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非正規雇用市場における採用・求職動向(飲食業)

マイナビが出した
「非正規雇用市場における採用・求職動向レポート(22年9-10月)」を発表 とIndeedとリクルートが出した調査結果に飲食業界についての市況について載っていたのでまとめて記載

・飲食業界の給与の変化
・飲食業界のコロナウイルスによる変化

▼飲食業界の給与の変化

22年9〜10月にアルバイトの求職者の希望下限時給の平均は1,091円、一方で、企業の募集時給の平均は1,082円となり、求職者の時給ニーズを満たしていない結果となった。

職種別で比較すると、企業の募集時給より個人の希望下限時給が高いのは、[飲食・フード]で+59円、次いで[オフィスワーク]で+6円となった。
飲食業界では人材確保が難しい状況だが、要員の一つとして求職者の希望する時給より低く、割に合わないと感じている求職者がいる。

○調査対象/
<企業> 自社の非正規雇用労働者の採用方針について把握しており、
直近2カ月以内に採用活動を行った又は新規採用を行った人:959名
<個人> 全国の15-69歳の男女(中学生を除く)のうち、
直近2カ月以内に非正規雇用の仕事探しをした人:1,646名

飲食系の三大都市圏(首都圏・関西圏・東海圏)のアルバイト・パート募集時平均時給は、4 月以降過去最高額を更新し続けており、今後も上がることが予想されている

▼飲食業界のコロナウイルスによる変化

Indeedの飲食関連検索数では、「シニア」はコロナ前から高い水準で横ばいに推移する一方、今年に入ってからは「高校生」が急増。
コロナが落ち着きアルバイトを始める高校生にとって飲食店は高校生OKのところも多く、選ばれやすい

飲食業は「多くの人と交流できる」「人から感謝される」「仕事にやりがいがある」「未経験でも仕事ができる」といった点でポジティブな一方、
「体力的にきつい」「給与水準が低め」「コロナの影響を受けやすい」といった点がネガティブ要素の回答として寄せられた。
また、辞めたいと思った理由や離職理由を見ても、給与や労働負荷に関する項目が上位を占めている。

就業者の改善してほしい点と、退職者の離職理由の共通点が「身体負荷の高さ」であり、「賃金が今後上がる見込みがない」ことが辞めたい理由になっている。

コロナ前であれば大皿で提供していたところを小皿に分けたりと、感染症対策で客数は減りながらもオペレーションの負荷が高まっているそう。

人材確保が難しい飲食業界では、採用率ではなく離職率を重視するように変わってきており
今はスポットで入る素人のバイトが増えているため、熟練バイトの仕事を分解し、デジタルで代用できるものは置き換え、初めて入ったバイトでもできる簡単な仕事のみのマニュアルを作成するなど、新人でも対応できる環境づくりに取り組んでいる企業もある、とのこと


スポットワーカー(数時間単位の超短期雇用者)については、冒頭の記事で調査結果が記載されており、採用している企業は16.9%。
業種別では[ソフトウェア・通信]に次いで[飲食・宿泊]は23.8%と2番目になっている。
今後採用意向がある企業は38.2%で、[飲食・宿泊]では42.9%と高い結果になった。

即戦力人材獲得にスポットワーカーの採用を行いたいと考える企業が多く、業務の繁閑差対応や急な勤務シフトの変更などによる人手不足を補いたい企業は、スポットワーカーに即戦力としてのスキルを期待している様子が見受けられる。

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飲食業のお客さんの支援はまだないけど、スポットワーカーのお話はサービス業のお客様から話が出ることもあるので知識として入れておきたい
最近急激にモバイルオーダーを入れてるお店が多いと感じていたけど
個人的には客側としてもめちゃくちゃ便利なので飲食でも飲食以外でもどんどん普及してほしい

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