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<マネーリテラシー基礎の基礎>

<じっちゃまセミナー<要旨>>
<高年齢者雇用安定法の改正が始まるらしいが、この法律は不親切で分かり易い法律になっていない、だから、リタイア後に必要な生活費の事とか、現役時代における資産形成や投資の活用に関して、基礎的な話をします・・・ずばり! 結論は3つだけ!>


1 . 掛金が全額所得控除されるから、所得税と住民税の軽減で節税に一番有利な iDeCo(イデコ)をやって下さい!
2 . iDeCo(イデコ)で、VTI(全米株式型ETF)を買って下さい。
3 . VTIは長期で年率8.0%くらいのリターンを見込むのは全然不自然じゃないから。この3つだけ覚えて頂ければ良いと思います・・“自分の老後は自分で考えろよ、若い時からきっちりと!” ってことですね。

「備考」マネーリテラシー: お金の知識を持ち、それをうまく活用する能力のこと。マネーリテラシーが高くない人は、いくら投資をしても効率よく資産を増やすことができない。マネーリテラシーが低いと、人生のさまざまな曲面で良い選択を出来ずに損をすることが多い。
リテラシー:物事を正確に理解し活用できること。

<2019年に金融庁が “人生100年時代における資産形成” と言うレポートを出している>レポートが指摘している内容を、”じっちゃまが解説”
<指摘1、日本人の老後は低所得!>


1 . 日本の高齢者世帯の平均所得は320万円くらいで、欧米先進国に比べてかなり低い。
2 . 日本の年金収入の所得代替率(老後の生活を、現役時代の所得の何%位で生活しなければいけないのか? という事)日本は57.7%(個人年金を含む)、アメリカは71.3%、つまりアメリカの場合は現役の時に比べて70%くらいの所得で、リタイアした後も暮らせると言う事です。でも日本の場合は57.5%の所得で暮らさなければいけないって事です。
しかも、公的年金だけの場合だったら34.6%の収入しかないのです。非常に低いって言う事です。

<指摘2、日本の高齢者はリタイア後も、生活の為に細々と働く>


1 . 日本の高齢者世帯は労働所得が38.7%と大きく、資本所得が少ない。すなわち老後も生活の為に働く人が多い。
2 . 日本の家計貯蓄率は2.6%と非常に小さく、アメリカ
の6.9%に比べると約1/3で凄く見劣りする。2.6%の家計貯蓄率は、経済協力開発機構OPECの先進国グループの平均4.8%と比較しても、約半分にしか達していない。
3 . 日本の高齢者世帯は持っている金融資産の額で2極化している。すなわち、金融資産が3000万円を超える裕福世帯と、450万円を切る貧しい世帯とに格差が広がっている。

<指摘3、資産運用リターンが1.2倍と非常に伸びが小さい。何故なら銀行預金で普通預金をしている為、低金利でお金が増えていないから。>


1 . アメリカの場合、運用リターンによる金融資産の伸びは2.0倍、イギリスは1.6倍、なのに日本は1.2倍にしかなっていない。こんなに格差がついた理由は、誰もが知っている低金利です。低金利とは、“お金を預けて貰っても、利息は付きませんよ“ と、銀行が言っているわけです。しかし、日本人は相変わらず銀行を使っている。
2 . 
アメリカ人は ”ぷらぷら“ しながらお金を稼ぐことの天才だから、そうか、低金利か! じゃあ、銀行預金は魅力ないな、株にいこうか!” って、すぐに株に投資している。その差が上記の運用リターンの差として現れている訳です。

<指摘4、現役時代に効果的な資産形成(個人年金・投資信託)が行われていない>


1 . アメリカ人が個人年金や投資信託を中心に、現役時代から20年間継続して資産形成を続けた結果、金融資産は8倍強に増えている。
2 . 日本
は貯蓄率の低下傾向と合わせて、預貯金が多いので金融資産は2倍にしかなっていない。

<米国株投資って、どのくらいのパフォーマンスだったの?>


リターンを計算するサイトが有るので、それで調べると、S&P500(米国を代表する指数)を1970~2020年の50年間で計算すると、パフォーマンスは、年率10.76%となっていて、1ドル投資したのが183、71倍になっている。20~30年の平均でも年率10%を見込める!直近2年の高パフォーマンスを差し引いても、年率8%は無理じゃない。

「結論」

皆さん、冒頭に戻って考えてみて? 何故、僕がiDeCo(イデコ)を薦めるの? その目的は、”皆さんの有効な資産形成” でしょう? iDeCo(イデコ)をセットアップしたら、併行して、つみたてNISA(分配金と売却益が非課税)を走らせて、両方が済んだら、株式投資に入って下さい。

<個人的に気になった質疑>
Q1、ETFが承認されるか否かによらず、長期視点でのBTCの売り場が近く来る事は考えられますか?(ライブ時間1:06:08)


A、1 . 極短期での見通しは、4月14日にコインベース(COIN)がナスダックに上場されるんで、その時メディアが騒ぐ。するとコインベースに新規の口座開設する人も増えるだろうし、既存のコインベースの顧客が “またBTC買ってみようかな” って感じで、休眠口座活性化起こる可能性もある。故に、上場前のBTCは上↑、4月14日後も暫らくの間BTCは上↑、を考えている。
2 . その後ある時点で、フィデリティのビットコインETFが、もしSECに承認されたら、ズドーンと上↑↑だと思う、ズドーンと上↑↑。
3 . ただし、
コインベース株にとっては大きなマイナスでコインベースの株だけは下がる。BTC現物は上だと思う。
4 . なので、目先はBTCを売る事はあんまり考えなくて、良いんじゃない? そんな、細かく、くりくり取ってやろうなんて言う風に考えて、コインベースが上場された後で、BTCがちょっと利ぐったら、その後でフィデリティのビットコインETFの材料がドーンと出て、メチャクチャアップサイドを取り逃したとかね、そう言うリスクは有ると思いますよ。

Q2、先程、質問したBTCですが、カナダで承認されたBTCのETFですね。(ライブ時間1:39:24)


A、1 . くだらないと思う。フィデリティのビットコインETFが、アメリカで承認されるかも知れない訳でしょう? 1ヶ月先か、半年先か、分からないし、承認されないかも知れない。しかし、“もし、フィデリティビットコインETFが、SEC承認された時の事を考えてみろよ!” と言いたい。
2 . 例えばゴールドのETFって、“GLD”以外何がある? 皆さん言えますか? 言えないだろう? 僕は言えない!何故かと言うと”GLD”が登場した事によって、GLD以外泡沫的な商品全部シャットアウトされちゃったんですよ。
3 . だから、フィデリティのビットコインETFが承認されちゃったら、カナダビットコインETFなんか、そんなのクソだし、何の価値も無くなると思う。あるいはグレースケールビットコインなんか、あんなもんETFですらないんだ! だから皆さんに言いたい、“泡沫的な商品投資すると言う事のリスク、もっと震え上がれよ!“ と。

Q3、ズーム(ZM)、クオルボ(QRVO)、資金が限られている場合、どちらを優先すべきでしょうか?
(ライブ時間2:00:15)


A、1 . 今、目先、どっちが速いかと言うと、たぶんクオルボ(QRVO)じゃない? 
2 . 皆さん、いい加減チャートの見方勉強した方が良い。この緑の線、これが下値支持線でサポート。上の緑は上値抵抗線、レジスタンス。その二つの線で挟まれた間はボックス圏と呼ばれる。
3 . 今、ボックス圏を抜けたんだから、抜けたと言う事はアクションが起こったと言う事。すなわち、チャートに紫や緑色のシェードが出ているチャートは、テクニカル的に何かアクションが起きているチャートです。だから、このクオルボの場合、そう言うチャートポイントに来て風雲急を告げているから、アクション、タイムなっている訳です。そう言う意味でクオルボを優先すべきだろうね。
4 . 一方、ズーム(ZM)は、そう言う色がぜんぜん出ていない。これをチャート的にどういう風に言うかと言えば、“なんか、ぼんやりした、判然としないチャートだよね” としか言いようがない、右肩下がりだしさ。そう言う風にチャートって読むべきじゃないの。(広瀬さんが説明に使用されている米国株銘柄の分析ツールは、”マーケットスミス” です。)

Q4、FVRRも、GAFAMのように、半年ぐらい上値が重い展開が続く可能性はありますでしょうか?(ライブ時間2:02:21)


A、ファイバー・インターナショナル(FVRR):1 . チャート的には特になんにもないよ。ハイパーグロース株で、“決算を一度も、しくじってなくて、美しい決算を出しているのに、株価はさえない” そう言うチャートが今、物凄く多い。同じようなチャートの銘柄を列挙すると、ファイバーもそうだし、あとクラウドストライク(CRWD)トレード・デスク(TTD)トゥイリオ(TWLO)オクタ(OKTA)ドキュサイン(DOCU)、これらも、この前の決算良かったよ。でも同じようなチャートをしている。
2 . その理由は、“相場は大きく開花したら、その後でちょっと休んで、英気を養わなければいけない期間がある” んですよ。しかし、“休んでいる悪い” と言う事では全くないし、“休んでいる売り” ではない! 僕はこの辺の銘柄を凄く見ているよ。 “次に何を買ってやろうかな“ って形で、虎視眈々と銘柄を選んでいる最中です。
3 . 一足先にお休み期間に入った銘柄が、フェイスブック(FB)グーグル(GOOGL)、これらは休養期間が長く、去年の9月から休養しているから、今が旬になっている、マイクロソフト(MSFT)も同じ。
(以上  At 2021/04/07配信 )

<あとがき>
1 . ユーロナブ(EURN)もう底だと思って4月10日に8.80ドルで買った。今日の終値は8.36ドル、株に底値なんてないんだよね。こんな株、すぐに売りたくなっちゃうけど、じっちゃまの紹介銘柄なんで、どうしても躊躇しちゃうんだよね。”しばらく持っていたら、上がるかも?”ってね。
2 . ローズタウン・モーターズ(RIDE)GMの閉鎖された工場だけでなく、旧従業員も再雇用で引き継いだ、ローズタウン・モーターズ。
じっちゃまは、このストーリーを テスラ(TSLA)のフリーモント工場と全く同じパターンだ!” と思ったそうです。一時は30ドルを超えたこの株、20ドルまで下げてきたので10株買ったら、翌日も下げてきた。更に10株買い増ししたら、また下げてきて、結局50株まで・・・。チャート右肩下がり下降トレンドなのに、どうしてもテスラの爆上げイメージ重なって、損切りをできないまま、14ドルを切ってしまった。処分したときは13.2ドルで26,000円の負け。学習能力のない自分が情けないね・・・初心者って、こんなもんかな?。苦笑いだよね。
以上



サポート有り難う。個人的に関心の有る事柄しか文書化しません。ランダム発行です。私の資金はポケットマネーの70~80万円なので小額過ぎて、優良大型株には手が出ません。1銘柄で10株くらい持たないと、貧乏臭く気分がしみったれるので、いつも手頃な30~50ドル/株の銘柄に目がいきます。