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言いたいことを表現する

「言いたいことをちゃんと言いましょう」と言われて久しいですが、言葉のまま受け取ってしまって失敗しちゃった人、結構います。

正当に主張すべきことは、胸を張って言いましょう!なんてことを教わって、自分の正しいと思うことを言いすぎてしまう失敗例もたくさんみてきたわたしですが、これも少し解釈変える必要があるものです。

先日、アメリカの有名な俳優さんがアカデミー賞で司会者を殴った事件がありましたがご存知でしょうか?

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この方ウィルスミス氏と奥様のジェイダさん。

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ジェイダさんといえば、マトリックスのこの役が有名ですね♪

スピリチュアル好きな人は、マトリックス好きが多いのでご存知の方も多いと思います。

話を戻して。

問題が起きたのは、アカデミー賞の中で司会をしていた人が、ジェイダさんの髪の毛のことをちょっとしたジョークにした時。

一番上の写真の通り、彼女は坊主頭です。
どうやら脱毛症を患っていて、カツラをかぶるよりスッキリ坊主を選んだと、どこかで書いてありました。

大切な奥さんの病気をジョークにされ頭にきたスミス氏が、壇上に上がって平手ビンタしちゃったという話。

日本では妻を侮辱されたことに怒りを表現したウィルスミス氏に対して「かっこいい!」という、まさに妻を守る日本男児を褒め称える傾向にありますが、世界レベルではまた少し違うようです。

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どんなことがあっても、暴力はいけない。
どんなに正当であっても、人を叩いてはいけない。
と、スミス氏に対して非常に辛辣な評価があるようです。

うん、本当にそうよね、暴力では何も解決しない。

ところが
日本になるとこれが「正しければ暴力も致しかなたし」となるのよね。

もちろん、人の病をジョークにした司会者の人が正しいわけじゃない。
どっちかっていうと「お前最悪!」な人だよね。
わたしは嫌いだ。

なのに、叩いちゃったからウィルスミスがみんなに怒られ、白い目で見られ、誇らしいアカデミー賞も何処へやら、仕事を失う危機でさえある。

スミス氏は間違ってない。
相手が間違いなく卑怯な人だ。
けど、言動が間違ってしまったが故に
なぜか相手がいい人になっちゃった。

というクソみたいな決着になりそうなんだよ。

そして。

これがスピリチュアル的な解釈で「なんでも自分の思うままに行動していいんだよ〜」「我慢しなくていいんだよ〜」というやつと同じレベルの解釈に日本ではなっているということです。

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スピリチュアルでいうところの「我慢しなくていい」というのは、正しい怒りであれば相手にぶつけていいという感じで受け取られてしまってるけれど、そうではなくて。

自分や自分の大切な人が侮辱されたことで怒りが出てくるのは、当然です。
怒りが沸かない方がどうかしてると思う。

その怒りをどうするかというのが、大事なところ。

例えば、わたしがウィルスミスだったら、きっと奥さんや家族を連れてその場を去ります。
もう、それは堂々と、多くの人に見せ付けるように不快感をそのままに、無表情で立ち去ります。

怒りをストレートに返しても、自分や大切な人に返り血が来ますのでね。

怒りの相手を、相手にしない。
どんなことがあっても、相手にしない。

というのが今のわたしのやり方です。

昔のヤンキー時代のわたしでしたら、もうソッコーで殴りますが、それは自分の怒りをストレートにぶつけるだけで、解決にも解消にもならず、かえって問題を大きくする「痛みの記憶」のやり方だと学んだので、もうやりません(´∇`)

我慢もしないし、痛みの記憶にも振り回されない。

それに一番近い行動は、まず「その場を去ること」です。

あなたを怒らそうと、イライラさせようと、問題を大きくしようと、痛みの記憶がいろんなちょっかいを出してきます。

どうぞ逃げてください。
堂々と、不快感を持ったままその場を去るのが、心神の世界では正解です。

持って出た不快感をどうするか。
それはまた別の話なので、どこかでお話ししようと思いますん。







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