見出し画像

【Tableau】 DATA Saber ord10-ZEN問答



TableauとDATA Saberとは

ググってもらったほうがよくわかるかも。。。ですが、よろしければ過去の記事をご参考ください。
https://note.com/nemutaizz22/n/nbb0fc39bfa89

Tableauとは

・直感的な操作に長けたBIツール(ドラッグ&ドロップが主操作)
・短期間で実用的なインサイト分析が可能
・多様な環境からのデータ接続が可能
・大規模なユーザーコミュニティがあり交流が盛ん

DATA Saberとは

・直感的な操作に長けたBIツール(ドラッグ&ドロップが主操作)
・短期間で実用的なインサイト分析が可能
・多様な環境からのデータ接続が可能
・大規模なユーザーコミュニティがあり交流が盛ん

DATA Saber ord10-ZEN問答-

前回は、私自身のDATA Saberに取り組むための勉強方法や勉強時間について書きましたのでご参考ください。
https://note.com/nemutaizz22/n/nad5c13d2df79

ord10-ZEN問答

技術試験はOrd1~Ord10の計10課題をクリアする必要がありますが、その中でもord10-ZEN問答-について、直近でチャレンジしたord+その内容が今の仕事にリアルに直面していることもあり、復習や備忘も兼ねて書いておこうと思います。

参考動画

Q1

上司から「来週の会議資料、去年と同じレイアウトで資料作っておいて!(伝統の集計表で!)」と当然のように言われました。あなたならどうする?

  • (なぜ理解できないんだ!という怒りは抑えつつ)なぜ視覚化するのがいいか、どのような意義があるか、を伝える必要はある

  • 伝統の集計表を再現することも大事だけど、それだけではダメ。DATA Saberならビジュアル化したものも提案

  • 伝統の表とは似ていながらもインタラクティブに動かせるようにするなどの工夫をする

Q2

上司から「君の資料分かりやすいね。じゃあ会議の為に人数分印刷かけといて!インクもったいないから白黒ね!」と満面の笑顔で言われました。あなたならどうする?

色とインタラクションがあることを前提に作ったダッシュボードなので、それが失われると、正しい判断に導くことが難しい。自分わかりやすいという意思のもと作ったビジュアライゼーションが、その手段を失われたとき、どうする?

  • データを動かすことでデータを深掘りして正しい判断に導ける。印刷物ではそれは実現できない

  • 色分けによって視覚効果を持たせて早く理解して早く判断できる

  • そもそも紙がもったいないよね

Q3

上司に「Tableau Serverなんて本当に必要なの?無料で使えるTableau Readerで十分じゃない?」と怪訝な顔で問いかけられました。あなたならどうする?

Tableau Readerを使う場合のリスクが何かがポイント

  • セキュリティ

    • 機密データ漏洩のリスク

    • twbxの場合、DBのデータをコピーしてパッケージしているので取り扱いに十分な注意が必要!

  • スピード

    • 自動更新されないといつのデータかわからない

  • ガバナンス

    • 使ってるか使ってないかわからない

  • コミュニケーション

    • 本当に見てもらってるのかわからないので使うのをやめてしまう。

  • パフォーマンス

    • データの処理がPCのスペックに依存。データが遅いと困るのはOrd7で学んだ。

ここでつまずくケースが多そうですよね。
Tableauのメリットを伝えて「ふんふん、いいんじゃない。やろうやろう」ってなっても、コストがかかる(金額の多寡じゃなく)と分かって、特に無料と有料の選択肢がある場合、急にトーン下がって、「まずは無料版でいいんじゃない??使ってくれるかだってわからないんだしさ」、的な話になりがち。それを丁寧にリスクとメリットを説明してなんとかクリアしていかないとですね。(いっそのことreaderはなくしたらいいんじゃないの?、と思うのは私だけ??)

Q4

先輩社員から「さっき役員から会社の業績が芳しくないから、マンスリーの資料を今後ウィークリーで提出してくれって頼まれちゃったよ。ただでさえ忙しいのに参ったなぁ」とぼやかれました。あなたならどうする?

次は先輩社員とのやりとり。ありますよねこういうこと。
(少なくともデータで判断しようとしているので感覚で言われるよりは圧倒的にいいですが)
Tableauならできることを考えると、リアルタイムなダッシュボードにすれば、マインスリーをウィークリーどころかデイリーにできるのでは?
他にも色々なTableauの機能を使って効率化できるよね、ということ。毎日レポーティングできる方法は何かって考えつつ、(短時間であっても)毎回作る作業がある方法は避けるべき。

Q5

同僚が「いきなり残業禁止って言われても・・・これまでと業務量は変わらないし。どうすればいいんだよ」と絶望しています。あなたならどうする?

今度は同僚とのお話。
生産性の向上はすべての会社でテーマとなっていると思います。残業禁止までは行かなくても、生産性をあげよう!無駄な仕事はどんどんやめよう!とう動きはあると思います。他方、掛け声だけで、全然進まないのもよくある話(メンバーはやめていいか判断できないことが多いですよね)
でも、あなたはDATA Saber。少なくともTableauを使って今ある仕事を効率化して時短することはできます。
色んな会社がTableauを導入して業務時間を減らすことに成功していて、また減らした時間で新しいことができます。

Q6

IT部門に相談したら「Tableau Desktopから直接DBに接続したい?そんなのダメだよ。DBに負担かけられたくないし、DBには色んな情報入っているから許可できないよ」とそっけなく言われました。あなたならどうする?

ここは、Tableau Serverを実際に触っている人がわかりやすいと思います。
(私も全然明るくない領域なので、調べながら回答していきました)
Tableau Serverの仕組みを知ることが大切。Tableau Serverにあるデータをみんなで共有していくとき、みんながDBを見るのではなく、Serverにあるデータソースをみんなで見に行きます。で、その1つのデータソースに対して色んな人が色々なワークブックを作成することができます。Tableau Serverにデータソースをpulishさえしていただければ、あとはみんながそれを見に行くだけ。
DBの全てのデータがいるわけでもなく、権限もつけてもらう必要もなく、共有は可能、ということ。

Q7

ビジネス部門の社員に「レポート作成するので、大至急データExcelで送ってください」と急かされました。あなたならどうする?

問題文の前提をどう置くかがポイントかなと思いました。
「同一人物にすべてを伝えるという設定ではなく、適宜相手に合わせて取捨選択する前提」として、状況を想像する。
心の中では(Web編集使えば??ダウンロードしなくてもありますよ)と感じつつも、自分で作ろうとしていることは尊重し、またリアルでこういうことがある場合、かなり急いで対応が必要な案件であることが多いので、一旦データは送りつつ、でお同じことが起こらないようにまだ別のタイミングで同じことがあったときにお互い効率的になる対応を取る、というのが重要かなと感じます。

Q8

上司から苛立ったように「Tableau Server導入したけど、ビジネス部門社員は全然使ってないじゃん。使ってもらう為にどうする?何か策は?」と言われました。あなたならどうする?

私は使ったことない機能や取組みも多いですが、やれることはいっぱいあ流みたいですね。(私はビジネス部門ですが、IT/DX部門がここまでやってくれることってなかなかないと思いますが。。。)

  • 現状確認して原因を特定。管理ビューを使う

  • 経営層や現場とコミュニケーションをとってみる。ヒアリングなど

  • サブスクライブを使い見てもらう習慣をつける

  • ハンズオンを開催する(見てもらう人にもトレーニングが必要)

  • ダッシュボードの作成支援

  • 操作方法問合せ窓口

  • Tableau社営業担当と連携(相談してみるといいかも?)

  • 各部門に2人はCreateorを育成(一人だとつらい、相談できる相手がいない)

  • 社内Tableauコミュニティの育成(困ったときに助け合える)

Q9

同僚がふてくされて「あなたみたいにITリテラシー高くないから、私にはこんな分析ソフト扱えないよ。統計の知識だってないしさ」と言ってきました。あなたならどうする?

IT部門がビジネス部門の方へ説明すると、よくこういうシーンありますよね。(私はビジネス部門で、どちらかといえばIT領域のリテラシーをつけようと無い頭で善処しようと思っている方ですが、それでもこういう話って結構あります)

  • まずは既にあるダッシュボードデータを見てみましょう。別に自分で作れなくても、人が作ったデータを見てアクションするのも十分な貢献です。

  • カスタムビューで自分のvizを保存するだけでいいですよ

  • カスタムビューになれてきたらWeb編集をやってみましょう。ピルを入れ替えるだけでも十分ですよ

  • 慣れてきたらTableau Desktop入門を受けてみては?

  • 表示形式などのRecommendationを使って慣れてない人でもvizを作ることができますよ。補助機能がついているで十分それを活用しましょう。

  • Ask Data機能を使えばドラッグアンドドロップさえ要りません。chatGPTが話題沸騰中の今、これを使いこなす人が増えることを私は期待しています。

さいごに

最初にこのZEN問答の問題を見たときは「こんなの時と場合によるし、答えなんてなくないか??」と戸惑いました。でも、進めるうちに、「あー、、、あるあるこんなシチュエーション」って思いながら、まあこれかな、って進めていって。2回チャレンジしてクリア。クリア後は、確かに、いくら自分が勉強してきて知識がついて「Tableauの導入メリットがあるのは明らか」って自分が思っていても、それを決める人や使う人がそう感じなければ、そのメリットや狙いが達成しないよなと思い、終わってからとても大事なordealだなと。

Tableauに関わらず、新しいツールを社内で導入しようとするとき、もっというと新しいことを社内で実現しようとするときって、ほんとうんざりするくらいにこういうことってありますよね。。。

個人的には、一番楽めた&印象に残ったordでした。
zen問答はこの試練をクリアすることよりもリアル世界のzen問答の方がよっぽど大変で設問のようにうまくいかないことばかり。
リアルzen問答で迷ったときはここに戻ってくるのもいいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?