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音の空間表現について簡単に解説、最後にちょっとだけ、XRと音について


なんだか、ずっと映像のトピックを立て続けに書いてきたので、音声の話題にも踏み込んでみようと思います。今回は簡単な解説と分類、最後にXR・VRについて音声はどうなっていくのかを解説していこうかと思ってます。

分類について

モノラル

モノラルは一つの音源から音を再生する方法で、古いラジオや電話で使われている音の出し方のことです。左右の耳に同じ音が届くので、音の位置がわかりにくいけれど、シンプルで一貫した音を聞くことができます。

ステレオ

ステレオは左右の耳に異なる音を届ける方法で、音楽や映画をもっとリアルに感じるために使われています。例えば、音楽を聴くときに、ステレオでは楽器の音が左右から別々に聞こえることで、音の位置や広がりを感じることができます。これにより、まるでその場にいるかのような臨場感を楽しむことができます。


びっくりするぐらいざっくりな図解

立体音響

立体音響は音があらゆる方向から聞こえてくる技術で、リアルな音の体験を提供します。バイノーラル録音やソフトウェアの加工、複数のスピーカーを使ったシステムなどで実現され、映画やゲーム、VRなどでその効果を楽しむことができます。これにより、まるでその場にいるかのような音の広がりや深さを感じることができます。

アンビソニックス

アンビソニックスは、音がどの方向からでも聞こえるようにする特別な技術です。通常の音楽では、音が左右や前後からしか聞こえないけれど、アンビソニックスでは上下や斜めなど、すべての方向から音が聞こえるようにします。この技術は、VRやARのゲーム、映画、音楽などで使われていて、まるでその場にいるかのようなリアルな音の体験を楽しむことができます。

空間オーディオ

空間オーディオは、音がいろいろな方向から聞こえるようにする技術です。例えば、映画を見ているときに、後ろから車が走ってくる音が本当に後ろから聞こえるように感じられます。ヘッドホンを使って聞くときも、頭を動かすと音の位置が変わるので、まるでその場にいるかのような体験ができます。映画や音楽、ゲームなどでこの技術が使われていて、もっとリアルな音の世界を楽しむことができます。

画像はイメージです。

ざっくりまとめたところで、最後に少しXRに触れてみる。

現状、ヘッドトラッキングがデバイスではなく、ヘッドフォンの機能だったりで今の所少しづつですができるようになってきています。映像の規格としてもアンビソニックスだったりは可能といえば可能なのですが、日頃ステレオを聴き慣れている私たちにとってはすこし違和感あるし、身近ではないというのもの事実、何かしらこの先変化はあるんでしょうか、楽しみですね。


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