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好きになってくれてありがとう

出会って半年。付き合って数ヶ月。初めてちゃんと付き合った彼と別れた。

別れる少し前、なんだか冷めてきたな、と気がついてから初めてお互いに思っていることを電話で話し合った。

連絡頻度や会いたい頻度が違っていたこと、私のサークルが忙しくて会えなかったこと、私がなかなか「好き」と言わなかったこと、私からスキンシップすることが少なかったこと。

私の至らなさで彼に我慢させ、寂しい思いをさせていたと気がついた。

私が原因だったことを知らずに、彼が自分のことを好きなのかどうか分からなくなって、私も冷めてしまっていた。

相手が好きかどうか分からない状態が辛いことを今になって実感しているのに、彼は付き合った1.2ヶ月目にこの辛さを味わってたという。
確かに多くの好きを伝えてくれて、行動で示してくれていた。それなのに、気恥しさが先行して好きを返せていなかった。

別れる時、彼に「次に付き合う人には寂しい思いをさせちゃだめだよ」と言われたほどだ。

本当にごめんね。


最後の夜、一緒にご飯を作ってベッドの中で話し合って、付き合う前の状態に戻ろうという結論に達した。

もうぎゅっとすることも、キスすることもないと思ったら悲しくて泣きじゃくってしまった。彼は抱きしめて、泣かせてごめんと言った。彼が悪いわけじゃないのに。最後のキスをした時、関係が少し変わったことを何となく感じた。

朝、ご飯を食べて一緒に家を出た。

別れてしまったけど、お互いこれからも仲良くしようと約束して別れた。

好きなってくれてありがとう。私も大好きでした。

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