見出し画像

交通事故に遭いたくないライダー必見〜事故・転倒リスクを下げる行動と心構え〜

みなさんこんにちは!Neoriders Projectのじゅーむです!
Neoriders Projectでは、アンバサダー全員でインストラクターによる安全運転講習会を受講してきました!
バイクは不安定で様々な動作を伴う乗り物なので、転倒を未然に防ぐテクニックも数多くあります。
初心者やこれからバイクに乗る人が、バイクで転倒や事故を起こさないように、そして事故に遭わないようにするためにはどうしたらいいか、そのノウハウをお伝えしたいと思います!

安全運転講習会の集合写真

これからバイクに乗る人にまず伝えたいこと

この度インストラクターの方から、これからバイクに乗る方やバイク初心者の方に伝えてほしいと言付かっていることが2点あります。

危ない運転に気づくこと

1点目は、「9割のバイク乗りは危ない運転をしているが、そのことに気づいていない」ということです。
インストラクターによれば、バイクで多少危ない運転をしていたとしていても、大きな事故に至ることはそんなに多くありません。
ストリートを走る多くのバイクは、事故に遭わないから大丈夫だと思っており、危ない運転をしていてもそれを危ないと思っていないようです。

警戒心を持って臆病に運転すること

2点目は「臆病になってほしい」ということです。
バイクでは転倒のリスクや交通弱者として死傷のリスクがあることから、危険に気がついてから反応するということは容易ではありません。
バイクに乗る時は、自身の操作技量を過信せず、周囲のあらゆる死角、あらゆる動くものに警戒心を持って、臆病に運転してほしいとのことです。
「安全運転に関する知識を知らないまま事故に遭って、被害者・加害者としても憂き目を見てほしくない」と強い思いを持って、この度の講習会を実施していただきました。
そこで得たノウハウを、この記事を通じて皆さんにも是非知って欲しいと思います!

交通事故に遭わないようにする運転とは

交通事故を起こしたり、巻き込まれたりしないようにするためには、「疑う」という心構えと、「止まる」という行動が重要です。

「あらゆる死角・あらゆる動くもの」を疑う

特に疑うべき死角は、住宅街の交差点と車の陰です。こういった陰からは車だけでなく、歩行者や自転車なども飛び出してきます。
しかしながらそういった死角から実際に事故に至るタイミングで人や自転車が飛び出してくる機会は、多くはありません。だからこそ、多くのライダーが危ない運転をしているにも関わらず、それに気づいていないのです。
一度でも事故を起こせば、小さくない被害を追うことになります。そのため、ほとんど無害のように思える見えていないものに対しても、「もしかしたら誰かいて、今飛び出してくるかもしれない」と疑うことが重要です。
また動くものについても常に疑うことが重要です。交差点で対向右折車がいきなり曲がってこないだろうか、歩道を走っている自転車がいきなり車道に出てくることはないだろうか、歩行者がいきなり渡ってくることはないだろうか、と目に見える全ての動くものに対して「周囲を確認して安全運転している」と信じることなく、「いきなり自分に向かって来るかもしれない」と疑うことが安全運転においては重要です。

「避ける」のではなく「止まる」

何故、こんなにもあらゆるものを疑う心構えが必要なのでしょうか。それはバイクでは咄嗟に避けることが難しいからです。
教習所の急制動やスラロームなど事前にタイミングが掴めているものであれば、多くの人は適切にバイクをコントロールすることができるでしょう。しかし周囲を警戒せず、やや無意識にバイクを運転している時に、いきなり人や車が飛び出してきたら安全に避けることもブレーキすることもままならないのです。
不意の障害物には、びっくりしてバイクを傾けて回避行動をしつつも、頭が真っ白になってブレーキをコントロールできず強くかけてしまいます。そうしたパニックブレーキは、いとも簡単にタイヤをロック、またはABSを作動させます。傾いている最中のバイクでそれが起きれば、タイヤは横滑りしバイクは転倒します。
つまり公道で事故をしっかり回避するためにはバイクを傾けて「避ける」のではなく「止まる」必要があるのです。そのためには予め警戒を高めて減速しておく、急ブレーキのタイミングに備えるなど「あらゆるものを疑い、心構えを作っておく」必要があるのです。

このように交通事故に遭わないように運転するためには「周囲を疑う」という心構えと、避けることが現実的に難しいということを理解して「止まる」準備をすることが重要です。


事故・転倒リスクを下げるポイントとは

交通事故以外でもバイクは転倒という特有のリスクがある乗り物です。そのため日頃から転倒リスクや転倒時の被害を少なくするために意識しておくべきポイントがあるのでそれを解説します。

①4本指でしっかり握る

左右のブレーキ/クラッチレバーは、4本指でしっかり握るということです。これは操作性を高めるというだけでなく、転倒時にレバーが指に挟まって指を怪我しないようにするという効果もあります。

②交差点では小さく曲がる

市街地の交差点では、できるだけ車体を傾けないようにしましょう。傾いた車体でも問題なく走れるのは、相応にスピードが出ているということです。
では、もし傾けながら交差点で右左折している時に、不意の飛び出しがあって減速したらどうなるでしょうか。先述のようにロックして転倒してしまったり、或いは体勢を立て直してから減速することで接触事故に至ってしまったりすることもあるでしょう。
市街地の右左折では減速してできる限り小さく、直角に曲がることで事故のリスクを大きく減らすことができます

③斜め後ろを確認する

交差点の横断歩道では人や自転車が行き交っていますが、安全確認は右左折する進行方向の斜め前になりがちです。そのため、進行方向の斜め後ろから来る歩行者や自転車を見直して、歩行者妨害や最悪接触に至ってしまうケースがあります。走行中に後ろを振り返るのは忘れがちなので意識的に確認するようにしましょう!

④走行中に左足を出さない

停車する時は、止まる直前か止まってから左足を出すようにしましょう。左足を早くから出すと低速時にニーグリップが全くなくなり、ふらつきや転倒の原因となってしまいます
「足を出して支えればいいのではないか?」と思われがちですが、ふらついたときに足元に浮砂があったり、雨天で滑りやすくなっていたりした場合はどうでしょうか。足つきに余裕がある場合でも低速でバイクをしっかりとコントロールできるようにしておくことが重要です。

最後に〜5回の転倒を経験した筆者の思い〜

ここまで安全運転講習会で学んだことを書いてきましたが、最後に私の実際の事故・転倒経験を教訓として書き残したいと思います。私は転倒5回、うち接触事故を2回経験しております。
初めての転倒は免許取得から約2ヶ月後、三重県の鈴鹿スカイラインを走っていた時です。
公道に出てバイクが一気に操れるようになり技量を過信してヘアピンカーブで転倒しました。
峠のヘアピンに臆病になって、ゆっくり走れば何の問題もなく曲がれたのに、自分なら大丈夫だと過信した末の転倒でした。

また初めての接触事故は交差点の右直事故でした。
無理に右折してきたダンプカーを避けた結果、傾いたままパニックブレーキをしてタイヤがロックし、転倒して交差点内側のガードレールに直撃しました。
「相手がここで突っ込んでくるかも」という疑いをかけながら走っていれば防げた事故であったように思います。

このように私も典型的な危ない運転をしているが、そのことに気づいていないバイク乗りでした。
皆さんは自分の運転は大丈夫と慢心するのではなく、「臆病」と「疑い」を念頭にバイクに乗ることで事故なく安全にバイクを楽しんでください!

Neoriders Projectではこのようなバイクに関する様々な情報をTwitterで毎日発信しています。個人的な悩みなども私が丁重にお答えするので遠慮なくDM等でご相談ください!
https://twitter.com/Neoriders_PRJ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?