見出し画像

2022年6月・近況つらつら

こんばんは、茉莉商店の寧々です。
最近何やってるんですか?と聞かれます。

一言で説明するならば、「野菜売ってます」。
ですが。

実のところ、皆さんにSNSでお知らせしている表側の活動(ネットショップ)はごく一部で、裏側では業務用野菜の出荷手配が仕事の9割になっています。業務用とは、食品店様や、飲食店様向けの卸売りです。これについては秘密事項も多いし、バックエンドの仕事なので表にあまり書いていません。なので、Twitterに書くこともない…というわけで最近ツイート少な目なのです。

実家畑での実験栽培を経て、出荷量が徐々に増え、今では全国7か所の農園さん・卸売り業者さんの青果を取り扱いさせてもらっています。

青果販売に関してはド素人の私ですが、農家さんから色々と教えてもらったり、ネットや本で調べながら何とかやっています。本当に出会う人に恵まれているな…と思います。ありがたいことです。

▲看板のお野菜・ステムレタス。

具体的に何をやっているのかというと、2つの側面があります。

①忙しい農家さんの販売業務をお手伝い(委託販売)
 農家さんは作物を作るのに忙しく、販促活動や受発注業務などになかなか時間を割けません。この辺りのお手伝いを私が担当しています。

②忙しい食品店の仕入れ業務をお手伝い(委託青果バイヤー)
 最初は①からスタートしたものの、食品店との取引が長くなってくると、「〇〇はありますか?」と、野菜をリクエストされるようになります。そこで、リクエストされた野菜を提携農園さんに生産依頼したり、新たに仕入れ先を開拓したりします。リクエストされる野菜は未知のものばかり(日本語で何に該当するのかすらわからない…)で、最近は中国野菜から東南アジア全般の野菜へと範囲が拡大しつつあります。大変だけどめっちゃくちゃ面白い。

要するに、普通なら繋がらない点と点、線と線を見つけて結び、「欲しい人に欲しいモノが届くように橋渡しする」のが私の役割です。

この①②を繰り返しているうちに、協力農園さんが増え、卸先の食品店が増え…という循環ができつつある最近。

全体的には、順調に進んでいて、雲をつかむような思いで四方八方走り回っていた1年前と比べると、だいぶ体系的になってきたというか、視界がクリアになり先へ伸びる道が見えてきたように思います。

それもこれも、素晴らしい協力農園さんのおかげです。

▲今年からご協力頂いている沖縄へちまの農園さん

ただ、扱うのが農作物なので、難しい面もたくさんあります。
今春で言うと、多雨の影響が各方面にありました

ネットショップでも販売していたステムレタスですが、予定数の半分以上が天候の影響で大きく茎が割れ、出荷不可となっています。

最近では、沖縄の5月降雨量が観測史上最多となり、6月に入っても晴れが非常に少なく、へちまがなかなか実らないそうです。

また、台湾のマンゴーも、長雨により見込みの収穫量よりも大幅に減り、例年なら7月まで販売しているのですが、6月初旬には注文を締め切ることになりました。

何度「雨よ・・・いい加減やめ・・・」と天に祈ったか!!
てるてる坊主作りましたよ!!

降らなくても怖い雨。降りすぎても困る雨です。
農業は大変です。本当に。感謝ばかり。

▲生き残った中からさらに選抜された最高品質マンゴー

これは現場にいる人ならではの感覚かなと思いますが、こう、天候やらで散々な目に遭った野菜たちが裏側に大量にあるのを目の当たりにしていると、むやみに「野菜高い」なんて言えなくなります

この天候の中よくぞご無事で…よくぞ…」とかなんとか心で感動しながら農家さんの送ってくれる野菜を試食している最近です。ピカピカの野菜…ありがてぇ…

ということで、野菜の価格設定は、むやみやたらにしているわけではないのです。栽培の難易度や、かかる手間や費用、色々考慮した上でのものになります。

▲最近見つけたノンスイートラテ

そんなこんなで、毎日毎日、野菜や果物と向き合っています。

空き時間は細切れだけど、取引の安定化とともに、少しづつ気持ちに余裕が出てきて、ようやく2年前から録画して溜めておいたドラマを見られるようになりました。(それだけ余裕なかったんだな…と振り返る)

新規事業としては、一段階登れたのかな…と思います。
今年は引き続き業務用販売に集中しつつ、徐々にネットショップに本腰を入れようと考えています。

それではまた!

茉莉商店・寧々

✨6月のイチオシ✨
山梨県産「ふえふきのスイートコーン」
粒がギッシリと実入り良く、艶々のとうもろこしです♪贈り物にも!


サポートしちゃう?