PJCS 2022 Day1 Match1~5 振り返り

こんばんわ、NeoChinnです。

PJCS 2022がとうとう始まりましたね。
選手として参加できないのはもどかしいですが、Day1から正直な印象でいうと波乱のスタートになったのかと思います。

さて、タイトルについてTwireからランドマークへの降下から最終フェーズに向けてのムーブ・ドン勝のターニングポイントとなったところなどをまとめてみました。

本記事では、Day1 Match1~Match5の全5戦をまとめてます。
考察もあり主観になるので、色々思うところがあればコメントください。
PJCS Day2 Match6~Match10の記事はこちら
PJC Day1 Match1~Match5の記事はこちら
PJC Day2 Match6~Match10の記事はこちら
PJC Day3 Match11~Match15の記事はこちら


twire.ggDay1


<PJCS 2022 Day1 Match1 / Winner "CAROL Gaming">

Day1 は5戦すべて Miramarになってます。
航路はこちら。南から北東に向けての航路となってます。



CAROL GamingはLos Leones南の過疎集落を取っています。



安置に対して比較的中心を抑えられているので、TRIDENTが取っている高台や、HESTIAが取っている長屋など強いポジションをとるかと思いきや、比較的接敵の少ない南の過疎集落で1:1:1:1のスプリットを敷く形をとりました。

このあと、HESTIAが取っている長屋は、2チームが同じポジションを狙いに来て突貫の形となり、人数を削られるシーンもあったので人数を減らさないという観点ではベストな形になったでしょう。



次のフェーズがこちら。 
CAROL Gamingに安置が寄ってまだスプリットするかなと思いましたが、この形から、DDAY選手の元へ集まる陣形を取りました。
できるだけスプリットしたいと思うところですが、ここで揃えるというのは人数を残したいというオーダーの意思も出ているのかなと思います。



★ターニングポイント(スプリット解除の検知)

次のフェーズで安置が少しずれます。
ここで、東の長屋にいたGreedyGaminGがスプリットを解除します。
南にたこやきがいましたが、そのチームより先にスプリット解除を検知してこの長屋をとれたのは大きかったでしょう。



そしてたこやきに背後から1名確定キルまで持っていかれましたが、最終フェーズがこちら。
長屋も安置に入ってるのが大きすぎますね。
このあと東側で3チームファイトがおこりそれをCAROL Gamingがキルを回収しながら壊滅。西にいたRegulus Gaming1名を最後にキルしてドン勝となりました。



Day1 Match1の結果がこちら。
キルも回収できてますしスプリット解除の情報収集もできており、安置が寄ったのもありますが無難にドン勝が取れたのではないかなと思います。




<PJCS 2022 Day1 Match2 / Winner "隼Gaming">

航路はこちら。南から北に向けての航路となってます。



第一フェーズの安置と降下はこちら。
Power Gridと北西の倉庫集落、南東のニコイチ集落に1名ずつおいて広がりのある降下ですね。Power Gridをランドマークにしているチームが良く降りる降り方ですね。



★ターニングポイント(迅速なスプリット解除)

フェーズ1から少し危ないシーンがありました。
Fukurou選手が取っていた西のバラク地帯にFour Man Bowが突貫してきました。ここは高所になっていて周りから何人いるか把握しづらいですが、隼Gamingのスプリットを読んでたのか枚数をかけて押し出すシーンです。

Four Man Bowも素晴らしい読みですが、Fukurou選手もバラク地帯の北側からスムーズにスプリット解除しており、難を逃れていました。ちゃんと見れてませんが、恐らく南、西側からの突貫を警戒して味方のいる北側に車両を止めていたと思われます。

このあとsetuna選手もスプリット解除しますが、チームのムーブを安定させるうえでスプリットは必要不可欠ですが、4名生存するうえでこういった危機管理をしっかり行えてることで、最終フェーズ人数を残せて挑めるでしょう。



次のフェーズがこちら。
このフェーズで、スプリットしていたSetuna選手も解除して、Power Grid中へ4名集まり陣形をとりました。
この安置だとPower Gridに寄ることが非常に多いので、無難な解除だと言えます。



少し飛んで第6フェーズです。
このタイミングでPower Gridの北側にあるレンガ2階が様々なポジションに打ち込めるかなりな強ポジションになりましたね。
この時点で、NeoChinnがプレイしていたらもうドン勝意識をするくらい熱い安置です。



次のフェーズがこちら。
ちょっと不安になる寄り方ですが、自分たちの後ろ側である南側に入れるところが倉庫だけなので、このフェーズで入りこんで来たとしてもこの次はずれるか東に逃げてくれる可能性が高いのでそこまで怖いことはないでしょう。
結果としてはCTG いぶし銀が東に進路をとったあと断念して、枚数を削られたあとに倉庫へ入りますが、そのあともレンガ2階からの斜線があり東の稜線へ出ていく形となり、危なげのないマップコントロールができてます。



最終フェーズがこちら。
形としては、北側3チームが交戦して、その間に東に残っていたNORTHEPTIONを狩りきる形となります。
ただ、NORTHEPTIONを狩りきる際に、1枚ダウンそのままAlpine Rabbit Majestyからダウンキルまで持っていかれ、3:4でのファイトとなります。



その後、西に孤立していたSetuna選手が1:2で狩られてしまい、最終フェーズが始まる前には、2:4になっていました。
ここからは2tap選手、MiyagiNo1選手の個人技が光り、Alpine Rabbit Majesty4枚を制圧・ドン勝となりました。



Day1 Match2の結果がこちら。
Power Gridに安置が寄った場合にはキルがそこそこ取れますが、11キルドン勝は申し分ないでしょう。最後の2:4を勝てたのはかなり大きかったと思います。



<PJCS 2022 Day1 Match3 / Winner "Alpine Rabbit Majesty">

航路はこちら。北から東に向けての航路となってます。



Alpine Rabbit Majestyの降下がこちら。
El Azaharを起点に、南西の離れた倉庫に1枚を置く形ですね。
NeoChinnがぴよぴよ帝国でEl Azaharをランドマークにしていたときも同じ形で降下していました。



ここからちょっと酷評?になりますが、安置中心になった割にはムーブが遅いと感じますね。
GreedyGaminGが北東の集落・南東の教会集落を抑えられ、HESTIAが真南の高台になっている長屋を取られており、車も割られてしまう東の長屋集落を起点にすることになります。
結果的には徒歩圏内のところが最終安置になったのですが、El Azaharをランドマークにしているのであれば、東西南北に広がる高台のどこかは抑えるべきではないかなと思います。



次のフェーズがこちら。
長屋集落がと真ん中になりましたね。
この時点で、あとから入ってくるチームが東側のCAROL Gaming、まともGaming側へ進路をとることが多くなるので、東側は混んできます。
このフェーズでは低所なので動くこともなく次のフェーズを迎えます。



少し飛んで2つ次のフェーズになります。
2つのフェーズを過ぎて、安置中心だったはずがもう安置外になりました。
東側に、TRIDENT、UNLUCKY、GreedyGaminGが安置外におり、北側に見えないですが、Tetr4gon Gamingがいて4チーム、安置内には狩りきりを目論んでる、Phascolarctos CinereusとまともGamingがいるので、この図だけだと少し厳しく思えます。



最終的に、フェーズが閉まった後の状態がこちら。
TRIDENT、UNLUCKY、Tetr4gon Gamingは安置外で壊滅。
GreedyGaminGはまともGamingの防衛線をかいくぐり安置内へ。
Phascolarctos Cinereusもそこまで圧がかけられず無事に安置内へ入りました。
ここで安置が一気に北東に寄り倉庫北の高所を使えるようになったので、Alpine Rabbit Majestyとしてはかなり嬉しい誤算だったと思います。



★ターニングポイント(役割の分担)

次のフェーズでも安置が北側に寄り、Crown of Infinite Soldiersがファイトに来ず西側へ進路を取ります。
この時点で、Crown of Infinite Soldiersの脅威は薄く1枚でも対応可能との判断で、1Roha0416選手が安置中心を抑えます
もっとも脅威と考えられる、東側のまともGamingの上りを3名で抑えてマップの支配率を半分以上・高い稜線を確保することができました。
これによって、4枚生存かつマップ支配率を考えると、Alpine Rabbit Majestyが優位になっていました。



最終フェーズがこちら。
Crown of Infinite SoldiersとPhascolarctos Cinereusが小競り合いをしているところに介入。まともGamingも倉庫の稜線から出るところをキル。
最後はCrown of Infinite Soldiersの生き残りを打ち下ろしドン勝となりました。



Day1 Match3の結果がこちら。
El Azaharに安置が寄って高所が取れてなかったとはいえ、最終フェーズまで4枚生存で生き残れていたのは大きかったすね。
Match2でも隼Gaming2枚に負けましたが、同じシーンを作り上げたうえでのドン勝なので雪辱を果たせたという感じでしょう。



<PJCS 2022 Day1 Match4 / Winner "GreedyGaminG">

航路はこちら。南西から北東に向けての航路となってます。



GreedyGaminGの降下がこちら。
確定の車両沸きをLadrilleraで確保してからのムーブですね。
Ladrillera東にある高台集落が強ポジションなので、そこを抑えながら安置を待つことになります。



次のフェーズがこちら。
GreedyGaminGにとっては誤算ですね。
大きく北東に逸れました。
情報も取れてないので、いったんafilia選手がいるポジションに固まり次のフェーズを待つことになります。



次のフェーズがこちら。
今度は嬉しい誤算でしょう。安置が戻ってきました。
ここで、情報どりが出来ていたであろう中心のガソリンスタンド向けてのムーブを開始します。



★ターニングポイント(ムーブの速さ)

ここで、北西倉庫にいたTRIDENTとタイミングがかぶってしまいファイトになります。TRIDENTも安置中心に近いですが崖があるので南に安置が寄る読みで南にポジションを変更したように見えますね。
ただ、若干GreedyGaminGのほうが数秒ガソリンスタンドに着くのが早く、優位なファイトをすることができ、4枚生存でTRIDENTを狩りきります。
ムーブの速さが生きたシーンですね。



そのあとは、第6フェーズで安置外からくるZEALを狩りきり、周りに誰もいない状態を作り上げ最終フェーズを迎えます。



最終フェーズがこちら。集落にいたまともGamingも狩りきり、Four Man Bowとの4:4の戦いとなります。
若干GreedyGaminGのほうが有利だったとはいえ、Four Man Bowも道路にスモークを焚きながら、グレネードや火炎瓶でファーストピックを狙ってました。それを見事に躱しきり安置がしまって苦しくなってきたところを押しきりドン勝となりました。



Day1 Match4の結果がこちら。
TRIDENT、Four Man Bowのファイトを勝ち切り、10キルドン勝となりました。第2フェーズで大きく逸れたので、厳しいかなと思いましたが、最終安置は数キロ圏内となりMatch1~3同様に第1フェーズの中心をとれているチームがドン勝となります。



<PJCS 2022 Day1 Match5 / Winner "UNLUCKY">

航路はこちら。西から南東に向けての航路となってます。



UNLUCKYの降下がこちら。
Chumaceraへの降下ですね。Day1でドン勝を取ったチームで唯一安置外からのスタートとなります。



安置外からのスタートとなりましたが、意外にも第1フェーズから安置中心へ車両を揃えてのポジション取りをする形をとりました。
結果的には、Graveyardを抑えることができて第2フェーズを迎えます。



★ターニングポイント(決断力のあるムーブ)

第2フェーズはこちら。
安置中心をリスクを覚悟で取りに行きましたが、それでもまだ北側へ寄った安置となります。
ただ、Graveyardのポジション取りが生きてきて、その北側にある倉庫とニコイチの集落にいたGreedyGaminGが北へムーブする情報が見れていたため、このフェーズでも安置に近いポジションを獲得します。
情報も良く取れていましたし、残っていてもファイトをする前提だったので、決断力のある良いムーブだったと思います。



少し飛んで第5フェーズの安置がこちら。
倉庫だけでなく北側のタンク、白2階の集落も抑えており突貫以外ではリスクのない布陣をしけています。
特にkounix選手がいるタンクあたりは斜線管理も難しいので、耐えながらキルポイント回収・突貫警戒と見えづらいタスクは多かったと思います。



最終フェーズの安置です。
そのあとも安置中心に寄って、最終フェーズでは自分たちのチーム以外はいない状態になってます。
他のチームが枚数削られていたとはいえ、このあとも無難にキルを回収してドン勝となりました。



Day1 Match5の結果がこちら。
途中HESTIAの突貫がありましたが、それも無難にさばけていましたので、危なげのないドン勝です。
第1フェーズの中心への位置取り、第2フェーズでの情報取りからの強気なムーブが生きた試合だったとも思います。



<PJCS 2022 Day1 総括>

★Day1ベストマッチ

Match5の UNLUCKYの動きでしょう。
Match1~4ではフェーズ1から安置中心が取れているチームがドン勝取るシーンが多いですが、Match5ではフェーズ1・フェーズ2ともに思い切ったムーブがドン勝に繋がっているといえるでしょう。

★Day1の総合結果

スクリムでも大会でも中々見ない、40ポイントをキルチームがデイリー1位となりました。デイリー1位は、Match4でドン勝を取ったGreedyGaminGでした。



Match1~5を見ての通り、安置中央を取れているチームがかなり優位な状態でドン勝を取れているというイメージです。
大会では良くあるのですが、思い切ったムーブができない、突貫の選択肢を選びづらいなどチームとして、オーダーとして決断力が弱まる傾向があります。

なので、地形・安置有利のチームがそのままドン勝を取るシーンが増えているのではないかなと思います。

そんな中、Match5では序盤で大きく安置が外れても思い切ったムーブが出来ているUNLUCKYは一つ違った強みが出ているのではないでしょうか。(もうDay2の結果知ってて書いてるでしょとか言わないでね。笑)

それでは、Day2の考察もいってみましょう!!!
こちらからどうぞ


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