在宅勤務日記(3.5日目)

 朝が来た。明け方まで仕事をしたり休憩したりまた仕事をしたり。生産性のゆるやかな無駄遣いをくり返していた気がする。ひと段落ついたと思ったら次のメールが舞い込み、これだけ処理しておくかと手を付けるとまた次がやって来る。少しのけだるさと眠さを含んだままで眩しい朝を迎えることになってしまった。
 時間管理が仕事の質ひいては日常生活の満足度にまで直結するのが在宅勤務だ。今までの私は、「午後のアポまでにこれだけ終わらせよう」「明日入稿の案件を優先しよう」といった外的要因に行動決定の大半を委ねて生きてきた。これは日々の業務に外的要因があまりにも多すぎることも一因ではあるが、私がそれら一つ一つにあまりにも気を取られすぎて自分自身の時間感覚を軽視していたこともまた事実だと思う。勿論、現在も締切やテレカンアポは容赦なく私を追いかけてくるが、少なくとも移動を伴う拘束がなくなった分この3日間で「時間」に対する裁量は急拡大した。自分のタイムキーパーは自分自身であるという自覚が今の私にはもっと必要なのだろう。

 ◼️引き続き持ち越している課題
・在宅勤務に適したランチとは
・孤独がつらくなってきた
・そもそも仕事が激重シリアスモードに
 
 
・「PDFを出力して署名捺印後、スキャンして返送」という業務が発生しそうな予感
(我が家にはプリンタもスキャナもない)
⇨これは「電子印」という画期的な存在(多分私が知らなかっただけ)のおかげで解決した。この在宅勤務期間で得た初めての形に残るスキルかもしれない。やった〜!

おやすみなさいが言えなかった日の、朝

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