人生の中でうまくいかないことは起こり得るものだ。 しかも、それは突然で、なぜかタイミングを重ねてやってくる。 なにもかもうまくいかない時は、なにをやってもうまくいかないものだ。 だから本当は、少し休んで、何もやらなくていいはずなのに、 そんな時ほど、気持ちは焦ってうまくもいかないことを繰り返す。 原因なんてあってないようなものなのに、 その不幸の連鎖の原因を自分の中に探しては、自分自身を追い詰める。 だめなところばかりに目がいって、できないことだけに注目する。 考えれば考
うさぎのクララは、雲職人。 たくさんの雲を育てています。 今日も雲たちに新鮮なお水を振りかけます。 「おはよう、ふわわ 元気かい?」 「おはようクララ、みてみて。昨日より大きくなったよ!」 「うん! とても大きくなったね。明日には外に出られるね。」 大きくなった雲たちは、煙突を通って空へと旅立ち雨を降らせます。 トントン!トントン! 誰かが訪ねてきたようです。 「やぁ ニャンタ!おはよう!どうしたんだい?」 猫のニャンタです。なにやら困った顔をしています。 「おはようクラ
三日坊主なんて言葉があるけど。 私は、二日も続かない。 毎日コツコツなんてできないし、何かにハマって夢中になることもない。 大人になって。目が覚めたら会社へ行き。 仕事が終われば、眠りにつく。 休日には溜まった家事をこなして、時間の限り眠る。 そんな毎日は、至って真剣で。必死で。でも淡々と流れていた。 職場を変えて、働き方を変えた。 職場にいる時間は、これまでの3分の2ほどになった。 仕事場以外で仕事のことは考えないと決めた。 仕事用の携帯もPCも仕事の時間以外には開か
何かの所属から去って行く人を、 逃げていく人だ。とずっと思っていた。 道半ばで投げ捨てて、 なぜ離れられるのかと。きっと、 去っていった人たちが、後悔するような未来をここで創ろうと思ってた。 だけど、いざ自分が 去る側になろうとしている時。 これは、本当に逃げなのだろうかという疑問が浮かぶ。 むしろ、攻めているのではないかと。 慣れ親しんだ場所から、新しい場所に行くためには、想像していた以上の勇気と気合いが必要で。 慣れ親しんだ場所を離れる決断は、想像できていなかったほ
最近、転職活動を始めた。 入社してから、ずっと、今も。 今の会社が、好きだ。 仕事にやりがいを感じていて、お客様も素敵な方ばかりで、 難しい問題ばかり起きるし、厳しい言葉をいただくこともあるけど、 それでも一緒に乗り越えていける同僚がいて、 すごくすごく素敵な人たちに囲まれた、居心地の良い場所で、 何より自分が一番自分らしくいられる場所だったから。 多分、ずっと、この会社が終わるまで、 私はここで働いて、貢献していくのだろうなと、 なんとなく思っていたし、外に出たい。な
昔は良かったよねーという言葉を耳にする。 歳を重ねるにつれて、自分自身の口からもよく出るようになった言葉だ。 問題なのは、具体的に何が昔の方が良くて、 今の何がだめなのか、それがはっきりとわからないこと。 過去の記憶は美化されるというが、本当にそれだけなのだろうか。 自分自身の変化なのか、環境の変化なのか、 では、何を変えればあの頃のようになるのか。 今よりも良いものがあると断言できる気持ちはあるのに、 その差分がわからない状態。 それは、ただただ、雲を掴めないことを知
生きてると、日々、無力だなーっと 感じる瞬間がある。 悲惨な事故のニュースを見たり。 道端で倒れてる人に出会ったり。世界の矛盾を目の当たりにしたり。 目の前の仕事が思うように進まなかったり。 世の中は、自分の力だけではどうにもできないことだらけ。 その現実を知った時に、それに絶望するのか。未来を感じるのか。 最近、無知の知が証明されたけど。 特定の範囲にて、自分が無力であることを認識することもまた、 意味があるのでしょう。 自分にできることの範囲を認識することは、
人の成長のスピードや方法は、いろいろあると思うが、自分の成長の仕方を知っていることは大事だなと思う。 私は、大器晩成型ではない。 だから、いつか花開く!みたいな空想は抱かないし、コツコツやりつづければ!みたいな努力の仕方はしない。 スタートダッシュが得意で、要領が良いと言うべきなのか。新しいことを始めてから、ある程度のレベルに達するのは他の人よりもはやい自信がある。 ロケット台が用意されていて、進むべき方角と目的さえ教えてもらえれば、誰よりも早い準備期間で飛び立てるし、
先日、上司にこんなことを言われた。 「自分をもっと評価しろ」 正直「うるせー」って思ったし、うるせーって言ったけど。 当たっている部分も多くて。 自分に自信を持つのって、本当に難しい。 子どもの頃に誉められる経験が少なかったり、 否定される経験が多いと自己肯定感が低くなって、なかなか自分を 認められなくなるってのは、最近流行っている毒親とか、なんとか いろんな所の記事で目にするけど。 でも、なんか、たとえそうだとしても、 いつまでも過去のせいにしていても、何も変わらない
人それぞれ、信じているものがあると思う。それは、神様の存在であったり、占いだったり、習慣だったり、人だったり。 私は、信じることが苦手。 それは、傷つきたくないから。 何かを信じると、何かに裏切られることがある。真摯に信じれば信じるほど、その瞬間の絶望感に耐えられなくなる。神様ですら、時に残酷な現実を与えてくるから。 だから、たくさん、言い訳を用意して、まるで最初から信じてなんていませんでしたよーと強がる準備を常にしている。もしもの時に、悲しまなくてすむように。 だった
社会人生活も7年目を迎えて、これまでのキャリアと これからのキャリアを考えることが増えた。 私は特に、○○をやりたい!って具体的な仕事内容に こだわりがあるわけではなくて、職種はなんでもいい。 ただ、あなたが必要だ。と言ってくれる場所で、 あなたがやるのが現状の中で、ベストだと言われる仕事をしたい。 ただ、それだけ。 だけど、このそれだけ。が難しい。 こうやって書くとすごく贅沢な要望の気もする。 会社は、社員1人に固執しないし、 私がいようといまいと、動き続けるのだから。
時々、小さな嘘をつく。 誰も傷つかないような、みんながすぐに忘れてしまうような小さな嘘。 特に意味はない。 そこに生まれた嘘は、すぐに消えていく。 無意味な嘘に意味を持たせるとしたら、 それは、自分だけの秘密を手に入れたようなそんなドキドキなのだろうか。 一人で、ふらっと立ち寄った知らない街の小さなBar。 ぽつりぽつりと、当たり障りのない話をマスターと交わしながら、 何も考えないでよい時間の贅沢を味わう。 そんな贅沢な時間を遮って、少し離れた席に座るお客さんに、 声
社会人になって最初の1年間。 どのタイミングの私に、声をかけようかと 迷ったけれど、きっと一番辛かった 秋が終わる頃の私にメッセージを送ります。 ガラスのプライドと、 負けず嫌いの鎧をまとって上京したあなたは、 とにかく認められたくて、 がむしゃらに働いているよね。 突然、辞めてしまった先輩の仕事を引き継いで、 先も見えないまま、 目の前の仕事と戦い続ける毎日で、 働いても、働いても減っていかない仕事に、 途方に暮れていることでしょう。 今のあなたは、きっと、 「私
小学6年生の時。 入院しているおばぁちゃんのお見舞いの帰り道。 夜空の下を走る車の中から、道路を走るたくさんの車の光を眺めていた。 同じ道を走っている、この車1台1台。 それぞれの人に、それぞれの人生があって、 今、この瞬間、全く違う感情を抱いているのだと気がついた。 同じ車に乗っている、運転席の父は 今、何を考えているのだろう。 その背中を見つめたが、わかるはずもない。 そして、きっと、父にも 後部座席でぼんやりと考え事をしている私の 考えていることなど、わかるはずも
「自由になりたい」 ため息を吐くように、ふとした瞬間に。 無意識のまま、自分の口から出てくる言葉。 だけど、特に、自分の中で定義があるわけでもない。 きっと「なにかいいことないかなー」って 呟くのと同じような感じ。 求めているけど、求めていないような。 望んでいるのかいないのか。 そんなこともわからないくらい、ただふんわりと、 自由になりたい。ずっと、そう思って生きてきた。 この「自由」を探すことこそが、 私のこれまでの人生のテーマだった気がして、 noteの最初の