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「"勝てる畑"をめざす。」

こんにちは、スギヤマです。
今日はひさしぶりの晴れでした。いかにも夏本番。気持ちがぐっと引き締まります。あの季節がまたやってきます。歯、食いしばっていきましょう。

今日は先輩農家さんから「勝ちグセ」ということを教えてもらいました。かなり抽象的な話なのですが、やたらと腹に落ちたので、シェアさせてください。

今の季節って、梅雨で日照時間が少ないので、基本的に野菜たちの生育状況が悪いです。ナスやピーマン、キュウリにトマト、オクラもそうですね。隣のおじいちゃんに、「ナスがまがっちゃうんだけど、肥料切れかなあ?」と相談され、チッ素肥料の話やらなんやらしました。

そういえばぼくの先輩農家さんは畑にほとんど肥料を入れていないのに、みんなが野菜ができていない中、しっかり野菜ができています。なので、作業の休憩時間に、「先輩、畑に肥料とかほとんどなにも入れていないのに、なんであんなに野菜できるんですか?」と聞いたところ、「俺の畑は勝ちグセがついてる。」との回答。まさかの返事におどろく私。でも、意外としっくり来ている私。

ぼくは高校時代、野球部だったのですが、やたらたくさん頑張るチームでした。が、めちゃくちゃ弱かったです。「頑張る」ことと、「勝ちに行く」ことって、似ていてまったく違うんですね。勝つために、努力することは必要不可欠なのは大前提なんだけれど、ただ頑張る、っていうのとベクトルがまったく違うなあ、と。

自分はいままで、ただ「頑張る」って人をたくさん見てきたし、自分もそこを目指していたことに気づきました。勝ちに行っていなかったな、と。そもそも「勝つ」ってのがなんなのかわかっていなかった。ですが、1年畑をやってみて、先輩の「勝つ」試合をたくさん見させてもらってきて、少しずつ意味がわかってきました。

畑での作業も、まだまだ勝つつもりで作業できていなかったですね。ただ、頑張る、ってしてただけかもしれないです。勝てる畑にしていきたいです。耕すタイミング、草の生え方、肥料の内容やタイミング、温度管理、虫対策。やれることはたくさんあります。見極めですね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。勝つ、って、誰に、ってわけじゃないんですよ。自分に、です。スギヤマでした。

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