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話す時、歌う時は口は縦に開きましょうというお話

こんにちは。
今日はひたすら眠い。ひたすら眠い私です。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

皆さんは声が通らない、歌声に響きが出ないと感じた事はありますでしょうか?
その原因は、口の開き方かもしれません。

発声と口の開き方の関係性

人は唇と舌を動かすことで言葉を話しますが、
言葉が聞き取り辛い人、賑やかな場所で声が通らない人は、
口が開いていないことが原因の一つとして考えられます。

口を開かないと声が空間共鳴せず、
音がこもり通らない声になってしまったり、
口内が狭いと舌もほとんど動かないため、
子音が粒立たず言葉が聞き取れない、言葉が潰れてしまうのです。

そのため、音を明瞭化し言葉をクリアに発するためには、
口を縦に開くことがとても重要です。
口を縦に開く事で音が共鳴しやすくなり、
また息が通る道が広いため、声が通りやすくなります。
子音をつぶ立てる為には舌の筋肉を鍛えるなど他にも必要事項がありますが、
口をしっかり開くことが始めの一歩です。

口はどれくらい開けばいいの?

言語によって開き方は変わると思いますが、
日本語の母音の開き具合は

あ:奥歯に人差し指を入れ、噛まない程度
い:前歯に人差し指を入れ、噛まない程度
う:「い」と同じくらいの開き具合で、唇を前に出す(蝋燭を消す時の形)
え:「い」よりも大きく開き、唇を横に広げないよう、犬歯を上に持ち上げる
お:「あ」と同じぐらい開き、唇を前に出す(蝋燭を消す時の形)

くらい開いていれば、声はこもらず、しっかり前に飛んでいきます。
また、口を縦に開くことで声帯の余分な力も抜けやすくなり、
話す上でも歌う上でもあれやこれやいいことずくめなので、
是非鏡を見て口の開き具合を確認しながら練習してみてください。

発声に不利な日本人

口をほとんど動かさなくても話せてしまう日本語と、
平たく響きにくいアジア人の頭蓋骨。
さらに人前で大きい口、大きい声を出すことに恥じらいを覚えるという文化で、
日本人は声が響かない、言葉がこもってしまう人が多いです。
原因役満です。

さらにマスクが追加され、
話している時に何度も聞き返される。
相手が何を言っているかが聞こえない。
ということが増えた方も多いのではないでしょうか。

是非口の開き方を意識して、
歌っている時も話している時も響きのある、
聞き取りやすい素敵な声を手に入れてください。

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