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博論日記76/365:アテネDay6(ここで手記は途絶えている)

日記に書くべきことを箇条書きにした段階で力尽き、倒れて寝ていました。なのでこんな時間になりました。お詫び申し上げます。

今日は学会の最終日。朝9時からのロシア音楽のセッション(大ホール!)を聞く。西欧・アメリカでのロシア系の出版社の顛末についての発表がすごく面白かった。Universal社については先行研究があってそれなりに知っていたのだが、亡命先でクセヴィーツキイがどういった活動をしていたのか、誰がどこでどういう出版活動をしていたのなど、知らないことだらけだ。

月曜日、Lightningケーブルを落としてしまったようなので訊いたらどこにもないよと言われた。USB-CではないLightningがないと結構不便なので困る……。モスクワのアパートにはあるはずなのだが。。

昼過ぎに大学からPCR検査を受けに行く。陰性祈願!これまであってお話した人たちはみんな陰性だったので、私も大丈夫なはず……症状とか全然ないし。

かなり強めに、しかも奥まで鼻をぐりぐりされた。毎度これは気持ち悪い体験だ。人によっては「全然ぐりぐりされなかったよ〜」ということもあるらしく羨ましい。ちゃんと検査できるのかという話ではありますが。

この陰性証明、ロシアに行くときには印刷しなければならず、これがまためちゃんこめんどくさい。USBメモリーが無いと印刷できないのではという危惧があり、ちっちゃいUSBメモリーを買いに行く。ギリシャで買ったUSBメモリーだと自慢できるね。SanDiskの何の変哲もない16GBの安いUSBなので、そのままでは何の意味もないなと思って、USBの名前を「Greece」に変更しておいた。

ゼウス神殿に。あまりにも無造作にいろいろなものが地面に転がっているので、気付かないうちにとんでもないものを踏み締めてしまっていそうだと思った。

その後アクロポリス美術館へ。私は歴史博物館にめっぽう弱く、日本でも地方に行くとちょっとした歴史博物館があればそこに寄って、出土した土器とか村とか市とかの成り立ちをじっとみつめてしまう。無限に時間が溶け、形態の充電が3%になる。一旦帰って体制を立て直す。

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