(第4回)「プログラミングやりたくない!」〜下から目線のコーディング武者修行〜
服部雄樹さんの入門書片手に写経を続け、無事ウェブページができあがった!
でもJavaScriptを使わなくてもも作れちゃったぞ?
書店でプログラミングの入門書コーナーに行くと、「HTML」「CSS」「JavaScript」の3つがタイトルに含まれてるのがフツー。
それなのに、
「JavaScriptを使わなくてもウェブページのガワが作れた」
ことにアレアレッ?という疑問が。
「なくても作れる」ものがなんで「必須」として扱われるのか知りたくて、今度はJavaScriptを見てみることに。
JavaScriptの関連本はたくさんあるのでどれにしようか迷いましたが、とりあえず
狩野祐東『確かな力が身につく JavaScript「超」入門』(SBクリエイティブ、2015年)
を手に取りました。
そして
ここからが本当のプログラミング武者修行のはじまり
だったのです…
[JavaScriptをやり始めて即思った3つのこと]
(1) 「HTMLとCSSだけではできないことをやるのがJavaScript」なら、「可能な限りHTMLとCSSだけで作る」べきでは?
狩野さんだけでなく、いろんな人のJavaScript解説書を見ると、
「JavaScriptは、HTMLとCSSで作られたウェブサイトに動きを与えるもの」
つまり、「補足的な要素」という扱いで説明されてました。
プログラミングにニガテ意識あったとはいえ、これ、フツーに考えてくと、
「部品が増えれば増えた分だけ故障も増えるのがものづくりの鉄則。だったら可能な限り部品は少なくすべきでは?」
という話に。
なので、なんでわざわざ補足的な内容のJavaScriptを使わなくてはいけないのかな〜と長いことギモンでした。
オマケ要素はなければないで良いのでは? ボタンが派手に動いたりするのはカッコいいけど、ボタンのところに矢印重ねると色が変わるとか、服部さんの本では「CSSの指定でできる」と分かったし。
*その後、JavaScriptの深〜いところまで学習した結果、「なるほど、そういう理由で必要なのね」と納得したんですが
(2) カッコが多すぎて、「どこからどこまで」を囲んでるのかパッと見では判断つかない!
(1)はJavaScriptの「立ち位置」についてでしたが、(2)には当初、泣かされ通し。
HTMLでも、必要なタグ(tag、洋服についてるアレ)を<tag>なにか</tag>のように囲むのはやってましたが、JavaScriptのカッコの多さはこんなものではない!
特にコンピュータさんは融通がきかないので、カッコが1つ足りないだけでもエラーが表示されてしまう…
そしてまた、そのエラーが「どこで発生してるのか」を突き止めるのがえらいタイヘン、ということに心底参りました。
*これもその後、プログラミングの動画講義を見て、「この書き方をすればカッコがたくさん出てきても混乱しないのか!」とわかりましたが…
そしてこのカッコの多さと関連して、次の理由が出てくる。
(3) なにをどーやっても「打ち間違える」
「過(あやま)つは人なり」という格言があるくらい、ニンゲンは間違いをおかすもの。
当然、いくら入門書片手にちゃんと写したと思っても、「写し間違い」が出るのがニンゲンの定め。
ところがコレ、自分では「ちゃんと写せている」と思ってるだけに、JavaScriptから「エラーあるんだけど」と言われても、
いったいどこが間違ってるのか見当もつかない
状況に。
さんざん見返した結果、掛け算の記号「 * 」のつもりで、「 + 」を打ち込んでいたと分かったときには膝から落ちかねない勢い。
数字の1とアルファベットのl(エルの小文字表記)を見間違えることも日常茶飯事なので、ついにはこう考えるようになりました。
どうやっても打ち間違える以上、打ち込む回数自体を減らすべきである
なんて。
実際には「プログラミングの中身は紙にでも下書きして、最後の清書だけコンピュータに打ち込むようにしよう」と。
これなら少なくとも「下書きの段階で打ち間違える」可能性は減らせるので、それだけでもだいぶ気楽に。
JavaScriptはウェブページのオマケ要素、カッコは多くてどこに区切りがあるかわからない、いくら気をつけても打ち間違う、その上にどこを間違ったか見つけづらい…
「プログラミングやってみよう!」と思ったものの、JavaScriptあたりでザセツしちゃった人も多いんじゃないかと思います。
自分は運良く続きましたが、服部さんの入門書が1ヶ月程度で終わったのに対して、
JavaScriptの入門書は、なんとか終わらせるまで正味3ヶ月かかりました。
調べながらとはいえ、こんな初歩的なことに3ヶ月もかかるのかーーと、意気消沈。けっこうこういう人、多いんじゃないのかなー。
それだけガックリ来てたのに、なんでいまだに続いているのかというとーーその理由はまた次回に!
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