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歌う前のリップロールが大事という話とそのやり方

こんにちは。
3月から、何だか永遠のように長い1日1日を過ごしている私です。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

ボイストレーニングに通うとほぼ100%の確率で一度はやらされるリップロール。
私も取り入れています。リップロール。
子供の頃によくやった(人もいる)唇をプルプル振るわせるやつ。

今日はなぜ歌う前にリップロールをするのか。
またそのやり方をお話ししていきます。

発声の最初にリップロールをやる理由

細かい話は割愛しますが、
人間は身体が楽器です。
綺麗な声を出すためには、リラックスさせる筋肉、踏ん張る筋肉を使い分けなければいけません。

リップロールは
①表情筋
②唇
③声帯周りの筋肉
などをリラックスさせる効果があります。

そのほかにも
④喉の血流を促す
⑤腹式呼吸がしやすくなる
⑥音程のコントロールがしやすくなる
⑦裏声と地声の切り替えがしやすくなる
⑧ほうれい線がなくなる
⑨二重顎が解消される
etc.etc.....

万能薬かよと思うほど様々な分野で色々な効果を謳っておりますが、
どこまで信憑性があるかは分かりません。
ただ私はボイストレーナーですので、
経験上、しっかりと声を出す前にリップロールをするのは非常に有効だと考えています。

let's リップロール

万能薬リップロール。
やり方は唇をプルプルと振るわせながら声を出すだけです。
練習0秒でできる人たちは置いておいて、

どうも出来ている感じがしないという方は以下の手順をお試しください。
1、唇を潤す。乾燥しているとそれだけでやり辛くなります。
2、深く息を吸い込む。腹式呼吸を意識して。
3、唇を閉じる、ぎゅっとでなく、そっ閉じ。
4、唇の両端にキュッと力を入れる。唇中央は力を抜く。
5、息を出す。わーッと出す。

リップロールの苦手な方の多くが、唇の力加減で悩むようです。
うまくプルプル出来ない時は、唇そっ閉じ後手でほっぺを軽く寄せたり、
唇の両端を指で押さえてみたり、色々と試してみてください。

それでも出来ない時は私のところへお越しください。
(楽しみにお待ちしています)

リップロールは意外と難しい

唇がプルプルしたからリップロールが出来た!
と判断するのは実は危険です。

一言でプルプルと言っても
そのプルプルはリップロールのそれと違う。
プルプルしてるけど声帯に力が入っている。
プルプルしてるけど気道が閉まっている。
息が上手に出ていない。
など、正しくリップロールが出来ているかを自己判断するのはなかなか難しいものです。

リップロールを習得したい!という方は、
プロの手を借りることをお勧めいたします。

皆様がリップロール上手になりますように。

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