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馬のウェルフェアについて

おはようございます。仕事がある母より早くに起きて、リビングのエアコンをつけてこたつをつけて自分の部屋に戻りました。(だから?)

仕事がある人とそうでない人が生活するということなので、雰囲気のギャップがあって一緒に居づらい、というのが正直なところです。

今何をしているかというと、radicoのmorning view sundayを聞きながらこれを書いています。本当は英語のラジオを聞きながらやりたいところなんですけれど、聖徳太子にはなれませんでした。

終末を振り返るとすると、土曜日は実家の滋賀に帰りました。駅に着いた瞬間寒気の洗礼を受け、仕事帰りの母にピックアップしてもらい、無事に帰路につきました。

日曜日は一人でのんびりロードをマウンテンバイクで走ったり、本を読んだり、とにかくだらだらだらだらしていました。外に出れただけでよし。

サラブレッドに「心」はあるか 楠瀬良 2018

この本を読み終わりそうで、読み終わりません。

この本の中に出てくる、馬の知能と「クレバー・ハンス」というテーマのもと、クレバー・ハンス現象について、ハンスという馬の事例と共に紹介していました。

人間を含めて動物は、無意識の動きを察知する能力を持っていて、仮説を検証したい無意識化の行動が、被験対象の行動をゆがめて、誤った結論をもたらすような場合は、以後「クレバー・ハンス現象(効果)と呼ばれるようになった (p,226)

このハンスという馬が、計算をできるということで有名でした。

足し算の結果を蹄を叩いて答えを出すという実験では、答えをわかっている実験する側の人間たちの無意識化の行動を見て、蹄を叩くのをやめる、という判断をしていた、というのが実際のところで。

なので、馬は、人の表情、雰囲気、仕草を観察するという能力を持っている、というのが結論でした。

天性、生まれ育ったあらゆる環境、育成調教、人等の要因が重なり合って、注意力、洞察力ということを身に着けたからこそ、この馬は特に知能が高い、ということになるのでしょう。

この結果で思ったのが、私たち人間も、こういったことは、雰囲気察知能力とか、空気を読む、だとか、暗黙の了解だとか、そういった言葉に書き換えることができますよね。しかし、今は時としてそれが状況によっては悪い方向に影響してしまうこともあって、変なことになってしまうのが人間の面白いところだと思いました。(全然面白くないですけどね。)

この本では、私が知りたい馬のウェルフェアについては、競走馬のあらゆるデータを実験観察から収集してどういう結果に至ったかということにしか言及されていなかったので、残念でした。

しかし、ここで気づいたことがあります。

この方は、ウェルフェアについてはどう思っているのか、ということ。
そして、獣医師として、一般的に馬が経済動物として捉えられていることにどうお考えなのか、あるいはどう捉えているのか。

このことをお聞きしたいです。(競走馬のウェルフェアに関連した卒論を執筆する予定なので、できるだけ関係者の方にお話を聞きたい。)

競走馬の能力にフォーカスしたものはあるのですが、私見では、なかなかウェルフェアについての論文や本が日本では数少ないです。(一応3年間、馬についてのテーマでゼミで発表してきました。)

なので必然的に、英語で書かれた論文、本を読まなければいけない、ということですね。はは。

馬という繊細な動物の習性、仕草、行動から心理的な要素を考えていくというものなので、勉強になっている最中です。

はやく栗東にあるTCCに行きたいところです。

今日は友達とドライブする予定なので、早く準備していきたいと思います。

まだいろいろな本を読んでいきたいので、自分の集中力に期待して、

今週も生きていきます。

良い一日を。


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