得意を探して、"今月のカレンダー"を辿る
こんにちは、フリーランスでイラストやデザインをやっています、nenneです。
さてもう7月になりました。今年も折り返し。
毎年毎年時間が経つのが早すぎて、なんだか気持ちばかりが焦る毎日です。
今年はカレンダー待受の配布に挑戦中です。
元々は昨年あまりに自分の作品を描く機会が少なかったなという反省から。今年はもう少し自分の描きたいものを描いていきたい、という気持ちでほんとに自由に描きたいようにカレンダーを描き始め、もう7枚。
振り返るには中途半端な枚数ですが、1年の折り返しを迎えた今、ざっと並べて、コメントも添えつつ、振り返ってみたいと思います。
今振り返っても気に入ってる一枚です。干支の龍を入れて季節感を意識しつつ、年明けのなんだかまったりとした独特の時間の流れを感じ取ってもらえるようにと描きました。
クッキー缶を意識して描いた一枚。これはモックアップも作って、描いてからも色々展開させていたイラスト。物語が見えるような世界観が自分には新しくて、こういうのも描けるのかと自分で発見がありました。
苦手な空間を描いたので拙さがすごく気になるけど、配色が気に入っている一枚。毎回色はこねこねと練り直すのですが、これも例に漏れず試行錯誤していました。これだ！という組み合わせが見つかると嬉しくなってしまう。
ここから少し低迷期が来ていたような。何を描こうか何が描きたいか迷って、春のピクニックモチーフで思いついたものをぱぱっと並べて描いた感じ。今見ても、そういう迷いがあるような気がしてます。が、珍しく複数名の方に褒めていただいた一枚でもある。不思議。
黒を効果的に使いたいと思い始めたタイミングのイラスト。この時点までかなり長らく(2年以上？)黒という色は封印していました。なんだか真っ黒を使うのは安直なような、オシャレじゃないような、あえて黒を使わないのがこだわりでもありました。が、黒ってかっこいい。ゆるくて柔らかい線で使われる黒はとても可愛くて、潔くてかっこいい。そんな気づきがあった月。しかしまだ使いこなせず。
このあたりも迷走期。いい案が思いつかず、以前描いた落書きのラフを採用。人物の白の抜き方を意識して描いた一枚。色にも迷いが見えて、いつかリベンジしたい。
今まで使っていたアプリからAdobe Frescoに変えて初めてのカレンダー。ペンの質感がとっても好きで、先月は描くのがすごく楽しかった。あとは今までずっと得意じゃなくて敢えて避けていた肌の色を塗り始めたのも新しい変化。すごく生きてる！って感じがするのは、今までのギャップが大きいから？ピンクがかった色味が好きで、可愛い色合いをまだまだ模索していきたい。
振り返ると、どれもバラバラのテイスト。同じ人間が描いた絵ってわかるのでしょうか？
自分の描く絵の特徴ってなんだろう。強みはどこにあるんだろう。振り返るほどに疑問に思いますが、一つわかることは少しずつ新しいことを始めて変化していること。特別大きな変化はないですが、あ、この描き方いいな、この色いいな、というのを見つけるたび試して、少しずつ亀のスピードで描きたいものに近づいていけたらいい。
マイペースにでも描き続けられることだけが、今わずかに行き先を見失っている私が頼れる強みだと思って。
来月も引き続き描きます。また見てもらえたら嬉しいです。
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