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アートを知ることで、ビジネスはもっと自由になる。

こんにちは。大野行康です。
このnoteでは、最近勉強している「アート」から何を学び、自分自身の「ビジネス」にどのように繋がるのかということを書き残しておこうと思います。

1. アートとは何か

まず、「アートとは何か?」ということについて。わずか数ヶ月間勉強した私が定義することは恐れ多いので、簡単に言葉を交えてニュアンスとして紹介します。 

1つ目は、アートとビジネスの接点を表現した言葉。

お金を稼ぐことは芸術。働くことも芸術。
グッドなビジネスは最高の芸術だと思う。 
アンディー・ウォーホル

2つ目は、アートとアントレプレナーシップ(起業家精神)に対する言葉。

アートとは、何も無いところから勝ちを生み出す人間的・創造的活動である。それは資源の有無にかかわらず機会を追求することである。
アートにはビジョンが必要で、そのビジョンを実現するためにも人々を導いていく情熱も必要だ。さらに、リスクを恐れず取り組む姿勢も求められる。

アントレプレナーシップとは、何も無いところから勝ちを生み出す人間的・創造的活動である。それは資源の有無にかかわらず機会を追求することである。
アントレプレナーシップにはビジョンが必要で、そのビジョンを実現するためにも人々を導いていく情熱も必要だ。さらに、リスクを恐れず取り組む姿勢も求められる。

 バブソン大学教授 ジフェリー・A・ティモンズ

他にも様々な言葉がありますが、この2つの言葉から輪郭を掴んでください。起業家精神に焦点を当てる言葉もあれば、一般的な芸術家のイメージ(アトリエでひとり作品制作に没頭しているような)からは出てこないような「お金を稼ぐこと」というような言葉もあることに気づいてもらえると幸いです。

補足すると、アート(Art)には、「芸術」という馴染みのある意味に加えて、「技術・技工」という意味もあります。
これはアートの本質を捉える上では非常に重要な要素なので気になる方は自身で調べてください。私は、「芸術」という言葉からアートを理解するアプローチよりも、「技術」という言葉からのアプローチの方がすんなりと腹落ちしました。 

2. アートとの接点

自分自身とアートとの接点の話をする前に、少し私の紹介をさせてください。
私は国立大学の経済学部を卒業後10年間、商社、広告代理店、経営コンサルティング会社という3社の企業に在籍。ものづくりの現場から中小企業のマーケティング、経営や事業に関わるコンサルティングといった様々な業界や経営課題に関わるプロジェクトを様々なパートナーや仲間と協力しながら遂行してきました。

ビジネスをする上では申し分ない環境に身を置かせて頂き、好奇心が強く新しいことを覚えたり、人と関わることも苦にならない性格だったことも功を奏して、在籍した全ての企業で業績・組織面での成果や表彰という評価を頂いたことは誇りに思っています。

もちろんビジネスは大好きであり、これからもビジネスという領域で面白いことや新しいものに挑戦していきたいという考えに変わりないのですが、この数年、心の中にはずっと、もやもやした違和感のようなものがあったことも事実。これは経営や組織といったビジネス構造に対する不満なのか、個人単位での理想と現実のギャップなのか非常に曖昧に過ごしていました。

そんな中、夏の終わりにFacebookのタイムラインで見つけたのがアートスクール受講者募集の投稿。アートの世界を代表する方々を講師に招き、ビジネスとアートの接点を見出すことをゴールとしているプログラム。直感で申し込みを決め、独学でのアートの勉強と、スクールを通じた様々なアーティストの方々とお会いしてお話させて頂く機会が始まりました。

3. アートからの学び

これまでアートとの接点はほとんど無かったために、アートには純粋にたくさんのことを学ぶことが出来ました。

まだまだ勉強途中の身ですが、ビジネスとの接点を自分なりの言葉でまとめると…

アートを知ることで、ビジネスはもっと自由になる。

ということが言えるのではないかと思ってます。

 少し補足をすると、

ビジネスもアートも、本質的には人や社会に対する「問い(問題提起)」から始まるものであり、その「問い」を表現できて初めて価値や意味が見い出されるものであるということ。
 そして、「もっと好きに作品を創れば良い。」という考え方は両方に共通している考え方であり、社会的価値の高いもの(これが、アートだと作品。ビジネスだと事業やサービスだったりする。)を、より自由に創れば良い。

ということが、学びであり再認識できた内容となります。

アーティストと一口に言っても、芸術家・建築家・画家・写真家・彫刻家など非常に多様であり、作品の制作も1人で創りあげる時があれば、数十人単位で創る場合もあります。

しかし、どのアーティストも社会に対する問題提起をして、新しい価値をどのような作品で表現するべきかという一連の自己欲求に関しては非常に貪欲で、凄まじいエネルギーを注いでいます。その姿勢をリスペクトして、今の自分の境遇と重ねることができたことは一番の学びでした。

最後に、よく言われている「アート思考」に言及すると、アートを学ぶ前はどこかこの思考法に「憧れ」に近いものを感じていました。凡人であることから幽体離脱して、アーティストが作品を創るときの感性を手に入れ、マーケットを俯瞰して何かイノベーティブな事業が創れるのでは… と恥ずかしながら思ってました。無論、そんなものはありません。
アート思考というものは、「本当の自分」に到達するための作業であり、無意識のうちに「正解」を求める思考の「癖」や「惰性」を少しづつ剥ぎ取ることで、出来る限り自然な本当の自分と向き合えるようになることです。
アート思考を進めるためには鍛錬が必要で、不安や葛藤とも向き合う必要があるのですが、自分にしかない「根拠」を持っている状態にたどり着くことができる強さも持ち合わせます。この「個」から生まれる独自の価値というものこそが、いま世の中に必要とされているものでありエネルギーなのではないかと考えています。

これからもアートには、たくさんのことを学べると思いますが、学んでばかりではなく、プロデュース業とコンサルティング業を両立させていくこと。そして、今までの自分自身よりも自分らしい発想や表現方法を武器に、私の経営する会社で掲げている下記の哲学・メッセージの通り、NEOPHILIA(=新しいもの好き)という未来の価値創造に必要な要素をアイデンティティとして、もっと面白い未来を創ることに挑み続けていきたいと思います。

 いま世界は、様々な社会問題やビジネス課題が複雑に絡み合い、将来を予想することが非常に難しいVUCAと呼ばれる時代に突入しています。
このような世界の中で、上手くいかない物事の本質的な課題を発見したり解決していくことや価値あるものを創り出していくためには、本当に重要なものを見極め、変化を楽しむ好奇心や、未来への挑戦をし続けるチャレンジ精神が必要不可欠だと考えてます。
 私たちは、NEOPHILIA(=新しいもの好き)という未来の価値創造に必要な要素をアイデンティティとして、もっと面白い未来を創ることに挑み続けます。 
Neophilia Inc.  

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大野行康|Yukiyasu Oono
Neophilia Inc. Founder/CEO
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