むのも、楽しい。


本書には、本の基礎知識も書かれている。
本の大きさや、重さ、その種類。
最後の方の数ページでは、一般的な業界用語や本の用語集となっている。
本屋を起業するなら知っておくべき用語、本にまつわる用語だ。
用語はたくさんあるわけではないし、説明も短いので読みやすいし「とりあえず分かった」となれるはず。

本屋さんって、こういう仕組みなんですなぁ。
今まで不思議だったあの陳列は、もしかしたらこの意図なのかな?
日頃の記憶を集めて、感動もした。

感想と妄想タイム

本屋の起業となれば、その必要は大きなもの。
個人的には、やっぱり本屋バーをやってみたい。
この本でも紹介されているけど、本屋にはカフェが入っていることが増えてきた。
それなら、バーがあっても良いじゃない。

1つには、文字の如く本屋の中にバーがある空間。
ゆったりしてね。
もう1つは、本日のオススメと書店員がバーテンさながらにお客さんに
本を提供するもの。
厳密な規則と条件付けをしないと、本屋としての機能がごちゃごちゃになりそう。
ただ、あったら面白そうだなって。

幅広い大人たちが本屋で楽しめるように、カフェだけでなく、
子どもたちを遊ばせておけるスペースがあっても良いかも。
それを監視するシステムも、ちゃんと導入して。
本当は本屋でゆっくり本を選びたいけど、静かな本屋に子どもたちを連れて行くのには勇気がいる人が多いかもしれない。
誰にでも開かれているはずのお店が、もっと広い客層を受け入れられる書店があったら良いなのになぁ。
それを自分で出来たら最高だろう。

ま、まずは、まずは宝くじを当てるところからかな(OωO;;)



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