蹄ぽに子というVtuberに関して
要旨
この記事は蹄ぽに子に関する記録と執筆者であるオタクの回顧録、そして引退に際する素直な気持ちを書きなぐるものである。
蹄ぽに子というVtuber
NERDの成り立ち
蹄ぽに子に出会ったのは2018年、自分が大学3年生の時。当時は競馬の予想家の1人という感じで交流せず買い目を参考にしていた。
割と堅実な買い目で初心者にはとっつきやすく、バイト先で賄いを食べながら蹄ぽに子を見て競馬予想の参考にしていたのを今でも覚えている。
転機はその後、2019年の9月に蹄ぽに子バースデー記念という競馬予想企画に何故かリア垢で参加し、何故か3連複を当ててしまい、リア垢で景品を自慢するのが怖くて作ったのがNERDというTwitterアカウントである。
バイト先でタバコを吸いながら結果を見て焦ったのを今でも覚えている。
「うわ〜…俺が当てちゃってどうすんだよ。」
「ファンの人に申し訳ねえけど辞退は失礼だろうし、お礼言おうにもリア垢だし…」
的なことを思ったと記憶している。
予想家として蹄ぽに子をフォローしていなかったら、なにかの気まぐれで参加していなかったら、初めてやった地方競馬の予想が当たっていなかったら、景品を貰って別にツイートする義理もないと思っていたら、お返しに絵を描こうと思い立っていなかったら。
色々なボタンの掛け違いでNERDは存在していなかったと言えるし、自分という存在の生みの親と言っても差し支えない。
ここで終わるというか、礼もいったしもういいかという感じだったが、何となく蹄ぽに子の生配信に行き、ずっとROMっていた。
当時は確かアイスボーンの実況をしていたような気がする。コメントする勇気が出たのは次のmoon実況の時だった。
自分のことばかりで恐縮ではあるが、当時は臨床実習中だった。何度か自殺未遂をしかけるくらい病んでいたが、その時も彼女のおかげで踏みとどまれた部分も少なからずあったのは自分の中で本当に大きい。
そこで初めて当時のまだ若干アングラ気味だったVtuberの雰囲気と一体感、そして何よりも蹄ぽに子という沼に引き込まれていくことになる。
蹄ぽに子という沼
・なぜハマったのか
これはもう声が1番だったと思う。
蹄ぽに子の声は万人受けこそしないが、刺さる人間にはめちゃくちゃ刺さる家系ラーメンみたいな個性がある。
蕎麦屋のカツ丼、牛丼屋のカレー、またはバナナワニ園のレッサーパンダ。ダークナイトで言えばジョーカー、ブラック・レイン松田優作、Vtuberの蹄ぽに子。
あとはmoon配信がかなり良かったというか、本当にゲームを楽しんで、驚いて、感情移入しているのが伝わってきたし、リスナーをよく見ているなという感覚もあった。スルー力も強いし、変な力みもない。
ものすごく突出したものがある訳では無いが、全てが平均以上取れるオールラウンダーという印象だった。
「安定感」は蹄ぽに子を支える大きな要素であることは言うに及ばない。
・ぽにさち村
ハマった要因として馬場さちえさんの存在も大きかった。
OLと同居してます←!?、?!?!?、!?
「自称天馬のやば女」が「あらあら系OL」と仲良くやっているという事実はかなり有難いものがあり。深い言及はあえて避けるが、良いなという所感だった。
・なぜ4年間推せたのか
これも自信を持って言えるが、先述の安定感に加えて、本当に色んなことに挑戦して、リスナーを飽きさせない配慮があった。
企画の多さ、衣装やモデル差分の多さ、コラボの多さを見れば言うに及ばないだろう。
「安定」と「挑戦」という相反して見える2つを併せ持っていたことが魅力の大きな要因のように思う。
引退に関して
流れ
今後の備忘録と他人のための記録として引退に関する事柄を少しまとめようと思う。
彼女の引退報告はメン限配信であり、引退に関する諸々のこともその中で語られた。
メン限の動画はメンバーシップの終了とともに消えるとのことだったので、後に余計な憶測を呼ばないためにも記録が必要だと思ったので以下に記す。
なるべくバイアス無く、温度感が伝わるようにしたい。
引退の発表があったのは2023年9月30日のメン限でのこと。
最初は普通の雑談配信で、「夏」を食いながら会話を進めるというものだった(何を言っているか分からないと思うが、私は違法薬物を摂取していないし精神疾患も患っていない)。
引退の告知に関しては完全に青天の霹靂だった。ファン個人から見ていてその雰囲気は無かったし、当日リアタイしていたが普通のテンションで会話していた。
引退告知が急すぎて食べていたリンゴが口から落ちたのを今でも覚えている。
2ヶ月後に引退するというアナウンスがあり、涙ながらに引退の経緯を語っていた。
この文章を書き始めたのは引退宣言から10日後であるが、Xデー以後はスイカをやったりしている。
引退理由
引退理由に関しては「メン限を見ろ」しか言えないが、もう無いと思う。何故こんなことしか言えないかというと、本人がメン限外でそう言っているからとしか言えない。
ただ、誤解を避けるために書いておくと、ネット上でのトラブルや特別なアクシデントでの引退でない事はその後の配信で明言されているので、注意して欲しい。
まとめると、「理由は言えないが、特定の個人ないしはトラブルに起因した引退では無い」ということである。
思うこと
蹄ぽに子に対して1番自分が抱いている感情は他ならぬ感謝であり、「誰かを応援するような活動」や「創作活動」の本質、ないしは楽しみを与えてくれたと言っても全く過言では無い。
個人的に思ったのは、活動年数が長い人ほど「その人がいて当たり前」になりやすいという事。これは親や家族にも言える。
当たり前の反対はありがとうという言葉があるが、これを読んでいる人が応援している人や周りの人、自分の「当たり前」に対して感謝を伴うアクションを引き起こすきっかけになって欲しいと思う。
当たり前の人がいなくなろうという時に慌ててこんな長文を打っている自分が本当に恥ずかしい。
最後に
蹄ぽに子さん、5年間の活動お疲れ様でした。月並みですが今後のご活躍をお祈りしています。
NERD
〈おまけ〉
蛇足ですが今まで描いた蹄ぽに子関係のイラストを時系列順で全て載せます。
どんなしょうもない落書きでも、真摯に反応してくれた事は印象的でした。
以上です。こうしてカメラロールを遡ると、依頼や忙しさを言い訳にせず、もっと描けたなというのが所感です。
最後までご覧頂き本当にありがとうございました。
悔いなきよう生きましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?