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吉四六さんの天のぼり ねんど日本昔ばなし 臼杵市

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「吉四六が、天に昇ってみせるで〜!」

田んぼを耕す楽な方法はないかと考えた、とんち者の吉四六は、田んぼの真ん中に高い梯子を立てて村中に言いふらし、皆を集めた。

吉四六が梯子を登りだすと、「危ない危ない!」と、村の衆は梯子の周りを右往左往の騒ぎ。

「そんなに皆が危ないというのならしょうがない、天のぼりはやめるわ」と、吉四六は梯子を降りた。

村の衆が帰った後、吉四六の思惑通り、騒ぎで踏みつけて回られた田んぼは、立派に耕されていたそうな・・。

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ロケ地:吉四六ランド 臼杵市野津町

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「吉四六さん」解説

京の一休さんや肥後の彦一さんと並ぶ、昔ばなし三大とんち者とされる豊後の奇人。

二百数十話もの「吉四六ばなし」が伝わる。

豊後大分野津地域の江戸時代の庄屋であった廣田吉右衛門さんが吉四六さんのモデルとされ、現在の野津町の桜の名所、総合公園「吉四六ランド」には2015年頃まで吉四六さんの生家が保存されていた。

また紅葉の名所としても知られる野津町の普現寺には、吉四六さんこと廣田吉右衛門さんと、女房おへまさんのお墓が並んでいる。


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