往復RTAのキャラ分けについて

*この記事はSFC版DQ5のネタバレを多分に含みます。
閲覧の際はご注意ください。

 まあ大したことではないけど、自分の中でどうやって2周分のチャートに
キャラを振り分けていったか、と言う話をつらつらと書いていく。
 ほんとーにつらつらと書くだけです。


○使えるキャラはだ~れ?

 先にルールを軽くおさらいしておくと、通常RTAのルールで2周し、尚且つ
1周目で使用したキャラは2周目では使えない。強制的に加入し、ストーリー
の進行上外せないキャラは被ってもよい。

 まずは人間キャラ。フローラ、ビアンカ、息子、娘、サンチョ、ピピン。
 仲間モンスターはスラリン、ブラウン、マーリン、ピエール、ボロンゴ
あたりがとりあえずそれほど労せず、現実的に狙える範囲にいると考えて
いいだろう、じゃなきゃちょっと寂しい。

 もちろん他の仲間モンスターも仲間にできたら使うとは思われる。
 個人的にはピエなしの状態でニトロコドランあたりが使えると強いかな
と言う印象。
 もちろんイエッタ、クックル、パペック、ガンドフ、ホイミンと概ね序盤
加入のモンスターだけど、使えるシーンはそれなりにありそう。
 だけど狙うのは難しい。立ち止まるほどメインにするとおそらくタイム
コストのほうが大きくなることの方が多いと思われるので。

 まあなのでベースはとりあえず最初の2行に書いた11人かなと思われる。

 このメンバーを実際の往復RTAでは①スラリン、ボロンゴ、マーリン、
フローラ、息子、ピピン
②ブラウン、ピエール、ビアンカ、娘、サンチョ
に振り分けた。

○どうやって振り分けた?

 復路(②)の仲間がほぼスラなし魔神サンチョであるとはいっても、通常
RTAの進行を頼りにキャラを2ルートに分けていったというわけでもない。

・昔からのイメージ

 往路の記事にも多分書いたけど、元々いつか個人的にやろうと思っていた
ものとほぼ同じ感じだったので、キャラの脳内での振り分けは何年も前から
ある程度2つに分けられていた。

 吹雪剣と回復が息子とピエールだな、ピエがいない方は前半大変だから
スラとかフローラ置いたほうがいいよな、そんな感じ。
 じゃあピエと娘は一緒になるから通常RTA寄りだな、みたいな。

 まあそのイメージで半分くらい押し切ったところもあるし、一応ある程度
の詰め直しをしたところもあり、とりあえず今回用に改めて考えたり調整
したりしたことについて何となく書き残しておく。 

・前提

 まずルール上の前提としてフローラとビアンカ、息子と娘はそれぞれ
どちらか一方ずつに分かれることになる。そうしないとルール違反になって
しまうので。

 そして自分の方針として基本的にはマイナーモンスターズのような仲間を
集めることは想定せず、なおかつミルド強を倒せる編成を目指すという前提
も先に書いておく。(多分そのくらいの編成は作れるだろうし。)

・ピエール

 わかりやすい(説明しやすい)ところから書いていくと、まずはピエール
をどちらに配置
するか、ということから始めるのがいいだろう。

 ピエールの役割を回復呪文、火山突破、前半耐久力、ミルド戦の攻撃力
置くと、ピエールがいない方の前半ではレベル上げをしやすい編成を取る
必要があり、スラリンの毒針と対処力、ボロンゴの攻撃力と耐久力で補うの
がよいと考えた。
 後半は要するに誰が吹雪の剣を装備するのか、あるいは同等の攻撃力
どうやって保証するか。まあ単純には吹雪の剣を装備できる他のキャラを
採用する方向がわかりやすい。つまり、息子やピピンを置くのが手軽である
と思われる。
 往路の記事でも触れたが、両方必要かどうかはちょっと微妙なところ。
 回復呪文は宿を増やしたりエルフを使ったりなどもできるので必須では
ないが、フローラや息子を起用することで補うことはできるだろう。

 まあピエールに対してはスラリン、ボロンゴ、息子やピピンあたりがまず
配置される必要性がある(というかバランスがいい)と考えた。
 ピエすげー。

・フローラとビアンカ

 次にフローラをどちらに配置するか、ということに焦点を当てる。

 フローラは登山の安全性のアップと、ラストで使うのであればバイキルト
として活躍することが考えられる。後ベホイミも少々。
 上のピエールの話を踏まえると、登山はレベルを多少上げた主人公、
スラリン、ボロンゴ
と、大して稼いでないかもしれない主人公とピエール
の編成に分かれそうである。
 ただスラリンはレベルが上がっても(対処には使えるが)耐久力があまり
ないので使いにくい。ボロンゴも装備があまり充実しないので意外と十分な
耐久力は発揮しにくい。羽衣がなければなおさら。
 ピエールは舐めまわしや眠り、重めの逃げミスによる不安はあるが、単純な耐久力はレベルを上げたスラリンボロンゴと大きな差はない印象)よう
に思う。
 要するにどっちにも欲しい。

 バイキルト役自体はまあおよそ必須と考えていいと思うので、ミルド戦で
ビアンカ、フローラ、娘がバイキルト役として機能するかどうかを考えると
娘とセットになるほうはあまり多くを望む必要はない。

 ではビアンカやフローラを育成するとして、重要になるステータスはHP、
MP、
後はできれば素早さがちょうどいいの3点。
 まずHPに注目すると、中のメラゾーマや強の打撃を耐えるラインを基準に
考えると、130程度(イメージ)は必要になるだろう。
 これはビアンカならレベル21フローラならレベル15が必要になる。

 ビアンカ21はHP131、MP69、素早さ72、必要経験値44000程度。
 フローラ15はHP130、MP72、素早さ63、必要経験値19000程度。

 HPを基準にした場合、HPとMPに大きな差はないが、必要経験値には
かなり差がある
。2万5千くらい。素早さはビアンカが少し高い。
 強の打撃耐える必要ある?とか、中のメラゾーマ警戒せんでもええやろ
とか言い始めるとそれは運が悪かったら普通に負け筋になるので個人的には
ケアするべき範囲の内容かなと思っている。

 となるとフローラを娘がいない方に用意したほうが多分使いやすいだろう
と思われる。こうして息子とフローラ、娘とビアンカがセットになった。

・どう組み合わせる?

 「ピエールorスラリン+ボロンゴ」、「ビアンカ+娘orフローラ+息子」
をどう組み合わせていくかと思った時に、ピエールとフローラ+息子の組み
合わせを作ると回復呪文が完全に偏ってしまうのでもう片方が大変動かし
にくそうな印象を抱く。

 なので、そこを単純に考えると「①ピエール、ビアンカ、娘」が1セット
「②スラリン、ボロンゴ、フローラ、息子」がもう1セット、という分け方
がひとまず自然な分け方に思われる。

 これをひとまず土台に①と②それぞれの不足を残った仲間で補うことを
考えていく。
 残った仲間候補はブラウン、マーリン、サンチョ、ピピンの4人。

 ①にまず足りないのは前半の壁役や道具欄が思い当たる。ブラウンなら
HPや眠り耐性、装備面でも安心。なのでブラウンは入れよう。
 ミルド戦は後1人いれば楽そうだが、無理そうならブラウンを少し意識
して育てるのでも追いつくだろう。ブラウンの育成をサボるなら石役として
サンチョを入れるくらいか。
 サンチョを入れられるなら、魔神サンチョの形になるので安定するだろう
からやりやすい。 

 ②はパッと見これだけでも大丈夫だけど、少なくとも火山の壁役はあると
嬉しい。ボロンゴも仲間にしに行くし、マーリンを狙えるタイミングは確保
しやすいからこちらに入れよう。
 ミルド戦は息子がフバーハしながら攻撃もするとなると少し大変だから
耐久力を上げるか、攻撃役を増やすかしたほうがいいかもしれない。
 多分攻撃を増やしたほうが楽ではありそう。無理なら少なくともフローラ
の素早さを少し抑えて育てたほうがいいかも。

 ピピンとサンチョは使うとしたらどっちをどっちに入れてもいいなぁと
いう感じ。
 じゃあ①に入れて魔神サンチョの形を作って、②で吹雪剣2枚体制にする
のが楽かなあ。

 まあ使い切る必要があるわけではないので全員を配置する必要はないが、
一応プランとしてはこういう配置がいいだろうということになった。

 ということで、「①ブラウン、ピエール、ビアンカ、娘、サンチョ」と
なり「②スラリン、マーリン、ボロンゴ、フローラ、息子、ピピン」と
なった。

○攻略の組み立てや気づき

 往路編復路編ともに報告記事は既に出していて、そこに個別のポイント
については大体書いてあるので、全体的なことや思い入れのあることを中心
に書いちゃおう。

・1周目の分岐点はスラか、ブラか

 この分岐点のタイミングは実際にはちょっと早いかな~とは思ってるんだ
けど、チャートの組み立てを守るにはひとまずここになっちゃうのが今回の
往復全体での一番の不満点
かも。
 最初のスラorブラを往復の2回のどちらかで引ければいいので、特に往路
では軽い気持ちでスラをスルーできるし、ブラも後回しができるので、ここ
の1/2にタイムを引っ張られ過ぎない可能性が上がるのはありがたい。

 マイナーモンスターズ的な発想を含めるならツモの下振れは後半で何とか
しちゃえばいいとも言えるので、もっとノリで進めてもいいかなとは思う。
 ボロンゴはとりあえず仲間にできるしね。
 それなら主人公ボロンゴフローラで前半攻略して、後半ちょっと贅沢して
適当に人間キャラを放り込んだら十分攻略できそうな気はする。

 まあでも今回はスラにもブラにもピエにもそんなに手間取らずに済んだの
でそういった不安は表向きには響かずに済んだ。

・メタル運と攻略

 往路にしても復路にしても、神塔やら棲み処やら火山やらでちょこちょこ
メタルが狩れて、そこまでに丁寧に入れていた狩りがちょっともったいなく
なったり、サンタに行く必要性も下がってしまい、サンタ周りの動きが結果的に足を引っ張ったところはあるかなと思う。
 まあサンタは様々な意味で下振れ回避のための場所になるので、上振れを
引いてる分にはコスト面が強くなるのは仕方ない。
 強引けてよかった~(?)。

・ブラウン、ピエール、ビアンカ、娘、サンチョ

 これははっきり言って中後サンタが全て
 通常のスラなし魔神サンチョと比べて何が不安かと言われれば、登山
まあバニア区間もちょっと装備薄いからな~くらい。
 まあこの区間の安定度が劇的に変わるほどメタルが狩れることはそう
ないだろうが、ビアンカをミルド戦で使うことまで含めてピエール・主人公
と共に育成することで攻略全体に価値のあるサンタになる…予定だった。

 復路編にも書いたけど…ちょっと違うか、ビアンカ嫁での中後サンタ
少し考えてみようかなあという気持ちにはなった。
 ボロンゴ回収や火山までの狩りは…どうなるかな?

・スラリン、マーリン、ボロンゴ、フローラ、息子、ピピン

 往路のうちにスラがあっさり来たおかげで、ツモ運に引っ張られる要素を
まず1つ手軽に潰せたのは助かった。
 メダル回収のために登下山で歩き回ることにしていたので、その点でも
フローラをこちらに揃えるのはバランスがよかったかなとは思う。
 まあメダルがそこまで必要だったかは検討の余地ありなんだけど。

 そこから副産物的にフローラとピピンが育成の相性がいい(?)ことに
気づいてしまい、よしこれで行こうとノリで決めてしまった。結果的に
コストが膨らみ過ぎた可能性を持たせたままになったのは次があれば検討
してからやりたいところ。

 別の収穫としては、マドハンド狩りの主人公星降るを採用できたのが
ちょっと面白かった。
 去年のエスタークRTA関連でのマドハンド狩りでピエールの星降る腕輪
つけるかどうかがあったのだが、つけたほうが一応やりやすかった。これを
主人公星降るで対応できればピエールの素早さ成長を阻害せずに、同等の
稼ぎ効率
が出せやしないかなあという気がした。
 (前してた時検討しなかったんだっけ?どうだっけ?と思いつつ。)
 まあこれは次にエスタークRTAを考える時が来たらまた検討してみて何か
いいものが見つかればいいなあというところ。

○後書き

 まあ改めて書くほどでもないかもしれないけど…。
 普段あまりしない組み合わせや考え事ができてなかなかに楽しめました。
 良いルール・競技でした。

 なんとなく長年イメージしてたものを具体化していくための調査が一番
楽しかった気がします。本番の(?)プレイは詰め切ってない感が強めで
というか実際その通りで、特にツモ運のブレ幅への対応はほとんど考えて
なかったのでドキドキでした、まあそれも良きかなというところですが。

 ある程度詰めるまでしたい気持ちもあるが、今回はここまで。お読み
いただきありがとうございました。

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