PJC 2022 Day1 Match1~5 振り返り

こんばんわ、NeoChinnです。

※本当はリアルタイムでDay1の振り返りはDay2の始まる前に出したかった
 のですが、40度近い熱のため体力が持たず遅れました。
 1/31、2/1、2/2と三日間に分けてPJC Week1を振り返っていきたいと
 思います。PJCSも今日からDay3になるのでそちらもお楽しみに。

PJCSにつづいて、1月28日からPJCも始まりました。
とうとう日本のトップチームが集い戦うことになります。

PJCSと同じように、Twireからランドマークへの降下から最終フェーズに向けてのムーブ・ドン勝をまとめてます。
あと今回はドン勝を取ったチームだけでなく、目立ったムーブをしたチームにも焦点をあててターニングポイントとしてまとめてみました。

本記事では、PJC Day1 Match1~Match5の全5戦をまとめてます。
考察もあり主観になるので、色々思うところがあればコメントください。
PJCS Day1 Match1~Match5の記事はこちら
PJCS Day2 Match6~Match10の記事はこちら
PJC Day2 Match6~Match10の記事はこちら
PJC Day3 Match11~Match15の記事はこちら

twire.ggPJC Day1

<PJC 2022 Day1 Match1 / Winner "Arcana">

Day1はMiramar3戦、Erangel2戦となります。
航路はこちら。南から北東に向けての航路となってます。


ArcanaのランドマークはMinas Generalesに降下してます。
物資量は全体的に少ないですが、高所になっているため情報どりもしやすく、ムーブしやすい地形となってます。



第1フェーズで早速危ないシーンがありました。
安置中央から離れていて、南やArcanaのように東の集落をファームしているチームは航路から離れた黄枠のようなポジションを狙うことが多いです。
単純に航路から離れてる=敵チームが少ないからです。

そのムーブが被ったのかLos Leonesをファームしていた、いろはにぽぺと侍ゲーミングとムーブが被ってしまいあわや予期せぬファイトになっているところでした。いろはにぽぺと侍ゲーミングはムーブを降下が始まってから、3分30秒~4分あたりにかけてムーブをする早いチームなので、もう少し早ければという感じでした。


その後、第1フェーズで北東の一番高い集落を抑えました。
ここは索敵がかなりできるので、安置から離れていて中に入れなかった分のリターンとしては十分なものだと思います。

ここで、一つ酷評になりますが、Arcanaが次にムーブをしたのは赤枠の倉庫集落にいくことになりました。ここは低所になっているのでフェーズ2以降外れた場合は情報量が少なくなるので、情報が取れるであろう黄枠の高い集落を抑えるべきだったかなと思います。


もう一つ北に上がれると考えた理由として、すでに北側に多数のチームがいるという点では、もともと近くをファームしていたAurum RectはCYCLOPS athlete gamingの確定キルのログを流していたので安置中央に近いこと、FENNELとXth Arcus Viabeの2チームしか北側の集落を抑えるチームがいないと考えられる点もあったりします。
北の3分の1の安置が2チームしかいないと考えると、入りやすいと思いませんか?



さて、少し話がそれましたが、北側はArcanaより遠く回ってきたENTER FORCE.36が抑え、その後ろからさらにMarinarも北側の集落を抑えることになります。
Arcanaはというと、赤枠の過疎集落に陣取ることになります。
ここはフェーズ的にも4名丸々いることがほぼないので、突貫気味でのムーブですね。


結果的には、中心より北側にいた、5チームのうち、3チーム(Xth Arcus Viable、ENTER FORCE.36、Arcana)が最終フェーズに残ることになり、南側の地獄度合いが伺えます。

★ターニングポイント(3R Gaming Lotus)

ここで、南側で素晴らしいファイトとムーブを見せていたチームの紹介です。
安置が寄らなかったという不運ながらも精一杯できることをやったチームで、神視点でも紹介されてましたが、3R Gaming Lotusです。
第5フェーズ収縮中にRelaxdlyが南に残る中、次のムーブで入れるのは黄枠の小屋か突貫の選択肢となっていましたが、Relaxdlyが先にムーブをかけたあと落ち着いて裏から2名をキルします。


そのあと残りの1枚を無理に狩りにいくことなく、FENNELの集落へ突貫。
FENNELの防衛が少し甘かった気がしますが、誰も落とされることなく集落へジョイン。このあとファイトも4名生存で勝ち切ります。


★ターニングポイント(REJECT)

もう一チームこのラウンドで面白いムーブをしているチームがいました。
それはREJECTです。
これも神視点で入ってましたが、南の集落から徒歩でムーブをかけます。
Aurum Rectからすると、完全に予期していないムーブですね。
FENNELと3R Gaming Lotusの集落から斜線が通るのですが2チームがインファイト中をついたムーブなので完全に意表をつかれたと思います。


そのあと惜しいなぁと思っていたのは、Ark5と、3R Gaming Lotus。
この2チームとも、Aurum RectとREJECTのファイトを察知して介入します。ですが、ファイト後のムーブで即座の判断が難しかったと思いますが、Aurum Rectの場所は安置が次に外れる可能性が高いので、別の安置内へのムーブをするのがベストではなかったかと思います。


話は戻ります。第7フェーズです。
Arcanaですが、ここでは落ち着いてマップをコントロールできていたと思います。
車の音から、3R Gaming Lotusの生き残りが北にいるので早々に狩りにいきたいところですが、倉庫斜線が残っているのでじっくり待っていました。


倉庫が安置から外れていざ出陣。
Starly選手を残して西側の警戒も怠らず、3R Gaming Lotus目掛けて一直線。危なげなく狩りきります。



最終フェーズがこちら。
Xth Arcus Viabeが完全に押し込まれてる状態ですね。
スモークを焚いていましたが、indigo選手のグレネードも2回も刺さっていたので、居場所が感覚でわかるほど苦しい状況でした。
ArcanaもENTER FORCE.36とXth Arcus Viabeの交戦でキルも回収。マップ支配率も十分抑えた状態で、ENTER FORCE.36との最終局面を迎えます。



最終フェーズでは黄色線の部分が稜線になっていて、そこからENTER FORCE.36が進めない状況になってました。
ENTER FORCE.36からスモークを焚きながら詰めるもののスモークの隙間から2名をダウン、その後危なげなく最後の1名をキルしてドン勝となりました。個人的には敵側にスモーク焚いたほうがよかったんじゃないかとみてました。



Day1 Match1の結果はこちら。
北側の高台を陣取り、Marinar、Xth Arcus Viabeを殲滅したENTER FORCE.36が13キル19ポイントとなりました。
ドン勝はArcanaで、ENTER FORCE.36と共に、世界大会で活躍してたチームが本番になって本気を出してきた感がありましたね。



<PJC 2022 Day1 Match2 / Winner "Dounuts USG">

航路はこちら。東から北に向けての航路となってます。



Dounuts USGの降下はこちら。
Hacienda del Patronをランドマークを中心にして南北に広がります。



Dounuts USGは遅くもなく早くもないタイミングで真西にムーブを開始。
Kein選手が索敵して、高い崖上にSHEVA選手がムーブ。
次はArk5のいるもう一つの西側に向けてムーブを試みている状態です。



このタイミングでちょっとした危機です。
Ark5へプレッシャーを与えて押しのけた後、SHEVA選手の東側へAurum Rectが来ました。
結構近くまで来ていたのですが、Aurum Rectを追いやり安置中へのムーブを継続します。ここの残り3名のフォローアップがかなり早いなという印象でした。



第2フェーズがこちら。だいぶ北東に寄りましたね。
Dounuts USGとしてはラッキーでした。
Dounuts USGが抑えている高台は、CYCLOPS athlete gamingが抑えている高台と同じ高さで、二つのポジションはこの安置の中で一番の高所になってます。



この高台を生かして、南側からくる敵の情報をとりつつSHEVA選手が安置中心の情報を取りながら、次のフェーズを迎えます。
選手ならお馴染みかもしれないですが、この安置だと5割くらいの確率で赤枠が最終安置になります。まじで。



次のフェーズがこちら。
この時点で、3名高台にスプリットしていたのを解除します。
もう西側への進路の必要性がなくなって、黄色枠を次で使うことをイメージしていたと思います。また、南からの介入がないことをある程度情報どりできていたので、Americano選手が1名で徒歩などの警戒もかねて広がる程度にリソースを分割してる感じですね。



さて、周りに敵がいないのにSHEVA選手がミスをしたと言っていたシーンがこちら。
稜線から出るタイミングが早く、ダウンだけじゃなくて確定キルまで持っていかれる形になってます。
基本DMRの距離で抜かれても確定キルまで持っていかれないことを常に意識しないといけないので、引きずるのも分かります・・・


第6フェーズがこちら。
まだギリギリまで待ってますね。Kein選手の目の前の集落も入っているので、ここは我慢という感じでした。



第7フェーズがこちら。
やっと中心付近の窪みを使います。
ここでArk5とのファイトになり、Kein選手が落とされますが、ここでも耐えて耐えてArk5を3R Gaming Lotus側へ追いやり、安置を確保します。



ここで一つ。
実はAmericano選手、Corn選手ともに車を確保していました。
車はムーブのために使うものと考えていると思いますが、終盤になればかなり有用な遮蔽物になります。(窓の隙間なども使えるので。)
なので、打ち合いが強いチームとファイトするときには車があるかないかでファイトの勝率も変わってくるので、ここで車両をしっかりと残せているのは、さすがと感じました。


最終フェーズがこちら。
3R Gaming Lotusが2ダウン取られている状態で詰めるか待つかという状況でしたが、CYCLOPS athlete gamingと3R Gaming Lotusがファイトするのを待つことに徹していました。
3R Gaming Lotusが1ダウンでも取られれば、2vs2で戦えるので、黄色線の稜線から顔も出さずその時をじっくり待つという感じですね。



その後、3R Gaming LotusがCYCLOPS athlete gamingの1名を狩りきり、
2vs3になります。
ここで神視点でしっかりと映っていましたが、Corn選手の3名連続キルが生まれドン勝となりました。力isパワーという感じでしたね。



★ターニングポイント(3R Gaming Lotus)

今回のマッチは色々と複雑なので、外に出しました。
第2フェーズまで遡ります。

この第2フェーズでよかったムーブをしたのが、3R Gaming LotusとArk5。
Ark5はCrater Fieldsの3連倉庫にムーブをかけて、3R Gaming Lotusはかなり厳しいですが、黄色枠の集落にムーブをかけます。



逆に悪かったチームが実はいて、それはXth Arcus Viable。
高台になっている教会にいて情報が取れるにも関わらず、北側へのムーブが唯一できなかったチームですね。
先ほどの紹介にも出ましたが、この安置だとLa Cobreria南側に安置が寄る傾向が非常に強いので、Ark5、3R Gaming Lotusとの経験の差が出たのかなと感じました。

結果的にも最後Rascal Jesterへ無理な突貫をして壊滅となって苦しいムーブになったと思います。



なんでArk5じゃなくて3R Gaming Lotusがターニングポイントとして選ばれたかというと、もう一つあります。
それが、REJECTが1名生存していた家屋への突貫です。



実際安置の中に入っているので、無理に仕掛ける必要がないとも見えますが、次のフェーズではこのような安置となって、Ark5を外側に追いやり、次のフェーズでも黄色線の稜線を使い2位まで順位をあげることになります。

これをArk5が出来ていたらそのまま逆の形になっていたでしょうし、最終局面で負けたものの8キル14ポイントまで押し上げた大きなムーブだったと思います。



Day1 Match2の結果はこちら。
中盤から終盤にかけて、SHEVA選手、Kein選手が落とされたものの耐えに耐えを重ねて、最後Corn選手が爆発したDounuts USGが5キル15ポイントとなりました。
選手からすると、あれだけファイトもなく耐えが続くとAIMやキャラコンが鈍ったりしますが、そんなこと感じさせませんでしたね。



<PJC 2022 Day1 Match3 / Winner "Dounuts USG">

航路はこちら。南から北に向けての航路となってます。



Dounuts USGの降下はこちら。前ラウンドと変わらずですね。
Hacienda del Patronをランドマークを中心にして南北に広がります。



Dounuts USGは少し早い目の降下開始から4分あたりでムーブを開始します。
ここで意外だったのは、
Cruz del Valleに降下していたCYCLOPS athlete gamingと、
El Azaharに降下していたAurum Rectです。

CYCLOPS athlete gamingは黄枠の高台集落を抑えることなく安置の中央へ。
Aurum RectもEl Azahar近くの赤枠の高台を抑えることなく安置の中央へ。
なぜかこの2チームの思惑が重なってしまいちょっとした小競り合いがうまれてました。

その間にDounuts USGはこの2チームが入らなかった集落を抑えてスプリットをします。



少し飛んで第3フェーズがこちら。
2:2スプリットを敷いていましたが、ここでまさかのCorn選手がRascal Jescterからダウンをもらいます。
案の定、安置ど真ん中だった集落なので、Rascal Jesterから詰められますが、キャリー機能を利用して回避。Kein選手が迎えに行って難を逃れます。



少し飛んで第5フェーズがこちら。
集落が安置から外れて、CYCLOPS athlete gamingが抑えていた小屋に突貫を仕掛けます。
ただ、無防備に行くのではなく、3名乗っていた車両が2名を下ろして、Americano選手がヘイトを買い、裏を回っていたSHEVA選手が狩りきるという危なげなく殲滅するシーンでした。日頃からやりなれてる感出てました。



★ターニングポイント(Dounuts USG)

ここで、最後のドン勝に結び付いたシーンです。
神視点でもありましたが、matsukou選手がDounuts USGの稜線に張り付きます。これをすることによって、Ark5側の稜線に張り付かれないのでDounuts USGとしては非常に戦いづらい状態でした。

ただ、このあとmatsukou選手が味方のポジションまで下がり、逆にArk5前の稜線まで張り付くことができ、有利な状態で最終フェーズを迎えます。

ここはArk5側が無理してでも抑えとくべきだったんじゃないかなぁ・・・とも思えますが、下手にDounuts USGを狩りきる陣形を取って狩りきれたとしても、もしダウンが2名、3名取られた状態でRascal Jesterに望まないといけないリスクを考えると致し方ない感じもします。


最終フェーズ直前がこちら。
Rascal Jesterの斜線を嫌って両チームとも稜線を境に南のほうで様子を伺います。
このあとRascal Jester側の集落が安置から外れてムーブしたところ車両抜きなどですぐに殲滅。そのまま4vs4での最終フェーズを迎えます。



最終フェーズがこちら。
黄色線の稜線からの顔出しでDounuts USGが優位なポジション取れてますね。
ファーストピックがまさかのSHEVA選手でしたがそのあと、Corn選手のカバーが入り押しきり。ドン勝を獲得します。



Day1 Match3の結果はこちら。
Corn選手がRascal Jesterからダウンを取られるシーンなどもありましたが、安定したムーブと暴力的な火力で11キル21ポイント獲得となりました。

Ark5もREJECTの殲滅など良いシーンなど目立ちましたが、最後ファーストピックを取れたにも関わらず、そのあとのCorn選手のカバーに対しての対応が遅くなってしまったのが悔やまれますね。



<PJC 2022 Day1 Match4 / Winner "Dounuts USG">

航路はこちら。西から南東に向けての航路となってます。



Dounuts USGの降下はこちら。
SchoolとSchoolマンションと、西側の確定沸きの車両がある集落へ広がる形になります。



第1フェーズでノールックで飛行機まで来ました。
案外不人気で初期降下からポジション取りするチームが少ないと読んででしょうか。
Dounuts USGがついた時にはどのチームもいなかったですが、到着後すぐにArcanaが来ます。
Arcanaも打ち込みがないことからいないと判断して戻りますが、Dounuts USGの防衛線がすでに張られていて、ワンピックもとることもできずに壊滅します。
このとき、壊滅まで30秒程度しかかからなかったのですが、もし長引いてたら、もしワンダウンでも取られていれば、SunSisterの餌食になっていたかもしれません。



このあとは、SHEVA選手が言っていた通り、敵を追いやってはキルポイントを回収してとセオリー通りの立ち回りで進めます。



ここでのいろはにぽぺと侍ゲーミングを壊滅。その後Aurum Rectが車両で中に切り込んだことを確認して、ほぼ周りに敵がいない状態を作り上げました。



第7フェーズです。
残り6チームですが、前のフェーズの通りDounuts USGが仕掛けられるリスクがほぼないですね。削り合ってくれるのを待ちつつキルも回収してという感じでしょう。



そして最終フェーズです。
SunSisterが最後のあがきとして、北回りでプッシュを仕掛けますが、近くのAurum Rectの斜線もあることからかなり無理を強いられます。
そうこうしているうちに、一番リスクがあった北にアプローチを仕掛けていたDDakGu選手を狩り、盤石の最終局面となりました。
最後は、SunSister、CYCLOPS athlete gaming、Aurum Rectの順にDMRで落としきりドン勝となります。


★ターニングポイント(SunSister)

第3フェーズの安置が決まったときの構図です。
第3フェーズはランドレシオ(海や崖が安置から外れる仕組み)がないので、北に寄ることはランダムになるのですが、このタイミングで北に寄ります。
恐らく南に寄ったら黄色矢印で突貫するつもりだったと思いますが、安置が決まって引き返します。(結果的には誰もいなかったですが。)



引き返した後のポジショニングがこちら。
ぱっと見ると北東のごく一部の領域しか取れてないと思いますが、中央は車両が守れるところもないうえに、小屋などは守りづらいこともあるので、北から際カットしながらのムーブに切り替えたようです。
結果4位とはなりましたが、Aurum RectがいなくなったあとDDakGu選手がやろうとしていた、Dounuts USG側に仕掛けられていれば、ワンチャンスドン勝がも狙えたムーブだと思います。



こちらが、先に真ん中に入っていたV3FOXを狩りきるシーンですね。窪地になっていて対岸にいるDounuts USGも大きく顔出しできず難なく狩りきるシーンです。



Day1 Match4の結果はこちら。
目立ったシーンはないものの、初動のArcana、中盤のいろはにぽぺと侍ゲーミング、最終局面の3チームは全部Dounuts USGが狩りきり、キルポイントが17まで伸びましたね。
何よりノーダウンでこれだけのキルポイントが取れてのドン勝は素晴らしい結果だと思います。




<PJC 2022 Day1 Match5 / Winner "SunSister">

航路はこちら。南西から北東に向けての航路となってます。



SunSisterの降下はこちら。
Myltaですね。MiramarのPecado同様にもう何年使っているか分からないランドマークです。



第1フェーズからかなり西側に寄っているので、SunSisterは遅めのムーブをかけます。
こちらも何年前から使っているか分からないですが、Rascal JesterがS字を漁っているので、そこの検問を恐れてのムーブですね。
そうこうしてるうちに、Shelterを漁っていたREJECT、S字のRascal Jester、それに加えてLipovkaを漁っていたArk5にまでも先にムーブを許します。
ただ、この西側の安置は入れるところ、ファイトの仕掛けやすいところも多いので、それを踏まえて全然気にしてないムーブだったでしょう。



第2フェーズがこちら。
無理をせずPochinki南の集落を確保していましたが、さらに西へ寄ります。
一番後ろなので、こういったときは直線で入らず、北か南周りを選択するのがベーターですが、地形的にも南側が入れる集落が多いこと、南側からムーブしているパーティが少ないことを読んでだと思いますが、南側からののムーブを選択します。



第3フェーズです。南東に寄ります。
ここで神視点でも映ってましたが、あわや確定キルまで持っていかれそうなシーンですね。Martinez選手が南の稜線に出ているので、フォローができたはずですが、コミュニケーションエラーからでしょうかね・・・



★ターニングポイント(SunSister)

第4フェーズです。ここでも安置が大きく外れます。
この図だけ見ると入れるポジションが少なくぱっと思いつくのは、REJECTのいる家屋への突貫ですかね。あとは、Rascal Jesterのほうや、中心付近の小屋などありますが、結果として黄色枠のポジションを選択します。
この道路は窪地になっているので、Dounuts USGから打ち下ろししようとすると、REJECTやこのあと入ってくるArcanaなどに打ち込まれます。
なので、そういった敵の斜線を生かしてポジショニングできるところ使えるのは冴えてるなぁと感じさせられるオーダーですね。



同じフェーズでほぼ落ち着きそうな構図がこちら。
実はFENNEL側から斜線通されるリスクもあったのですが、これもArcana、Dounuts USGからの斜線で下らざるを得ない状況になり、SunSisterは生き延びます。


このあとはというと、集落にいたDounuts USGも無闇にそのまま打ち下ろしに行くことができず西回りを選択。
FENNELも後ろからきたMarinarが来て壊滅、MarinarもそのままArk5、V3FOXがいる家屋に突貫して北側はSunSisterだけのものになります。



最終フェーズです。
この地形は麦畑なので障害物が少ないです。そこでこのフェーズでも車両を3台残せている時点でかなり打ち合いに関しては有利になります。(だいたいが決めグレ来るので)

runaxp選手が車でムーブかけたところをファーストピック取られますが、
他3人からのカバーもありドン勝となります。
runaxp選手はBlue Bees時代にも最終局面で車両ムーブかけてENTER FORCE.36に落とされるシーンありましたね。2犯目でしょうか。笑



Day1 Match5の結果はこちら。
同じ東側から大きくムーブをかけていたREJECTが9キルで15ポイント、ドン勝を取ったSunSisterが5キル15ポイントで並ぶ結果となりました。
安置中央からスタートできていた、V3FOX、3R Gaming Lotusが6,7位に沈んでしまったところも踏まえて、この安置はゆっくり後入りでも全然戦えるという感じでしょうか。



<PJC 2022 Day1 総括>

★Day1ベストマッチ

無茶苦茶悩みました。
先に悩んだもう一つのほうをいうと、Match2の3R Gaming Lotusですね。
ムーブの決断力、リスクがあっても少しでも中に入って次のフェーズに向けての準備をする意識が素晴らしいと思います。

で、悩んだ結果は、Day1のベストマッチはMatch5のSunSisterです。
ターニングポイントで紹介した安置反対側に向けてのムーブですね。
正直こういったムーブは、想像力がないとできないことなので、オーダーをしている人は、こういった想像力も持ちながらしてほしいという意味も込めて選びました。

★Day1の総合結果

3連ドンを取ったDounuts USGが75ポイントと2位と25ポイント差をつけて首位に立ちました。2位のENTER FORCE.36もキルポイント充分ですが、ドン勝がなく少し後手に回った感じですね。
今回の記事ではMatch1以外顔を出してなかったですが、着々とキルを伸ばしているところを見ると、Day2以降の巻き返しも十分ありますね。



PJC1日目はいかがでしたでしょうか?
神視点見ててもPJCSとは全然レベルも違うので、色んなチームの思惑が錯綜して、思い通りにいかないチームも多いでしょう。

ムーブが被ったり、思わぬsneakにやられるシーンが多いので、Day1の結果やムーブをもとに軌道修正かけてくるチームが多数いると思うので、Day2は全然違った結果になることでしょう。

それでは、Day2は2/1に公開です。乞うご期待を!!


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