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イキっているということ

イキっているということ

いまイキっているということ

5歳児が昼間はパンツで過ごせるということ

修学旅行生が剣や龍モチーフの土産を買うということ

大学生が徹夜でギリギリレポートを仕上げたということ

若者が残業で友達との集まりに遅れて参加するということ

中年がこってり背脂ラーメンを食べられなくなってきたということ

老人が「でもそのとき俺は多分死んでるけど」と大笑いするということ

知らないから、イキれるということ

大変だからこそ、イキれるということ

できないことがむしろ、イキれるようになるということ

いまもイキっているということ

生きているということ

自分の書く文章をきっかけに、あらゆる物や事と交換できる道具が動くのって、なんでこんなに感動するのだろう。その数字より、そのこと自体に、心が震えます。