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経営者(リーダー)の役割

「恐れのない組織」の後編を書こうと思ったのですが、現在名古屋からの帰京中、手元に本がないため、そちらについてはまた別日で書くことにします。本日は「社長の条件」というテーマでつれづれなるままに。

とある本を読んでいたらグロービスの堀さんの経営者の役割は3つに定義されるという記事がありました。

1,vision・戦略を描き、意思決定して、結果に責任を負うこと
2,組織にmissionや理念を伝え、良い組織文化や、やる気に満ちた組織をつくること
3,お客様や取引先、株主や銀行などのステークホルダーにコミュニケーションをして巻き込み、良好な関係を作ること

経営者の役割はこの3つであり、この3つだけ頑張れば良い。それ以外は社長の仕事ではないと考え、権限移譲が出来るのであればしていったほうが良いとのこと。

1つ目の意思決定は経営のフレームワークを理解しなければいけないし、分析・戦略立案能力も必要。アンテナを張って多くの先進的な事例やテクノロジーを知る情報収集能力もなければならない。

2つ目のやる気に満ちた組織を作るためには、多くの人を引っ張っていくリーダーシップ能力が必要。

3つ目のステークホルダーとの良好な関係を作るためにはコミュニケーターとしての力量が必要となってくる。対面のコミュには限りがあるので、SNSを使うといった工夫も必要となる。

この中でも日本の経営者は1つ目が弱い。「うちの会社はこんなもんで良い」と小さな次元で考えてしまい、大きな発想、大きなビジョンを描くことが出来ない。リスクテイクをしないというケースが多い。

他にも色々な方々のリーダー論が書いていたのですが、改めて感じることとしては、

「結局、組織の成長はリーダーの器によって決まる」

ということかなと。器というのは、
・人間力
・能力
・どうありたいか(働く上での哲学、譲れない想い)
・どうなりたいか(何を目指しているのか。目標は)
こういうもので形成されているのではないかと勝手ながら思っています。また、ここでいう経営者とは当然私のような経営者を指しますが、あらゆる組織のリーダーにおいても同様に置き換え自身の器を拡げ、深めていく努力を欠かさずにしていただきたいと思います。

例えば、弊社であれば取締役が私を入れて5人、本部長が10人程度、事業部長は30人、更にその下に副部長などもいれると100人近い責任者もしくはそれに準ずる存在の社員がいます。

その一人ひとりがある意味スタートアップ企業の経営者と同じ、もしくはそれ以上の権限を持っている人もいれば数あるスタートアップと同じフィールドで戦わなければいけない事業もある。そうすると自分が「普通の経営者以上に経営者感覚を持ってメンバーに、仕事に当たること」をしなければ当たり前ですがそれだけを魂を込めて取り組んでいる会社に勝てるはずはありません。

そういったことに対して健全な危機感と高い目標設定を持ちながら取り組んでいくことがひとりひとりの責任者には求められます。おっと、気づいたら幹部社員向けの投稿になってしまいました。話を少し変えます。

失敗は成功の母、という言葉があります。私たちネオキャリアグループも昨期はコロナ以外に大きな失敗が重なり非常に厳しい1年でした。
・徳川家康の三方ヶ原の戦いで散々に打ち破られた
・カーネルサンダースの失敗の連続からの66歳での起業
・任天堂のWii Uの売上不振から多くのことを学んでスイッチの成功
などなど失敗から学ぶことで次が見えてくることが沢山あります。その上で大切なことは何より関わった人全てが「自分のどういった発言・行動・思考に問題があったのか」と自問自答をし、「自らの発言・行動・思考」に変革を起こすことだと思います。

自分らしさとはなにか。変えてはならないことはなにか。進化させるべきことはなにか。変えなければならないことはなにか。発言・行動・思考の変革しなければいけないことはなにか。そうしたことを一人ひとりが本気で捉えて前に進んでいくことが求められるなと。そんな事を思いながら本日も色々思考を続けようと思います。

と思ったが本日は娘の6歳の誕生日パーティーがあるんでした!ということで、家族と全力で向き合い皆が寝てから思考することにします。皆さんも良き休日を!

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