遠藤 直紀(ビービット 代表)

エクスペリエンス設計を支援する株式会社ビービットの代表取締役( https://www…

遠藤 直紀(ビービット 代表)

エクスペリエンス設計を支援する株式会社ビービットの代表取締役( https://www.bebit.co.jp/ ) 鳥取県出身、横浜国立大学経営学部卒業。TED 貢献志向の仕事( https://www.youtube.com/watch?v=FUTi1At5B-o )

マガジン

  • 日経COMEMO

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    日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

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    EMSi(Essential Management Science institute)Fellow Communityの皆さんの記事を集めました。 EMSi Fellowとは、EMS(Essential Management School)本質行動学基礎原理コースなどの修了生のCommunityです。 多様な人、多様な考え、多様な日々、多様なビジネス、多様なアートが雑多に、ごった煮していく、本質追求マガジンです。

最近の記事

顧客フィードバックの誤用から考える、顧客志向の失敗

資本主義社会におけるビジネスは顧客の自由選択によって成り立っているため、必然的に多くの企業が顧客を大切にすることを理念や社是に明記していますが、日本経済新聞が実施した調査結果によると国内主要サイトの6割でダークパターンが確認されてしまいました。 実際に起きていることは真逆の事象で、企業の都合を顧客に押し付けている事象が散見されています。 とは言っても、経営者が意図的に顧客を騙したり、搾取しようとしているわけでもありません。 デジタルネットワークの普及で企業は顧客とつなが

    • 利用者を欺く「ダークパターン」を抑制するための対策

      UXを向上するための設計技法を悪用して、ユーザを意図しない行動に誘導するデザインをダークパターンと呼びます。 前回は、ダークパターンに制裁金が課されるようになってきている動向に着目しました。 今回は、ダークパターンの利用先やその発生を防ぐ方法について考察をします。 ダークパターンの用途 ダークパターンの命名者であるハリー・ブリグナル氏によると、状況はますます悪化してきており、もしユーザが問題に直面したら世に訴えかけていく必要があると力説しています。 著書の中では、ダ

      • 利用者を欺く「ダークパターン」に制裁金が課される日

        UXを高めるためには、ユーザの心理や行動特性を把握し、サービスやプロダクトの設計時に活用することが求められます。一例ですが、情報が多く書き連ねてあるとユーザは斜め読みをして読み飛ばす傾向にあるため、重要なポイントを強調すると伝わりやすいといった配慮は必須となります。 このようなユーザの行動特性を逆手に取ると、ユーザに不利な情報を伝えないまま、購入や登録といったサービス提供者に便益の高い方向へと誘導することも可能になります。 「お試し購入後、一定の期間は解約ができない」とい

        • そもそもジュニアNISAは最適解ではない。子どもが投資を始めるなら

          ここ数年間、政府やメディアの情報発信によって、年金だけでは老後の生活はままならないというコンセンサスが形成されています。 好む好まざるに関係なく資産形成は必須となり、お子さんがいらっしゃる家庭では子どもにも金融教育が必要だと感じられているのではないでしょうか。 私自身は、高校生の時に祖父の勧めで証券会社に口座を開いて、貯めていたお年玉で少額から投資できる外国株式の購入を始め、為替や株式市場に興味を持つようになりました。 高校生の頃は漫画も好きでしたが、同様に経済情報も面

        顧客フィードバックの誤用から考える、顧客志向の失敗

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        記事

          欧州の知性、ルトガー・ブレグマン氏に聞く「幸福な社会」後編

          世界46カ国で翻訳されベストセラーとなった「Humankind 希望の歴史」の著者である歴史学者のルトガー・ブレグマンさんのインタビューの後編です。(前編はこちら) なぜこの本を書こうと思ったのですか? 伝えられることが一つだけだとしたら、何を伝えたいですか? ルトガーさんは人類の特性に基づけば社会はもっと善く変えられるし、実際に変わってきているという確信に溢れていて、希望を強く抱ける内容でした。

          欧州の知性、ルトガー・ブレグマン氏に聞く「幸福な社会」後編

          欧州の知性、ルトガー・ブレグマン氏に聞く「幸福な社会」前編

          世界46カ国で翻訳されベストセラーとなった「Humankind 希望の歴史」の著者である歴史学者のルトガー・ブレグマンさんの来日に際して、90分間インタビューをする機会を頂きました。 私が最初にルトガーさんを知ったのは2019年のダボス会議の発言でした。 ダボス会議の参加者の大多数は富裕層に属する人たちですが、その欺瞞を暴きました。 ダボス会議では正義、公平性や透明性などの言葉が飛び交っている しかし、誰も根幹の問題である税金逃れの話を議題にしていない 富裕層が相応

          欧州の知性、ルトガー・ブレグマン氏に聞く「幸福な社会」前編

          アジアの社会課題解決を目指すグラブ|世界経営者会議

          ライドシェア、フードデリバリーや電子決済などのスーパーアプリを東南アジア8カ国に展開するグラブの共同創業者のタン・フイリン氏が、第24回日経フォーラム「世界経営者会議」に登壇しました。その内容をご紹介します。 東南アジアの捉えるべき変化として、 ここ数年で1億人を超える新規のネットユーザが誕生したこと 厳しいコロナ規制の8週間で5年分のデジタル適応が進み習慣化したこと があり、スマートフォンを活かすことで、誰もが事業を効率化できたり、スキルアップできます。 明確なタ

          アジアの社会課題解決を目指すグラブ|世界経営者会議

          独身男性の幸福度が低い理由と対策

          以前、日本男性の幸福度が結婚の有無によって大きく異なることについて書きました。 たくさんの反響を頂いたのですが、その中でもこの調査は結婚の前後で実施されたものではないため、論点にすべきは結婚の影響ではなく「未婚男性の幸福度の低さ」ではないか、というご指摘はもっともだと認識をしました。 未婚男性の幸福度が低い理由 日本の未婚男性の幸福度は、先進国において最も低い状態です。その理由を 考察してみます。 1990年頃までは共働き世帯よりも、専業主婦世帯の方が数が多い時代でし

          独身男性の幸福度が低い理由と対策

          優れたUXは競争から生まれる。競争激化は消費者にとっては喜ばしいが。。。

          数年前に実施した、ある通信会社の調査での顧客の発言には、はっとさせられました。 UXを専門に仕事をするようになって20年を越えましたが、似たような状況が多々あったことを思い返します。 考えてみると、新規参入に規制があって競争が限定されている業界では、同様の事象が発生する傾向にあることに気付かされます。 その理由は、競争が限定されていることで、労少なくとも儲かっている状態にある企業は、顧客価値を高める必然性が小さいためではないかと推察しています。 英語で競争を意味する「

          優れたUXは競争から生まれる。競争激化は消費者にとっては喜ばしいが。。。

          人材採用で重視すべきはマインドセット

          人の頭の良さに関してどのように捉えているのかを知るために、以下の選択肢の内、自分の考えに最も近いものを選んでみてください。 知能は人間の土台をなすもので、それを変えることはほとんど不可能だ 新しいことを学ぶことはできても、知能そのものを変えることはできない 知能は、現在のレベルにかかわらず、かなり伸ばすことができる 知能は、伸ばそうと思えば、相当伸ばすことができる この問いのどの回答が真実かよりも、自分自身がどう考えているのかが、とても重たい意味を持ちます。 「①

          人材採用で重視すべきはマインドセット

          どっちつかずのマイナポイント。それにしても難解すぎる

          利用者に固有のIDがあることは、デジタルサービスでは常識です。常に同一人物を特定できると、個別の情報伝達やサービス提供が容易になります。また、やり取りの履歴などの情報が消失したり2重化されづらくなり、効率的に蓄積できるようにもなります。 顧客志向の企業の特徴の一つに、顧客情報を一元化して管理してることが挙げられます。 これは国の活動にも当てはまることですので、行政の効率化や質の向上を求める政府が、マイナンバーカードの普及を急ぐのは合理的な判断です。 しかし、河野デジタル

          どっちつかずのマイナポイント。それにしても難解すぎる

          伝統的な日本企業にとって優れたデジタルサービスの実現を阻む3つの課題

          インターネットの誕生から30年が経過し、デジタルネットワークへの接続が日々の生活において当然になった現状においても、いまだに優れたデジタルサービスには海外製のものが多い印象です。 楽天やメルカリのように日本のデジタルネイティブ企業による素晴らしいサービスも存在しますが、残念ながら日本の伝統的な企業が提供していて感心させられる水準のデジタルサービスは、寡聞にして片手で数えられるほどしか知りません。 日本市場においても、GAFAなどの海外勢の脅威は今後も増していくことが予想さ

          伝統的な日本企業にとって優れたデジタルサービスの実現を阻む3つの課題

          懇親会やミーティングは関係維持に必要

          コロナ渦によって、これまで定常的に実施されてきた新人歓迎会や社員旅行など、職場での懇親の機会が少なくなっています。 しかし、それでも業務は回っているため、懇親の場は本当に必要だったのかが問われています。 また、連絡も相談もメールやSlackでできるので、複数人が集まるミーティングは無駄が多く、個人の業務に集中したいという理由で、開催を極力減らしたいという風潮も出てきています。 仕事が個人で完結する場合はミーティングを行う必要はないでしょうし、無駄なミーティングのあり方を

          懇親会やミーティングは関係維持に必要

          長期間の皿洗い修業も悪いわけではない

          小学校時代の友人は、高校卒業後に東京に出てきて、すし職人として修業を始めました。 最初の3年間は皿洗いや賄いづくりなどの裏方に徹していて、その後に少しづつ付け場に立つようになりました。 そこからまた数年してお店を任せられるようになり、一通りの仕事を責任者として率いられるようになってから地元に戻り、現在では独立して自分の繁盛店を切り盛りするようになっています。 何とはなしに「3年も皿洗いによく耐えられたね。意味あったの?」と聞いたことがありますが、その回答はとても前向きな

          長期間の皿洗い修業も悪いわけではない

          体験を設計する力が強く求められる時代

          我々が好む好まざるを問わず、もはや逃れられないのは、ソフトウェアがビジネスを飲み込んでいくメガトレンドです。 世界的に有名な投資家であるマーク・アンドリーセン氏は2011年8月にウォール・ストリート・ジャーナル紙に「ソフトウェアが世界を飲み込む理由」を寄稿しました。 10年前にここで書かれていた内容は、その当時ではまだ全産業を脅かすようなものではないと思われていましたが、そろそろあらゆる領域で無関係とは言い切れない状況になってきています。 一例ですが、日本のお家芸であっ

          体験を設計する力が強く求められる時代

          占いを信じる人が生き残った。活動量を増やし異なる視点を得る

          これだけ科学技術が発展している現代においても「インドの大財閥は何か行動を起こす前にまず有能な占星術師に相談する」という驚きの事実がこの記事で解説されています。 香港や台湾では、実測できない気の流れに基づいた風水で都市が設計されています。思っている以上に、反証できない論拠に基づいて我々は活動を行っているようです。 実際、普段生活している中でも、思った以上に占いなど反証のできない理論を信じている人に出会います。 私は信心が全くないわけではなく神社仏閣に行けば襟を正しますが、

          占いを信じる人が生き残った。活動量を増やし異なる視点を得る