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結婚した自担に「ごめんね」なんて、本当は失礼なのかもしれないけれど



※勢いで書いて推敲していないので、少し日本語がおかしいかもしれません。

そして、もし、読んで不快に思った人がいたらごめんなさい。NEWSを取り巻くすべてが幸せであってほしいという気持ちは、いつも本当です。


加藤さんが結婚発表したその日に書いた記事↓



私のいちばんのアイドル、NEWSの加藤シゲアキさんが結婚を発表してから数ヶ月。ずっと、ずっと考えていたことがある。

正直、こんなことを言葉にするのは、加藤さんに対して失礼なのかもしれない。

結婚を発表したあの日よりずっと前から、加藤さんは、自分とファン、お互いがお互いを思いやれる距離を、きっちり保ち続けてくれている。多分、ものすごく細部にまで気を張って、自分が結婚したことを、ファンができるだけ想起しないように。


そんな加藤さんには「ごめんね」なんて言葉、本当は、あまり使うべきではないと思う。

「俺はみんなを泣かせたいわけじゃない!泣くな!みんなにはいつも笑っていてほしい!!(ドデカボイス)」

と、あの手この手でいつも私たちを笑わせようと尽力してくれる加藤さんに対して伝える言葉は、どう考えたって「ごめんね」よりも絶対に「ありがとう」だ。

恐らく世間のイメージとは違って、いろんなことに無頓着で、かなり雑な面もある人なのに。「結婚している」なんて大きな事実、本当にいつのまにか頭からすっぽり抜けてしまうくらい、ファンの前ではアイドルでいてくれている。


だから、「ごめんね」なんて思うべきではない。

だけど、それでも思ってしまう時があるよ。



加藤さんには、


一番好きな人と、普通に、何も気にせず、変装なんてせず、人の目を気にせず、お出かけしたり、お買い物したり、映画を観に行ったりしていてほしい。

日の当たるところで、楽しく笑い合っていてほしい。


私みたいな普通の人間があたりまえに享受していることを、加藤さんはいくつ諦めているのだろう。


結婚発表のとき、ファンのみなさんの気持ちを想像すると申し訳ない、晴れやかな気持ちばかりではない、と綴っていた加藤さん。

結婚なんて、本来ならもろ手をあげて祝福されていい人生の一大イベントなのに。


でも、でも、それと同時に、もし実際にそんな姿を見たらどうなっちゃんだろう、怖いなあって思っている自分もいる。


加藤さんがひとつも漏らさないから、お相手さんのことは何もわからないけど、きっと素敵な人なんだろうな。この世でたった一人の自担の、「たった一人」になった人。

本当は、お相手さんのことをこうやって少し言及するのだって相当気が引ける。加藤さんが結婚していることを匂わせないのは、何よりもお相手さんを守るためでもあるはずだから。


加藤さんのいちばんが誰かなんて、言われなくたってわかっている。だから「私たちのためにそこまで……」なんて自惚れたことを言うつもりはないけど、

私は、加藤さんがどんなに優しい人か、どんなにファンを思ってアイドルを続けてくれているか、少なくとも、彼が見せてくれている部分は知っているつもりだから。


これは完全に私事だけど、ちょうど今、付き合っている人と「将来のビジョンがズレてるよね」という話になっていて。

私も相手も二十代後半で、このまま付き合っていても先が見えないから、お互い納得した上で、お別れすることも視野に入れていて。


だから、ほんとうに、心から。


好きな人と出会って、結婚するって、

冗談抜きで、奇跡だなと思ったよ。

人間、別に結婚しなくても生きていけるのに、たった一人「この人だ!」と思える人に出会って、その人を生涯の伴侶に選んで、そしてその人からも選ばれるなんて、本当に奇跡としか言いようがない。


私には、まだまだ想像つかないや。



ずっと、ずっと加藤さんのことが好きだった。

アイドルと小説家、その他諸々を兼業して、いつも多忙なあなたが心配で、「お願い!早く結婚して!」なんて思っていた時すらもあった。


そして、いざ、加藤さんが結婚したとき。

うれしかった。
すごくすごくうれしかった。


でも、寂しかった。

ああ、私の見ていた加藤さんは、あくまで「アイドル」の加藤さんだったんだなって。

でも本当は、そんなのずっと知ってた。
そんなの、百も承知で好きになったんだよ。

だけど、ステージに立つあなたを見て、そのきらめきに向かって夢中でペンライトを振っているうちに、そんなこと、いつの間にか忘れていた。

忘れてしまうくらい、綺麗な夢を見させてくれていた。

自分の感情や思考を言葉でも文章でも見せてくれて、ありったけの愛をコンサートのMCでぶつけてきてくれて、時に危ういくらい距離感の近い加藤さんにハラハラして、Twitterで「シゲぴは、も〜!」って、同担の人と笑い合って。

そんな情報出したら、下手したら行動範囲特定されちゃうよってこと、普通に呟いちゃったりとかさ。


でも、勘違いだった。
彼は私が思っていたよりも、ずっとずっと真っ当に真摯にアイドルだった。


「すべてを知ることが幸せとは限らない」

加藤さんを好きになって、その言葉の意味がよくわかった。

「ファン」って、美しいだけじゃないと常々思っていて。自分がどんなに純な気持ちで好きでいるつもりでも、時にその愛が行きすぎてしまうこともある。好意って、結構簡単に悪い方向にねじ曲がっちゃったりもする。


好きになりすぎないこと。
適度な距離感を保って好きでいること。

そしたらずっとお互いを慈しみ合える。
ずっと綺麗な気持ちで好きでいられる。


オタ活なんて誰に強制されてやっているわけでもない。だから、すべてを知って傷付く必要なんて、最初からどこにもなかった。


加藤さんが綺麗なものだけを見せようとしてくれているなら、私は加藤さんの気持ちを汲んで、素直にそれを受け取って、 綺麗なものだけを見て、同担のみんなと「シゲぴが今日も美しい」って言い合って、楽しく、明るく、健やかにオタクやってたい。


「ごめんね」って思ってしまうこともあるけど、やっぱり、それ以上に、「ありがとう」といつの日も感謝して、その優しさを受け取っていきたい。

たった一人の自担からのありったけの優しさに、私もありったけの優しさで返したい。


だって、どんなに寂しい気持ちになったって、加藤シゲアキを知らなかった人生よりは絶対にマシだから。偶然でも運命でも、あなたを見つけて、好きになれたこの人生に、感謝します。

私はあなたに救われてばかりで、きっとこの先もあなたを救えることはないけれど、

あなたの目に映る、無数のペンライトのひかりのひとつであり続けたいなと思うよ。


あなたがいつかマイクを置いて、ステージを降りるその日まで、

加藤シゲアキは、私のいちばんのアイドルだ。



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