見出し画像

【ミニコラム】省略されがちな「カルメン前奏曲」

今回のミニコラムは、オペラ好きの人にとっては「何をいまさら」なネタなのですが。

歌劇「カルメン」の前奏曲。有名な曲ではあるけれど、演奏会やCDとかでは後半が省略されがちだよね、という(だけの)話です。
(ここまでで意味が通じた方は、この先を読んでも時間の無駄かと思いますので、他の記事などに進まれた方が良いかと^_^;)。

昔、まだ私が若かった、というよりは「ヒヨッコ」だった当時。何かのクラシック音楽解説書を読んでいましたら。カルメンの前奏曲について、悲劇を予告するような暗い曲調で終わる、とあり。
正直「??」でした。

そう──オペラを通して見たことのある人には分かりきった話なんですが。その「悲劇的な曲調」の部分はカットされることが多いのです。
「まぁ、そうだよね。ここで幕が開くならともかく、コンサートじゃね。」

いえ、実はYouTube で、次の動画がUPされたばかりなのを見つけまして。ネタとしては弱いけど、これも巡りあわせと思ったのです。

ちょうどこの動画では、前奏曲を全部通して演奏しています。
ここまでの記述の意味が(かつての私と同じく)よく飲み込めなかったという方は、一度試しに聴かれてみてはと。

(おしまい)

補足:«Collegium Musicum Berlin»……公式サイトをチラ見した限りでは、ベルリンの大学生の音楽愛好団体? ……にしては上手すぎる気がするので、音大的なものなのかも(よく分かっていません)。

※トップ画像は Wikipedia より、「カルメンの石版画」