蔦に覆われたソウルの現代アート美術館『アラリオミュージアムインスペース』
こんにちは。
そっと伝えたい、韓国の魅力について綴っていますuni.です。
今回は、安国駅の近くにあるちょっと変わった現代アート美術館『アラリオミュージアムインスペース』について書きたいと思います。
ちょっと他の美術館にはない、不穏でちょっと不気味な雰囲気が漂う場所でした。
韓国を代表するアーティスト・ナム ジュン パイクや日本のアーティスト・名和晃平、ストリートアーティスト・キース・ヘリングの作品も展示されています。
体感温度マイナス3度の稀有な美術館
アラリオミュージアムインスペースとは
アラリオミュージアムは私立美術館ということもあり、すごく偏ったテーマで作品が展示されているのがよいなと思いました。良くも悪くも、不気味で不穏なムードの作品が並びます。(一緒に行った娘は“おばけ屋敷”と呼んでましたㅎㅎ)
韓国のアーティスト・ナム ジュン パイクをはじめ、アンディー・ウォーホルやキース・ヘリング、名和晃平など有名作家の作品も間近で見られるので、贅沢な体験になるのではないかと思います。
ちょっと不穏な雰囲気が漂う個性的な美術館
アラリオミュージアムの中に入ると、光が射し込む部屋が限られていることもあり、どこかひんやりしています。
蔦に覆われた建物の中には、狭い階段が続き、不穏な雰囲気の作品が展示されていて、体感温度マイナス3度という独特のムードが漂う空間。
24年5月に訪問した際は、日曜日にも関わらず他のお客さんも誰もおらず、家族3人で貸切状態だったので、不気味さが増して、最後に「EXIT」の文字を見つけて外にでられた時、正直ホッとしました。(出口もちょっと分かりづらい構造の建物なので…)
【展示作品】ナム ジュン パイク
韓国に行ったら、必ず見たい!と思っていた『ビデオアートの父』ナム ジュン パイクの作品も、ワンフロアに集めて展示されています。誰かの頭の後ろから作品を覗き込むのではなく、好きな角度、好きな距離感で作品が見られたのも◎。
【展示作品】キース・ヘリング
エントランス前にはキース・ヘリングの作品。
写真はありませんが、ミュージアム内には、この他にもキース・ヘリングの作品が展示されています。
【展示作品】名和晃平
美術館の回路を進んでいくと、名和晃平の『Deer』に出合います。
薄暗い建物の中で、数少ない陽が差し込む場所に展示されていて、開放された気分に…。
再生とか、復活とか、死とは逆のエネルギーを感じることができて、この場所で見られてよかったなと。
10歳以下は入場不可!怖くて階段の多い建物
あまり前情報もなく、アラリオミュージアムの受付で大人2名と子ども1名でチケットを買おうとしたところ、7歳の娘をみながら受付の女性が困った表情をしていました。
理由を聞いてみると「この美術館の中の作品はとても怖くて、階段もたくさんあるから10歳以下の子どもは入館できないんです。でも、ご両親の承諾があれば、10歳以下のお子さんも11歳からの料金で入館できます」とのこと。
娘に聞いてみると、一緒に中に入ってみるというので、部屋ごとに、私か夫が怖い作品がないかどうか確認し、子どもには怖すぎる作品はスキップする形で鑑賞しました。
確かに、不気味な作品が多いのですが、7歳女子は裸体のフィギュアや動物モチーフの作品には興味を持っていたようです。
建物の中は薄暗く不気味な雰囲気なので、大人でも一人きりで廻るとちょっと怖いと思います。
アクセス|アラリオミュージアムインスペース
アラリオミュージアムインスペースは、定番観光地の北村韓屋村や景福宮からもアクセスしやすいエリア。美術館の中はもちろんのこと、最寄りの安国駅の近くには雰囲気のいいカフェやスイーツ、アクセサリーを扱うお店がたくさんあるので、ぶらりとお散歩しても楽しいエリアにあります。
地下鉄3号線の安国駅を降りたら、蔦に覆われた建物を探してみてくださいね。
ちなみに、何人か韓国人の友達にもアラリオミュージアムの話をしてみましたが、今のところ、知っている、行ったことがあるという人には出会っていません。
アート好きな方や、ソウルでちょっと人とは違う場所に行ってみたいという方向きなのかもです。
次回は、韓国でも人気再来!「薬菓(やっか)」について
次回は、私が恋した韓国の伝統菓子・薬菓の魅力について書きたいと思います!
最近は日本のスーパーでも薬菓が買えるようになったり、新大久保のカフェでも薬菓を使ったデザートをよく見かけるのですが、私が人生で初めて食べた薬菓は職人の手作りのむぎゅっとした食感の薬菓だったんです。
次回は、最近韓国でも人気再来&日本でも人気急上昇中の薬菓の魅力について書いてみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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