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愛犬のおそののはじめてのケガ

我が家の愛犬、おそのさんが左後ろ足を捻挫してしまいました。

畑でくつろぐおそのさん。

生後1年ほどになる、我が家の愛犬、おそのさん。ひとのことが大好きで、よろこんでじゃれて、飛び回っていた拍子に捻挫。後ろ足を地面につけるだけでも激痛らしく、ひょこひょこと、3本足で移動します。お散歩も行けず、とても痛々しい日々が続いています。

今では少し回復してきて、いっちょまえに遊び回るのですが、まだちょっとだけ痛そう。しばらくお散歩には行けません。


おそのは、地元の愛護センターで保護をされた、元野犬。初めて会ったときから、とても人懐っこく、わたしの一目惚れで、3頭の保護犬の中から選んで、我が家に連れて帰りました。

畑で収穫体験やイベントを企画するときも、みんなのアイドル。たくさんの人たちを笑顔にさせてくれます。今回のケガで、なかなかみんなの前にお披露目できないことが、ちょっとさみしかったりします。

みんなから愛されるおそのさん。正式名称は「おそのさんちゃん」。

いままでも、何度か足が痛くなることがあったのですが、数日するとすぐに治っていました。でも、今回ばかりは少し様子が違い。2日経ってもまともに歩けるようになりません。

さすがに心配になり、地元の動物病院に行くと

「これはおそらく靭帯を損傷しているよ、検査をした方が良いから、もっと大きい病院に行った方が良い」

と言われ、予想外の大事に。あわてて少し離れた病院の予約の電話をしましたが、どうやら数日間予約がいっぱいで、当日診療という形でしか、受けられないということ。仕事を休み、翌日に朝から車を走らせました。


車で40分ほどの、初めて行く少し遠い病院。おそのさんは車酔いが激しいタイプで、生後間もない頃に1時間弱ほど遠出した際には、大量のよだれと、数回の嘔吐をするほどの車酔い。大惨事の車内は、まだ記憶に新しい。少し心配する中でしたが、なんとか車酔いの症状は出ずに病院までたどり着きました。よかった。

おそのさん、不慣れな病院でも、しっかりといい子に過ごすことができました。まだ1歳で、たくさんの不安と好奇心。周りには、見たこと無い人や、知らないわんこ、無機質な院内。足をひょこひょこさせながら、たくさん院内を嗅ぎ回り、しっぽを振りながら、興奮気味に、でもけっして暴れたりせず。必死に状況を理解しようとるす姿には、感動すらおぼえます。

こういう、ふとした有事のときに、普段からの何気ないスキンシップや信頼関係が試されることを知りました。周りのわんこがたくさん吠えても、とっても興味があっても、決して飛びかかったり、吠えたり、逃げたりせず、なんとか自分を保とうと、わたしの足元でおすわりをしたり、ふせをしたりを繰り返します。平静を装おうとします。


おすわりや、ふせ、ごはんやトイレなど、こう、はじめは「言うことを聞いてもらうため」に「しつけ」はあるのだと思っていましたが、トレーナーさんたちの話を聞いたり、読んだりしていく中で、「いかに日常に気配りをしてあげるか」が、信頼関係を築くヒントになることを知りました。

吠えずに我慢しているときに、そばにいて抱きしめてあげたり、噛むのを我慢しているときに、なでてあげたり。つい、「悪いことをしたときに叱る」ということをやってしまいがちですが、おそのさんからは、こうした、「そばにいることの大切さ」を学びました。子育てにも全く同じことが言えそうです。生きものと過ごすのは、本当に気遣いばかり…!癒やされたくてそばにいるのですが、なかなか毎日が真剣なやりとりです。


不慣れな病院、はじめてのケガでバタバタした我が家でしたが、このまますんなりと回復して、また元気に復帰してもらいたいです。はたけの盛り上げ隊長、お待ちしてますよ!

痛みも少しマシになってきて、もう暴れまわりたいおその。まだ、もう少し我慢しておくれよ、おその。


スギヤマ



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