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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿84

米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第84回全文無料で皆さまにお届けします。

第83回から続く


明日、明後日と寄稿をお休みさせて頂く前に、今日は、まず、ポイントをひとつに絞ってみたいと思います。

右肩下がりの赤い直線



Callum ThomasさんがシェアしてくださったツィートとS&P500のチャートです。



第79回の寄稿時に、Callum Thomasさんがシェアしてくださった、期間がほんの少し前までのチャートを引用しました。その時も、これと同様に赤い線で描かれたこの右肩下がりの直線を引用させて頂きました。今回のこれは、ここのところの株価の動きを反映した上でアップデートされたチャートを、Callum Thomasさんが、また、シェアしてくださいました。
チャート上に描かれている右肩下がりの赤い直線を見て頂くという事が、これを引用させて頂いている僕の意図です。

第79回の寄稿時


今回5回目のトライ


アメリカのちまたでは、その構図を見ていると~すごく、この右肩下がりの直線が意識されていて、話題になります。様々な方々が様々な形でこの直線を描いています。そして、これを上に抜いたら云々と。それはもう、話題にはなっています。話題になっている会話の例として「弱気派は屈したな。ほらな。言った通りだろ」「ここが分岐点、今回はどっち?どっちだろう?」「今回のこのトライはこれまでとは違うぞ。上に行きそうだな」みたいな感じです。あくまで、いくつかの例ですが。今回5回目のトライになるわけですね。5回目で上に抜けるかどうか?どうだ?という感じです。
強気と称されている方々は、「昨年、10月が底だった。この右肩下がりの直線を上に抜けて、どんどん上に行く」「今もう、逆ヘッド・アンド・ショルダー(逆三尊型)だから」とおっしゃいます。そのお考えも、もちろん、認識しています。

第79回の寄稿では、「このチャート上の赤い右肩下がりの直線を上に突き抜けて、どんどん、どんどん、上に行く、そういう事が続く、という事でもあれば、それでもまだ個人的にその動きに対して、ある一定期間は猜疑心を持つだろうと思いますが、そうなった時、その時に、またそれについて考えてみようと思っています」と述べました。

「どんどん、どんどん、上に行く」「そういう事が続く」「その動きに対して、一定期間猜疑心を持つだろう」
そういう動きになった時に「その動きに対して、一定期間猜疑心を持つだろう」となるのかと申しますと。

最近は、株が堅調で、戻ってきております。これからさらに上に行くのかどうかは分かりません。ファンダメンタルズに関する僕の個人的考えにつきましては、これまでの寄稿で述べさせて頂きました。チャートを見ると、この赤い線のところを2022年から5回試しに行っているわけです。それで、今回どうか?上に抜けるんじゃないか?と話題になっています。

その2022年からの”チャート全体”の長いトレンドを見ると、これはどう見ても僕には、下降トレンドであり、その下降トレンドが続いているように現在まで見えます。そして、「それじゃあ、今回、ここを、ちょこっと上に抜けることがあったとしたら、それをもって、この下降トレンドが変ったと、すぐに言い切れるのか?」と考えます。その抜き方、抜け方(大陽線が立つとかそういう意味も含めて)もあるでしょうし。今はまだわかりません。

下降トレンドが転換した事を確認するにはもっと時間が必要



下降トレンドが総じて変化するには(やはりファンダメンタルズ面からの裏付け、根拠と)明らかに下降トレンドが変ったというチャート上の日柄であり、(後講釈になりがちな事でもありますが)その絵が必要だと思います。
ものすごい大陽線が立ったとかの場合は別としても、少なくとも、日々の動きでそれをちょっと上に抜いたからと言って、「わ~、流れが変った」と判断するのは時期尚早感が否めず、下降トレンドが転換した事を確認するにはもっと時間が必要なのではと考えています。もちろん、何をそんなのんびりした事を言っているんだ、そんなこと言ってる間に相場が終わってしまうわという考え方もあるでしょうし。そこにつきましては、それはもう、人それぞれに、考え方、行動のとり方があるでしょうから。僕の場合は、ちょこっと上に抜けたという絵だったら「その動きに対して、一定期間猜疑心を持つだろう」ということです。

4か月に1度安値



S&P500のチャートのこの下降トレンドにおいては、これまで過去を振り返ると4か月に1度安値をつけに行っている形でもあります。そのような事から、日々の動きに翻弄され”すぎて”てしまい、大局を見失う事は避けたいと思う自分がいます。(言葉で表現するとこうなりますが、現実は(real flesh and blood)生身の人間ですので、時に翻弄されたり、一喜一憂したり、まあ実際にはいろいろな日があります。
「まあ、そんなことも、あら~な」と思いながらです。(笑)

この右肩下がりの直線に焦点を当てた場合については、僕の場合はですが、このようなイメージを持って見ております。
バンカメのストラテジスト、マイケル・ハートネット氏やモルガンスタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏のおっしゃることと目線を合わせて来ている事も事実です。今日も自分の考え方をノートしています。

アメリカの個人投資家を見ておりますと、”強気派と弱気派の対決の構図”みたいな。よくありがちなパターンですが、構図を作って、それにあてはめて、楽しんでいるんでしょうかね、たぶん。(笑)
常々、僕は、強気派でも弱気派でも、タカ派でもハト派でも、人それぞれなんで、まあ、その時、その時、なんでもいいじゃんというような。目的は全く別でしょと思いながら必要以上にそれに執着する事もありません。(笑)
ただまあ、仲良くなりたくはないのは。

よく使われる言葉で、You can dish it out but you can't take it. (他人のことをすぐに批判するけれど、他人の批判は受け入れられない)~アメリカの個人投資家を見ているとこれをすごく感じます、最近。自分と意見が違ったらもう受け入れられない、攻撃さえするという。トランプか、幼児か、子供かって、正直なところ思ってしまいます。(笑)そして、投資やトレーディングする事を、ギャンブルやカジノに例えるコメント。これには、最初から近寄らないようにしています。(笑)

間違っていたら、失敗したら、また、可能な限り、何度でもやり直すだけ


僕の場合は、無い袖は振れませんから、なんでも、そのまま、ありのまま、が好きです。そこからやって行こうという感じですね。良く見せよう、見栄を張ろう、ふりをしよう、ということや人からも立ち去る事にしています。
間違っていたら、失敗したら、また、可能な限り、何度でもやり直すだけ、という事を基本にしています。


引用 イッシーの不撓不屈&堅守速攻・みんなで作ろう友達の輪

次回の寄稿は、1月18日となります。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。(笑顔)

第85回へ続く

最後に …

これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連スペース

11月27日 第1回スペース 2時間

12月18日 第2回スペース 2時間20分

12月22日 第3回スペース 12分間

12月24日 第4回スペース 20分間

12月30日 第5回スペース 20分間


関連note


私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」


🍅🍅


弟子のNEOさんへ
アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。



🍅注意事項
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投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

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