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1.私に”本物の意識変革”が起こった日
パンドラの箱を開けたのは今から2年前。
子どもの頃からずっと幸せになりたい、自分を変えたいと思って生きてきた。
今の自分はダメだから、急いで変わらないと、と焦っていたから
あれこれ手を出した。
しかし、大金を使っていろいろ手を出したのに何も変わらない現実だけが目の前に転がっていた。
スピリチュアルや自己啓発。語学も。
レムリアンヒーリング、レイキヒーリング、チャネリング、ヒプノセラピー、曼荼羅アート、アクセスバーズ、エンジェル系、コンサル系、霊媒師系、スピリチュアルカウンセラー、夢をかなえる宝地図、自分探しセミナー、アシュタール・バシャールとの交信…(思い出し次第追加します(笑))
全部、高額だったが、私には直接役に立つことはなかった。
強いて言うなら、これらは直接人生に役立つことはないのだと教えてくれた。
なぜ幸せになれないのだろう?
何が足りないのだろう?
私の人生はこのまま堂々巡りだけで終わってしまうのではないだろうか?
という恐怖に苛まれる日々。
考え続けていたある時、ひとつの考えが下りてきた。
私には自己肯定感が足りないのではないか?
その言葉が私の中に舞い降りてきた時、
今までとは違う確信があった。これが答えだと。
自己肯定感を高めるセミナーなんてその辺に腐るほどある。
大抵1.5時間で20,000円くらいから数十万円まで。
でももうセミナーはこりごり。
お金をかけずにやろう、と決めた。
アマゾンで本を検索した。
「自己肯定」「自己肯定感情」と入れたと思う。
そこで見つけた一冊の本を中古で購入した。
石山喜章氏の「潜在意識から『自分』を変える方法」である。
信じる、のではなく理解するという視点で展開していくのが、
今まで触れてきたものと大きく異なっていた。
書いてある7つの方法で観察、自覚、調査、認識、蓄積…と自分を掘り下げていくのだが、
このプロセスを経ていくうちに、
自分が知らなかった、というよりも忘れていた自分を見つけることになった。
さらにこのステップを進めていくと
自分が「現実だ」と思って生きているこの世界は「真実」なのだろうか?と疑い始めた。
今まで30年以上真実だと思っていたものが違うかもしれない…?
もしかして、この生きづらい世界は、
全部自分で作っているだけの世界なのではないか…?
と理屈ではなく、体感し始めたのだ。
これは非常に大きな意識変革だったと思う。
どんどん重い鉄の扉を開いていくようだった。
最初のステップで最近イライラした感情、心が揺れたことを列挙し、一つずつ掘り下げていくのだが、
さらにこの時、驚くことが起こった。
私のイライラした感情、不快な体験などのマイナスは
皆、ある一つのものを指し示してていたからだ。
私の感情の根底にあったもの、それは
母だったのである。
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